豪州で24連勝中のテーラー、一回戦敗退
TABtouchパースダーツマスターズ第1日
http://www.pdc.tv/news/articl…
TABtouchパースダーツマスターズ
8月25日(木)
<一回戦結果>
ジェームス・ウェード 6-0 ロブ・スザボ
デーブ・チズナル 6-1 コーハ・コーキリ
ピーター・ライト 6-4 アダム・ロー
エイドリアン・ルイス 6-3 デービッド・プラット
フィル・テーラー 2-6 コーリー・カドビー
ギャリー・アンダーソン 6-3 キム・ルイス
マイケル・バンガーウェン 6-4 カイル・アンダーソン
レイモンド・バーナベルト 6-2 サイモン・ウィットロック
ベストオブ11レッグ
8月26日(金)
<準々決勝組合せ>
エイドリアン・ルイス vs レイモンド・バーナベルト
マイケル・バンガーウェン vs ジェームス・ウェード
ギャリー・アンダーソン vs デーブ・チズナル
コーリー・カドビー vs ピーター・ライト
ベストオブ19レッグ
8月27日(土)
<準決勝組合せ>
アンダーソン/チズナル vs ルイス/バーナベルト
バンガーウェン/ウェード vs カドビー/ライト
ベストオブ21レッグ
コーリー・カドビーが木曜のザ・PCECで行われたTABtouchパースダーツマスターズ一回戦で素晴らしいダーツを見せフィル・テーラーに6-2で勝利、彼のオーストラリアでの信じられない連勝記録をストップした。
この21歳は今年DPAオーストラリアングランプリサーキットでセンセーションを巻き起こしており、タスマニアからメルボルンへ移住してから7つのトーナメントに優勝してきた。
この若手は先週シドニーダーツマスターズでテーラーに負けたのがテレビデビューだった。この時はこの16度の世界チャンピオンがオーストラリアでのワールドシリーズ6回連続優勝を果していた。
しかし、テーラーの3つ目のパースダーツマスターズタイトル防衛の目論見はカドビーの素晴らしいダーツに阻まれた。彼は4つの180得点と103.58アベレージを出していた。
序盤でカドビーは100、110をチェックアウトし1-0から2-1となった。テーラーは2レッグ目、4レッグ目でイーブンに戻したが第5レッグでは相手が72を上がり再びリードした。
続いて第6レッグで両者180得点から素晴らしい122チェックアウトを見せ、相手先攻をブレークすると続く2レッグでも180得点とテーラーのダブルミスからレッグを奪取した。彼は一時112アベレージもあり記念すべき勝利を収めた。
「何と言ったらいいかわからない、驚くべき瞬間だ。」とカドビー。「まだ混乱している。栄誉な瞬間で僕のダーツ歴で一番素晴らしい時だ。」
「先週初めてのライブ放映のゲームだったしいい試合が出来たので自信がついた。どこが悪いかも判った。今週そこを修正し成果があった。リベンジ試合だった。ほんと素晴らしい。」
「フィルに勝つためにはどう投げたらいいか判った。彼は今までで一番偉大なプレーヤーで、誰かがオーストラリアでの彼の記録をストップさせることが出来て嬉しい。」
カドビーは金曜の準々決勝でピーター・ライトと当たるが、この世界No.5は調子の悪さとダーツの変更を乗り越え、パース在住のトラック運転手、アダム・ローを6-4で下した。
ローは2年連続で予選を勝ち抜いてきており、序盤で2-1とリード、第8レッグでは素晴らしい156チェックアウトで再びイーブンに戻していた。しかしライトは第9レッグで要の相手先攻をブレークし、厳しい戦いを征した。
「全然良くなかったが一回戦を抜けることができ嬉しい。」とライト。「あと追加で1%か2%の改善が望みだ。このプレッシャーの中で新しいセットを使うのも一番いいタイミングだ。」
「ゲームに負けたのであれば僕の責任だった。でもチャンスをものにすることが出来た。前半まで使っていたダーツはちょっとアップダウンしていた。」
ホームタウンのヒーロー、カイル・アンダーソンはダブルミスを世界No.1のマイケル・バンガーウェンに付け込まれた。バンガーウェンは危ないところをこのパースのスターに6-4で勝利した。
アンダーソンは序盤2-1とリード、しかし続く3レッグでダブルをミスし、逆にバンガーウェンが4-2とリードした。続く第7レッグもバンガーウェンは74を上がり勝利まで後一歩とし、後半にライバルからの反撃を受けたものの勝利に十分余裕があった。
2014年のパースダーツマスターズの準優勝者、バンガーウェンは金曜の準々決勝で昨年の準優勝者、ジェームス・ウェードと対戦する。この左利きは風邪ひきにも関わらずロブ・スザボを6-0のホワイトウォッシュとした。
ウェードは日曜にパースへ着くや否や風邪で床に伏せっていたが、アベレージ96、ダブル率50%と強いところを見せていた。
世界チャンピオンのギャリー・アンダーソンは2年連続パースでキム・ルイスに勝利した。アンダーソンは最後の2レッグを11ダーツで締めこの予選通過者に6-3で勝利した。
アンダーソンは次にデーブ・チズナルと対戦する。チズナルは4つの180得点、ダブル率50%、1レッグを落としたのみでニュージーランド生まれのコーハ・コーキリを下した。コーキリは前半に5レッグを失いなす術がなかった。
エイドリアン・ルスはパース在住、熟練でDPAのNo.1、デービッド・プラットの挑戦を6-3で退けた。プラットはオープニングの2レッグで5本のダブルをミスし、常に2度の世界チャンピオンを追いかけるプレーとなった。
ルイスは次にレイモンド・バーナベルトと対戦、これは昨年のオークランドダーツマスターズ決勝の再現となる。バーナベルトはシドニーでの一回戦敗退から立ち直り、4つの180得点、12回のダブルトライで6回決めるなどでサイモン・ウィットロックに6-2で勝利していた。
オーストラリアのエース、ウィットロックは序盤で1-0、2-1とリードしたが、続く2レッグでダブルミス、5度の世界チャンピオンは5レッグを連取し勝利、攻撃を終えた。
TABtouchパースダーツマスターズは金曜もザ・PCECで準々決勝を行い、土曜に準決勝、決勝を向かえて決着する。