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<メジャー>ヨーロピアンチャンピオンシップ二回戦

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2016.10.30 Sun.

一流選手の凄いダーツ、上位選手の激戦が続く

http://www.pdc.tv/news/articl…

Unibet ヨーロピアンチャンピオンシップ
10月29日(土)
<二回戦結果>
カイル・アンダーソン     10-4 ジェームス・リチャードソン
メンサー・スルホビック    10-9 イアン・ホワイト
ピーター・ライト        10-7 クリスト・レイズ
ジェームス・ウィルソン    10-9 マービン・キング

イェル・クラーセン      10-4 ステファン・バンティング
フィル・テーラー       10-3 ジョー・カレン
ジェームス・ウェード     10-3 マックス・ホップ
マイケル・バンガーウェン  10-2 ガーウィン・プライス

ベストオブ19レッグ

10月30日(日)
<準々決勝組合せ>
ジェームス・ウィルソン   vs ジェームス・ウェード
マイケル・バンガーウェン vs イェル・クラーセン
メンサー・スルホビック   vs フィル・テーラー
カイル・アンダーソン    vs ピーター・ライト

ベストオブ19レッグ

<準決勝組合せ>
バンガーウェン/クラーセン vs ウィルソン/ウェード
スルホビック/テーラー    vs アンダーソン/ライト

ベストオブ21レッグ

<決勝>
ベストオブ21レッグ

マイケル・バンガーウェンとピーター・ライトが共に9ダーツに後一歩12ダブルを外した。Unibetヨーロピアンチャンピオンシップでの激戦の二回戦だった。

現チャンピオンのバンガーウェンは引き続きこのトーナメントの3連勝を目指して進撃している。彼は9個の180得点とアベレージ105.50でガーウィン・プライスを強烈な10-2のスコアで下し、エシアスアリーナでの三回戦へ進んだ。

しかしバンガーウェンはこのウェールズ人との爆発的な戦いの中、もう少しのところで9ダーツを逃した。プライスは1レッグ目を取った後は相手を追いかけるだけで精一杯だった。

このオランダ人は第2レッグで2つの180得点を続けさらに20x3、19x3と命中し9ダーツにリーチしたが12ダブルをミス、10ダーツに終わった。

彼はまた2つの180得点から12ダーツでリードを拡げ、続く2レッグでも180得点や144チェックアウトで4-1とリードした。第6レッグでもプライスのダブルミスを攻め5-1とリードを伸ばした。

続くレッグでプライスは180得点と76フィニッシュで1つ返したが、バンガーウェンは再び2つの180得点から12ダーツで取り、残り4レッグは嵐の如く勝ち去り、イェル・クラーセンとの準々決勝へ進んだ。

「僕は特に最初の10レッグで凄いダーツができた。」とバンガーウェン「勝つとはこんなものさ。今日は勝つゲームが100%発揮できた。気分は上々だ。」

「明日は1日に3試合あって長い一日だけど、優勝に向けて準備は万端、イェルとの準々決勝に照準を合わせている。彼との対戦記録は抜群だけど彼もうまいからね。」

クラーセンも100超えのアベレージで3年連続の準々決勝進出となった。彼はステファン・バンティングを10-4で下した。9個の180得点など高得点力の中、いくつかドジなダブル狙いがあったが克服した。

このオランダ人は24時間前の一回戦で見せたように、二回戦でもオープニング3レッグを13ダーツ、117チェックアウト、ダブル16と嵐のように勝ち抜けた。

続く3レッグでクラーセンはダブルミスを連続、バンティングは68、84、16ダブルと上がりイーブンに戻した。クラーセンは結局この3レッグで17個連続でダブルをミスした。しかし第7、第8レッグを取り5-3とリードした。

第11レッグでは両者180得点からバンティングが11ダーツでとったが、反撃もここまで、クラーセンが11ダーツ、125チェックアウトなど4レッグを連取して勝利に駆け込んだ。

「僕の得点力は良かったけどグダったダーツも多かった。」とクラーセンは認める。「全体にスコアは凄く良かった。終盤2~3レッグは勝ちに向っていいダーツだった。」

「もう少しダブルの練習が必要だ。もっと変らなければいけない。もう少し安定が必要だ。今日の戦略には満足しており、勝つためにいいゲームができた。でもこれは今日だけのことだ。」

「十分自信はあり、準々決勝も期待している。ダブルが入りさえすれば誰にでも勝てると思う。」

世界No.5のライトは昨年ベスト4だったが、彼も9ダーツの最後の12ダブルをミスした。彼の9ダーツはテレビ放映では初のことになる筈だった。彼はクリスト・レイズを10-7で下した。

両者は序盤1レッグずつ分け第3レッグでライトは2連続の180得点から20x3、19x3と続いたが12ダブルをミス、9ダーツを逃した。

ライトはまたダブルを3本外しレイズは180得点からこのレッグを奪い2-1とリードしてしまった。このスペイン人はさらに3-2リードとしたが、相手がここから4レッグを連取してライトが逆に6-4とリードした。

第11レッグはライトが76フィニッシュで差を3レッグとしたがレイズも119をチェックアウトし引き続き8-6の2レッグ差に保ったがここまで、差はこれ以上縮まらずスコットランド人が10-7で勝利した。

