ピーター・ライトが復調、アベレージ１１３．７７
ジャーマンダーツチャンピオンシップ第２日
http://www.pdc.tv/news/articl…
２０１６HappyBetジャーマンダーツチャンピオンシップ
（カッコ内は賞金ランキング）
１０月１５日（土）
＜二回戦結果＞
デービッド・パレット（４９） ６－５ ガーウィン・プライス（２１）
ダリル・ガーニー（２６） ６－２ ロン・ミューレンカンプ（８７）
アラン・ノリス（２８） ６－１ スコット・テーラー（１５９）
ジャスティン・パイプ（２７） ６－１ サイモン・ウィットロック（１９）
スティーブ・ウェスト（５０） ６－２ ステファン・バンティング（１７）
テリー・ジェンキンス（１６） ６－５ アンディ・スミス（６０）
クリスト・レイズ（３４） ６－２ ベニト・バン・デ・パス（１５）
イアン・ホワイト（１４） ６－５ ケビン・ペインター（４３）
デーブ・チズナル（８） ６－０ ピーター・ハドソン（１００）
マーク・ウェブスター（２３） ６－３ マイケル・スミス（９）
ジョー・カレン（３２） ６－１ ロバート・アレンシュタイン（１６８）
メンサー・スルホビック（１２） ６－１ ダレン・ジョンソン（７１）
イェル・クラーセン（１０） ６－４ ジョン・ロドリゲス（４１）
ピーター・ライト（５） ６－１ エディ・ドーソン（－）
マイケル・バンガーウェン（１） ６－４ ロビー・グリーン（４７）
キム・ハイブレクト（１３） ６－４ テッド・エベット（１１７）
全試合ベストオブ１１レッグ
１０月１６日（日）
＜三回戦組合せ＞
デーブ・チズナル ｖｓ ジャスティン・パイプ
マーク・ウェブスター ｖｓ テリー・ジェンキンス
クリスト・レイズ ｖｓ イェル・クラーセン
ピーター・ライト ｖｓ ジョー・カレン
イアン・ホワイト ｖｓ アラン・ノリス
キム・ハイブレクト ｖｓ スティーブ・ウェスト
メンサー・スルホビック ｖｓ デービッド・パレット
マイケル・バンガーウェン ｖｓ ダリル・ガーニー
＜準々決勝＞
＜準決勝＞
＜決勝＞
マイケル・バンガーウェンが土曜、ヒルデスハイムでのジャーマンダーツチャンピオンシップ二回戦でロビー・グリーンの反撃をかわし６－４で勝利、今年７個目のヨーロピアンツアーイベント優勝に向けて戦いを開始した。
グリーンは１１ダーツと素晴らしいスタートを見せたがバンガーウェンは１２ダーツやインブルフィニッシュの１３２チェックアウトなどで５レッグを連取し５－１と勝利まであと一歩とした。
しかしグリーンは続く２レッグでこのオランダ人のダブルミスに２レッグを取り、更に１４ダーツで５－４と迫った。バンガーウェンも１４ダーツで最終レッグを取りダリル・ガーニーとの三回戦へ進出した。
「全然いいプレーができなかった。でも勝てて良かった。それが一番大事だ。」とバンガーウェン。「流れは本当にいいプレーができるので、このイベントを絶対勝ちたい。それが僕の唯一の目標だ。」
「僕には凄い掛け金が掛かってると思うけど、まだプレーは残ってるしそれが一番難しいことだ。」
ガーニーは素晴らしいフィニッシュを続け、ロン・ミューレンカンプを６－２で退けた。彼は９本のダブルトライで６本を決め、素晴らしい９９．５５というアベレージとなった。
ガーニーは５－０と一気にリードし、ミューレンカンプは１２１フィニッシュから２レッグを連取、生き残りの希望をつないだが、この北アイルランドのエースは９７をフィニッシュ１４ダーツで勝利を確定した。
この日一番のパーフォーマンスを見せたのはピーター・ライトだった。彼は衝撃的な１１３．７７のアベレージでエディ・ドーソンに６－１で勝利した。
ライトは元ヒルデスハイムの準優勝経験者だが、高得点から２つの１１ダーツを出し、一方左利きのドーソンは９８チェックアウトでの１２ダーツだけが唯一の反撃だった。
ライトは次にジョー・カレンと対戦する。このイングランド人は地元期待のロバート・アレンシュタインを順当に６－１で下した。アレンシュタインは一回戦でスティーブ・ハインに勝利し、ハレ３９に集まった観客を大いに喜ばせていたが、２４時間前の状況を繰り返すことが出来なかった。
