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一流プロもダブルスタートに四苦八苦

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2016.10.03 Mon.

ワールドグランプリ 第1日

世界一フレンドリーな街、ダブリン

http://www.pdc.tv/news/articl…

ギャリー・アンダーソンが今年のダブリンでのダブルスタートイベントで素晴らしい始動を見せ、Unibetワールドグランプリ優勝を視野に入れた。現チャンピオンのロバート・ソーントン、2度の元チャンピオンのジェームス・ウェードは共にシティウェストホテルで崩壊してしまった。

世界チャンピオンのアンダーソンはベストのコンディションでアベレージがほぼ97という素晴らしいダーツを見せ、1レッグを落としただけでジャーミー・ケイブンをストレートで退けた。

このスコットランド人は11本のダブルトライで7本を決め、また112フィニッシュ、124フィニッシュと素晴らしいフィニッシュでベスト16へ進出した。火曜の二回戦ではカイル・アンダーソンと対戦する。

「このイベントに勝てることは素晴らしい。特にダブルが複数うまく行った。でも出場選手は皆素晴らしい選手なので一試合ずつ頑張らねばならない。」とアンダーソン。

「カイルには脱帽だ。彼はオーストラリアに家族を残して英国でダーツのために頑張っている。これは肩の上にある頭で何を考えているかが判る。」

「彼は生活を成り立たせ、ダーツで名を馳せたいだろう。だから自然と試合もタフなものになるけど僕は期待している。」

「僕はここ2~3週間は余りダーツを投げなかったけど、今の飛びには満足だ。」

オーストラリアの投げ手、アンダーソンは初出場のワールドグランプリでクリスト・レイズとの接戦を2-1で勝利、最終レッグでは残り171を40残りのナイスアレンジを見せた。

このオープニングの夜は2015年のワールドグランプリチャンピオン、ロバート・ソーントンには不幸なものとなり、対戦相手の元レイクサイドチャンピオン、ステファン・バンティングは1セットダウンからの反撃で勝利した。

バンティングは次に火曜の二回戦でベルギーのキム・ハイブレクトと対戦する。彼もイアン・ホワイトに1セットダウンからの反撃で勝利した。ハイブレクトは初めてのPDCメジャータイトルを目指して奮闘している。

「このトーナメントに出場してみたら、とても難しい試合だ。」とバンティング。2年前のベスト4だ。「ロバートは最近、彼のベストな状況ではないけど、ここでは凄い頑張りを見せた。だから彼に勝ったことは大きい。」

「ここ2,3ヶ月僕の調子は戻りつつあり、得点力も戻りダブルも入る。だから次のゲームも楽しみだ。どんどん調子を上げてきたけどこの流れを維持したい。それがその日の勝利につながるといいけど。」

2度のワールドグランプリチャンピオン、ウェードも2007年決勝の再現となるテリー・ジェンキンスとの試合でフルセットの末、一回戦敗退となった。

「僕は最近いいダーツをしてるのに勝ててなかったのでこの勝利はうれしい。」とジェンキンス。「ジェームスを倒すことはとても難しい。特にダブルインではね。でも僕はプレッシャーをかけ続け、それが功を奏した。」

「たぶんこれがターニングポイントで出来ればこれを続けたい。ボードを前にすれば調子が出るけど、次はタフな試合になるのも知っている。」

ジェンキンスの二回戦は新進気鋭のオランダ人、ベニト・バン・デ・パスであり、彼はガーウィン・プライスとの一回戦で2レッグを落としただけのストレートセットで勝利した。

2010年の準優勝者、エイドリアン・ルイスはイェル・クラーセンに2-1で勝利、二回戦で同じく元ワールドグランプリ準優勝経験のレイモンド・バーナベルトと対戦する。

「二人とも素晴らしい試合でいい結果を得られた。イェルがいいプレーをするので僕もいいプレーが出た。」とルイス。「僕のダブルスタート物凄かった。僕のダーツはよく走っていた。これ以上望めない。」

バーナベルトは164チェックアウト、130チェックアウトだので2012年の準優勝者、マービン・キングをストレートセットで下した。

「ダブルスタートは特別なハンディキャップでとてもタフだけど再びアイルランドで勝てて嬉しい。2,3年なかったからね。」と彼はいう。「エイドリアンと試合できるのを期待している。誰でも勝てそうだし、いいプレーができるよう頑張る。」

「ここ2,3週間はいいフィニッシュができている。もしエイドリアンにプレッシャーをかけ続けられたら、たぶん行けるだろう。まだ十分じゃないけど徐々に自信が戻ってきている。」

一回戦は月曜夜に完了しスカイスポーツでライブ放映される。この夜には世界No.1のマイケル・バンガーウェン対スティーブ・ビートンとの一戦、11度のチャンピオン、フィル・テーラー対ダブリン初出場のスティーブ・ウェストの対戦を含む8試合が予定されている。

アイルランドのミック・マクゴーワンは一方の初出場、ジェームス・ウィルソンと、世界No.5のピーター・ライトは北アイルランドのブレンダン・ドランと、第8シードのマイケル・スミスはアラン・ノリスと対戦する。

このイベントの他の北アイルランド出場者、ダリル・ガーニーはオーストリアのメンサー・スルホビックと、2013年の準優勝者、デーブ・チズナルはロビー・グリーンと、ジョー・カレンは土曜のプレーヤーズチャンピオンシップ優勝者、サイモン・ウィットロックと対戦する。

2016Unibetワールドグランプリ (カッコ内はランキング)
10月2日(日)
<一回戦結果>
カイル・アンダーソン(30) 2-1 クリスト・レイズ(37)
イアン・ホワイト(11)    1-2  キム・ハイブレクト(13)
ジェームス・ウェード(6)  1-2 テリー・ジェンキンス(16)
ガーウィン・プライス(22)  0-2 ベニト・バン・デ・パス(17)
エイドリアン・ルイス(3)   2-1 イェル・クラーセン(10)
ロバート・ソーントン(7)   1-2 ステファン・バンティング(15)
ギャリー・アンダーソン(2) 2-0 ジャーミー・ケイブン(26)
マービン・キング(19)    0-2 レイモンド・バーナベルト(12)

10月3日(月)
<一回戦組合せ>
デーブ・チズナル(9)     vs ロビー・グリーン(48)
ミック・マクゴーワン(96)  vs ジェームス・ウィルソン(50)
メンサー・スルホビック(14) vs ダリル・ガーニー(28)
マイケル・スミス(8)      vs アラン・ノリス(27)
ジョー・カレン(33)       vs サイモン・ウィットロック(20)
フィル・テーラー(4)      vs スティーブ・ウェスト(61)
マイケル・バンガーウェン(1) vs スティーブ・ビートン(25)
ピーター・ライト(5)       vs ブレンダン・ドラン(21)

10月4日(火)
<二回戦組合せ>
テリー・ジェンキンス     vs  ベニト・バン・デ・パス
ステファン・バンティング   vs  キム・ハイブレクト
ギャリー・アンダーソン   vs  カイル・アンダーソン
エイドリアン・ルイス     vs  レイモンド・バーナベルト

フォーマット
一回戦=ベストオブ3セット
二回戦=ベストオブ5セット
準々決勝=ベストオブ5セット
準決勝=ベストオブ7セット
決勝=ベストオブ9セット
一セット=ベストオブ5レッグ
ビギンダブル、エンドダブル

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