8月18日ウェード、バーニーが一回戦敗退
シドニーダーツマスターズ第1日
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リース・マシューソンが木曜、ザ・スターで開催されたLadbrokesシドニーダーツマスターズでジェームス・ウェードを6-5で破りセンセーションを巻き起こした。現シドニーマスターズチャンピオンのフィル・テーラーは妖精のごとくデビューしたコーリー・カドビーの風雲を吹き飛ばした。
メルボルンをベースとする28歳のマシューソンはPDCワールドシリーズオブダーツイベントの前にはテレビデビューした経験がなく、世界No.6が5-2とリードしていた時には必ず敗退するものと思われた。
しかしマシューソンはこの左利きがマッチとなるダーツを外すと続いて3レッグをもぎ取りイーブンとし、最終レッグにもつれ込み、このゲーム5つ目となる180得点からダブルトップを決め衝撃的な勝利を収めた。
「ただ信じられない。」とマシューソン。彼は土曜のザ・スターでの準々決勝へ進出した。「ステージではいい感じで神経質にはならなかった。しかし普通ならジェームスに対しダブルをミスすれば他のチャンスはもうない筈だ。」
「5-2となった時には僕はもうだめだと思ったけど、幸運にも彼がチャンスをくれたのでそれを仕留めた。驚くばかりだ。」
オーストラリアの新しいスター、21歳のカドビーは今年DPAオーストラリア国内の試合で7勝をあげ、3度のシドニーダーツマスターズ優勝を誇るフィル・テーラーとの対戦でもマシューソンの業績に続こうとした。
テーラーは先週土曜に56歳になったが、オープニングの2レッグを取り早々とリードすると、これを糧に第6レッグでカドビーがイーブンに持ち込もうとするのを阻止。
「手堅い試合だった。」とテーラー。「僕もいくつかダブルをミスしたけど僕はちょっと疲れていた。今は準々決勝の準備をしようと思っている。コーリーは若くていいプレーヤーだし、今後どう伸びるかは彼次第だ。」
テーラーは次に世界チャンピオンのギャリー・アンダーソンとの対戦となる。ギャリーはパースを地盤とするデービッド・プラットに6-3で勝利していた。マシューソンは準々決勝でピーター・ライトと当たる。この世界No.5は一回戦でサイモン・ウィットロックに6-2で勝利、序盤から5レッグを連取し危うげのない試合だった。
一回戦での目立ったパーフォーマンスとしては世界No.1のマイケル・バンガーウェンがニュージーランド出身のコーディ・ハリスにアベレージ107.89での6-2で勝利していた。
バンガーウェンはオープニングの2レッグで3つの180得点など爆発的なスタートを見せ、キーウィのエースが3-2と取り戻したものの、このオランダ人を止めることができなかった。彼は準々決勝でオーストラリアのエース、カイル・アンダーソンとぶつかる。
K.アンダーソンはレイモンド・バーナベルトを素晴らしいダーツで6-1で下し、ザ・スターに詰め掛けた観客を大いに喜ばせた。これはこの28歳が2年前に同じオランダ人をシドニーで倒した歴史の再現となった。
バーナベルトはオープニングレッグに180得点からレッグを取り、明るい兆しを見せたがアンダーソンは続く6レッグを難なく連取、ほぼ100に近いアベレージという素晴らしいパーフォーマンスで勝利した。
エイドリアン・ルイスはニュージーランドNo.2のロブ・スザボを6-3で下し準々決勝でデーブ・チズナルとの対戦となった。チズナルは1レッグダウンから6レッグを連取しオーストラリアの若手ハーリー・ケンプを吹き飛ばしていた。
Ladbrokesシドニーダーツマスターズは金曜日にザ・スターで準々決勝が行われ土曜に準決勝、決勝が行われて決着する。
2016Ladbrokesシドニーダーツマスターズ
8月18日(木)
<一回戦結果>
ジェームス・ウェード(3) 5-6 リース・マシューソン
デーブ・チズナル(6) 6-1 ハーリー・ケンプ
エイドリアン・ルイス(4) 6-3 ロブ・スザボ
フィル・テーラー(5) 6-3 コーリー・カドビー
ギャリー・アンダーソン(1) 6-3 デービッド・プラット
ピーター・ライト(8) 6-2 サイモン・ウィットロック
マイケル・バンガーウェン(2) 6-2 コーディ・ハリス
レイモンド・バーナベルト(7) 1-6 カイル・アンダーソン
8月19日(金)
<準々決勝組合せ>
エイドリアン・ルイス vs デーブ・チズナル
リース・マシューソン vs ピーター・ライト
ギャリー・アンダーソン vs フィル・テーラー
マイケル・バンガーウェン vs カイル・アンダーソン