MVG、今トーナメント最高のアベレージ103.06
ワールドグランプリ 準々決勝
http://www.pdc.tv/news/articl…
2016Unibetワールドグランプリ
10月6日(木)
<準々決勝結果>
デーブ・チズナル 3-1 ダリル・ガーニー
ベニト・バン・デ・パス 0-3 レイモンド・バーナベルト
マイケル・バンガーウェン 3-1 サイモン・ウィットロック
ギャリー・アンダーソン 3-1 キム・ハイブレクト
10月7日(金)
<準決勝組合せ>
マイケル・バンガーウェン vs デーブ・チズナル
ギャリー・アンダーソン vs レイモンド・バーナベルト
フォーマット
準々決勝=ベストオブ5セット
準決勝=ベストオブ7セット
決勝=ベストオブ9セット
一セット=ベストオブ5レッグ
ビギンダブル、エンドダブル
マイケル・バンガーウェンが衝撃的なパーフォーマンスでUnibetワールドグランプリでのライバルに立ちはだかっており、ダブリンでの準決勝でデーブ・チズナルと対戦することになった。ギャリー・アンダーソン、レイモンド・バーナベルトもベスト4へ進出した。
世界No.1のバンガーウェンはシティウェストホテルでは過去4年間で2度チャンピオンに輝いており、このダブルスタートのフォーマットでアベレージ103を記録、準々決勝でサイモン・ウィットロックに3-1で勝利し100,000ポンドのタイトルに向け攻勢を続けた。
ウィットロックはオープニングの2セットを分け合う頑張りを見せ、第3セットも100、130を連続で上がり最終レッグへもつれ込んだが、バンガーウェンは決定的な場面で16ダブルを決めセットカウントを2-1とし、更に第4セットをものにして勝利した。
バンガーウェンは金曜日の準決勝で2013年の準優勝者、チズナルと対戦する。3年前はこのイングランド人はシティウェストホテルで世界No.1のタイトル防衛を阻止しており、このオランダ人は慢心からくる油断をしないようにしている。
「サイモンあ凄くいいプレーをしてたので観客にとって素晴らしい試合だったと思う。また皆テレビも見てただろう。」とバンガーウェン、アベレージ103は今年のこのトーナメントで今のところトップだ。
「彼は驚くプレーをし、第2セットでは全然ミスをしてなかった。でも僕も今晩はいいゲームが出来た。」
「今日のようなプレーをしていたら、僕は誰にも負けない。でもこれは今日のことで、明日は全く違った試合だ。」
「デーブにはここのところ負けていないけど楽観はできない。彼は以前このトーナメントで僕を負かしてるけど、僕の恐れるのは僕自身だ。いいプレーをしているので僕が恐れるより、相手はもっと恐れているはずだ。」
チズナルは北アイルランドのダリル・ガーニーを3-1で下し、彼にとって初めてのメジャータイトル獲得に向け前進し続けた。
チズナルの過去4回あるテレビ放映での決勝の一つがダブリン、シティウェストホテルでの2013年ワールドグランプリで、彼はこの400,000ポンドのイベントのベスト4まで到達、順調に生き残っている。
第1セットの最終レッグを取り、第2セットは特段の反撃もなく勝利したが、第3セットはガーニーが奪還、第4セットはこの世界No.10は復活し勝利した。
「感触は上々で結果にとても満足している。」とチズナル。「ダリルもいいプレーだったけどダブルをいくつかミスしていた。僕がそれを拾った。」
「今週全般に僕のダーツは凄くしっかりしてるけど、まだ修正点があると思ってる。」
「前にも言ったけど、土曜もここに生き残ってるのが目標で今日も生き残った。準決勝はとてもタフだろうけどいいショットをするつもりだ。」
世界チャンピオンのギャリー・アンダーソンは1セットダウンからの反撃でこのダブルスタート方式で二度目の準決勝進出となった。彼はベルギーのエース、キム・ハイブレクトを3-1で打ち負かした。
フィニッシュのダブルを一本も打たず第1セットを失った後、第2セットをアンダーソンは141チェックアウト、124チェックアウトなどで勝利、続く8レッグのうち6レッグを奪って次のバーナベルトの待つ試合へと進んだ。
「僕は凄くいいダーツの日と思ったけど実際今晩はそうならなかった。でも仕事はした。」とアンダーソン。
「僕の得点力はどこかへ行っちゃったし、20ダブルのスタートが出来なかった。代わりにフィニッシュがいくつか良かった。」
「今晩の僕はゴミだったけど明日はまた違う日だ。僕はずっといいプレーをしてきたので少し後退し不調になるのも道理だ。レイモンドは調子いいし、ここ2,3試合は素晴らしいゲームをしていた。古いバーニーの復調だ。」
5度の世界チャンピオン、レイモンド・バーナベルトはオランダ人同士の対戦となり、1レッグを落としたのみの素晴らしいストレートセットで若手ベニト・バン・デ・パスに勝利した。
バーナベルトは特段の抵抗もなく2セットを奪い、第3セットは23歳が147チェックアウトで始まった。しかし2度のダブリンでの準優勝者は続く3レッグを142チェックアウトなどで奪い、ベスト4へ進出した。
「ベニトとの試合となるとオランダから凄いプレッシャーが飛んでくる。だから僕は前の2試合より神経質になってたけど、通過できて嬉しい。」とバーナベルト。
「彼は147チェックアウトなど素晴らしいショットをしていたけど、彼がダブルフィニッシュを待つだけの時の僕の142チェックアウトも驚くばかりだ。結果的にはあれが勝因となった。」
「僕は彼をとても大切にしている。とてもいい奴だ。彼はすばらしく一生懸命研究している。でも僕にとっては彼をも背負って準決勝へ戻るので沢山の意味合いがある。」
「誰でもランキングトーナメントでいい結果が欲しいし、僕も世界ランキング4~6位に戻りたい。でも僕は一度に一試合しかできない。感触もいいし、感触がいいなら何でも達成できると思う。」
この400,000ポンドのトーナメントは土曜8:30pmの決勝で完結するがその前哨戦でトム・カービーメモリアルマッチプレーの決勝がミック・マクゴーワンとラデック・スザガンスキーで戦われる。