「ダブルは良かった、いずれにしろ勝てて良かった。」とライト。彼は日曜にカイル・アンダーソンと対戦する。

「僕はダーツを取っ替え引っ換えしたがレッドドラゴンは最終的に僕の欲しいダーツを見つけてくれた。僕の理想のダーツを見つけたと思う。僕がこれを上手く使うようになればどの対戦相手も気をつけてね。」

「アベレージで110を超えるのは簡単に感じるけどもう少し練習して慣れなければいけない。カイルとの対戦は好きだ。彼は愛すべき男でいい試合になると思う。」

オーストラリアのエース、アンダーソンは早々に素晴らしいフィニッシュでジェームス・リチャードソンを下し、彼自身2度目となるメジャーのランキングタイトル準々決勝を決めた。

このオーストラリア人は63、76など素晴らしいダブルフィニッシュでオープニングの8レッグのうち7レッグを取り、リチャードソンを突き放した。ただ1回ダブル4をミスした時、相手の世界No.78がレッグを取った。

このノーザンプトンのエースは第9レッグで5ダブルを決めたが、次レッグはアンダーソンが180得点から20ダブルを決め、さらに8ダブルを決めてスコアは9-2リードとなった。

リチャードソンも75、60をフィニッシュ、加えて初めての180得点から短い望みをつないだが反撃の狼煙もここまで、アンダーソンは5つ目の180得点から68フィニッシュでベスト8入りを果した。

「快適なダーツで試合にもそれが現れた。」とアンダーソン。「一回戦ではちょっと気が早っていたが今日のゲームには満足で、まだ一層うまくいけそうだ。」

「僕は本当にこのタイトルに勝ちたいけど目前の試合に勝つこと以外考えない。ダブルを決めること、それだけだ。」

4度のヨーロピアンチャンピオン、フィル・テーラーは嵐のごとくジョー・カレンを10-3で下し、順当に準々決勝進出を果した。彼は一回戦に続き100超えのアベレージだった。

テーラーは金曜のアラン・ノリスへの勝利のように、再び君臨するダーツを見せ、15回のダブルトライで10回を決め、カレンの2度目のメジャー準々決勝進出を阻んだ。

カレンは第1レッグで先にダブルをトライしたがミス、テーラーが106をフィニッシュし奪取、次レッグはテーラーが180得点からキープしリードを拡げると、若手も87を上がり1レッグを確保した。

カレンは続く2レッグをシェアし3-2となったがテーラーは3レッグを123チェックアウトを交えて連取、リードを拡げた。ブラッドフォード出身のカレンも16ダブルを決めたものの、この56歳は4レッグを再び連取し準々決勝へ名乗りをあげた。

テーラーは次にメンサー・スルホビックと対戦する。スルホビックは初めてのメジャータイトル獲得を目指しており、イアン・ホワイトの気概ある反撃をかわし、10-9の激戦を征してベスト8入りした。

このオーストリア人は1レッグダウンから反撃、102フィニッシュなど素晴らしいダーツで4-1から7-2とリードした。更に8-3とリードすると、ここでホワイトも2連続で141チェックアウト、102チェックアウトを見せ5レッグを連取してイーブンに戻してしまった。

第17レッグはスルホビックが20ダブルを決め9-8と再びリードすると、第18レッグでマッチとなるダーツをミス、ホワイトが取って試合は最終レッグへ。しかしここでオーストリア人は140、140,137と得点し先にダブルトライ、20ダブルを決めて勝利を決めた。

ジェームス・ウェードは一回戦での世界チャンピオン、ギャリー・アンダーソンをホワイトウォッシュで仕留めた流れを継ぎ、ドイツの若手マックス・ホップを10-3で退けた。この左利きはダブル率も50%に達し素晴らしいダーツを見せた。

ウェードはオープニングから64フィニッシュ、138フィニッシュ、20ダブルと素晴らしいダーツで3-0とリード、第4レッグではホップが180得点から96フィニッシュで一矢を報いた。

続く4レッグは両者分け合い、ホップのダブルミスをきっかけにウェードが7-3とリード、更に13ダーツを2つ決め強烈な勝利を見せ付けた。

「僕はこのイベントのために十分準備してきたので今のところ効果が出ている。」とウェード。「このイベントを凄く楽しんでいる。言い訳するのは止めていいダーツをする事にした。ここの試合はとても好きだ。」

「マックスとの試合はいいプレーができたけど、彼はちょっと考え過ぎだったようだ。僕は彼よりちょっといいプレーが出来ただけだ。次の試合も楽しみにしている。」

ウェードは次にジェームス・ウィルソンと対戦する。ウィルソンは最終レッグの恐怖からマービン・キングに10-8で勝利し初めてのメジャーのPDC準々決勝進出となった。

ウィルソンはオープニングを取ったがキングは12ダーツ、138フィニッシュなど素晴らしい攻撃で4-2とリードした。その後このヨークシャーのウィルソンが3レッグを連取したがキングも10ダーツで5-5のイーブンに戻した。

ウィルソンは再び11ダーツ、100フィニッシュ、86フィニッシュ、ブルフィニッシュと続けたが両者ともブレークするには至らずゲームは最終レッグへ。ヨーロピアンチャンピオンシップ初出場のウィルソンが18ダブルを決めて14ダーツで勝利した。

ウイルソンはPDC参加の前は元BDOのNo.1でワールドトロフィーチャンピオンであり、日曜にPDCタイトルを賭け初めてテレビ出演する。

日曜は準々決勝と準決勝、決勝が続き優勝者に100、000ポンドが提供される。

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