アレンシュタインはオープニングレッグを取ったものの、カレンはダブルの照準が合いだし、続く６レッグを連取、うち５レッグは１５ダーツ以下というものだった。
メンサー・スルホビックは２０１６年２度目のヨーロピアンツアーイベント優勝を目指して戦いを開始、アベレージ１０６でダレン・ジョンソンを６－１で下した。彼は日曜午後の三回戦でデービッド・パレットと対戦する。
スルホビックはパワーを見せ４－０とリード、ジョンソンは１６０チェックアウトで応答したが、このオーストリア人は第５レッグを取った後、２つ目の１１６フィニッシュで勝利した。
パレットは今年初めてヨーロピアンツアーで三回戦進出を果した。彼は土曜のオープニング試合でガーウィン・プライスと接戦の上６－５で勝利、最終レッグではプライスのダブルミスをものにした。
デーブ・チズナルは２０１３年のヒルデスハイムでの優勝者だが、彼も１００超えのアベレージ１０２．４７でピーター・ハドソンを素晴らしい６－０のホワイトウォッシュとした。ハドソンのダブルトライは１本あったがこの世界No.８が残り１２６を上がってしまった。
チズナルは次にジャスティン・パイプと対戦する。パイプはまだUnibetヨーロピアンチャンピオンシップの出場資格を争っており、元ヨーロピアンツアー優勝経験のサイモン・ウィットロックを６－１で下した。
ウィットロックは試合中９本のダブルミスをとがめられ、パイプは６０、９６、７０、７８、６９と上がって違いを見せた。
スティーブ・ウェストもヨーロピアンチャンピオンシップ出場資格を争っており、ステファン・バンティングに６－２で勝利。
バンティングは序盤に２－１とリードしたが、一回戦で兄のトニー・ウェストをホワイトウォッシュしたスティーブは最近の好調さを反映してそこから５レッグを連取、あっさり勝利し三回戦へ進出した。
ウェストは次にキム・ハイブレクトと対戦する。このベルギー人は若手テッド・エベットの強烈な挑戦を跳ねのけていた。彼はオープニングからの６レッグを分け合ったが、より経験豊富な相手が２つの１３ダーツから６－４とし勝利を決めた。
マーク・ウェブスターは一回戦のマービン・キングを倒した好調さを維持し、元ヨーロピアンツアーチャンピオンのマイケル・スミスに６－３で勝利した。
ウェブスターは序盤で相手先攻をブレーク、２－０とすると２つの１３ダーツで４－２と進んだ。スミスも１１ダーツ、１３ダーツで反撃したものの、後半のダブルミスで左利きの相手は６８、７２と上がり勝利を決めた。
ウェブスターは次にテリー・ジェンキンスと対戦する。彼は素晴らしい反撃で、一番仲の良いアンディ・スミスを６－５で下した。
ジェンキンスはいくつかいいダーツで４－２とリード、スミスも３レッグを取り試合は５－４となった。
しかしジェンキンスは１３ダーツで取られ試合は最終レッグに。ここで彼は１８０得点から２０ダブルを決め１４ダーツで勝利した。
イアン・ホワイトはケビン・ペインターとの激戦を征しアラン・ノリスとの三回戦へ進出した。ペインターは０－３ダウンから反撃、３－３としたが再び５－３に。しかしこのストークのエースがマッチとなるダブルを２レッグで連続ミスするうちに５－５とした。
ホワイトは次にアラン･ノリスと対戦する。ノリスはスコット・テーラーに１レッグを落としたのみの６－１で勝利した。
イェル・クラーセンはオーストリアの若手ジョン・ロドリゲスを６－４で下し、三回戦でクリスト・レイズと対戦する。クラーセンは途中９６を２０シングル＋１９ダブルｘ２本の上がり、１３ダーツなど変わった色彩を見せた。
スペインのレイズは第７シードのベニト・バン・デ・パスのダブルミスをつき、６－２で下した。
レイズは１レッグダウンから反撃４－１とし、このオランダ人も第６レッグを取り返すものの、レイズは１７１得点からこのレッグを取り、さらに最後を１３ダーツで締めた。
１１５，０００ポンドのHappyBetジャーマンダーツチャンピオンシップ三回戦は日曜午後に開催、夕刻セッションで準々決勝、準決勝、決勝が行われ完結する。
このトーナメントは今年最後のヨーロピアンツアーイベントで、ヨーロピアンツアー賞金ランキングでトップ３２名が１０月２８日～３０日にベルギーのハーゼルトで行われるUnibetヨーロピアンチャンピオンシップに出場できる。
