<メジャー>BDOの5プレーヤーが二回戦進出、若手も大活躍
グランドスラム第4日
http://www.pdc.tv/news/articl…
2016年SINGHA Beerグランドスラムオブダーツ
11月15日(火)
<ラウンドロビン第3戦(2/2)結果>
(G)ジェームス・ウェード 3-5 デーブ・チズナル
(C)ピーター・ライト 5-3 テッド・エベット
(B)ディミトリ・バン・デン・バーグ 5-4 スコット・ウェイツ
(F)ナーザン・アスピナル 2-5 ダニー・ノッパート
(B)ロバート・ソーントン 3-5 ガーウィン・プライス
(G)ジェームス・ウィルソン 4-5 ジャーミー・ヒューズ
(F)メンサー・スルホビック 3-5 レイモンド・バーナベルト
(C)サイモン・ウィットロック 4-5 ジェフ・スミス
<ロビン成績表> 数字は得失レッグ差、○/×は勝敗
(グループA)終了
<グループロビン通過>
+11 マイケル・バンガーウェン○○○
-1 ブレンダン・ドラン○×○
<グループロビン敗退>
-3 マックス・ホップ×○×
-7 マーティン・アダムス×××
(グループB)終了
<グループロビン通過>
+4 ガーウィン・プライス×○○
+1 ロバート・ソーントン○○×
<グループロビン敗退>
+1 ディミトリ・バン・デン・バーグ○×○
-6 スコット・ウェイツ×××
(グループC)終了
<グループロビン通過>
+11 ピーター・ライト○○○
-2 ジェフ・スミス×○○
<グループロビン敗退>
-2 サイモン・ウィットロック○××
-7 テッド・エベット×××
(グループD)終了
<グループロビン通過>
+3 フィル・テーラー○○×
-2 ダリル・フィットン×○○
<グループロビン敗退>
+2 ダレン・ウェブスター××○
-3 イアン・ホワイト○××
(グループE)終了
<グループロビン通過>
+9 ギャリー・アンダーソン○○○
+8 グレン・デュラン×○○
<グループロビン敗退>
-9 ナーザン・デリー○××
-8 アラン・ノリス×××
(グループF)終了
<グループロビン通過>
+9 レイモンド・バーナベルト○○○
+2 ダニー・ノッパート○×○
<グループロビン敗退>
-2 メンサー・スルホビック×○×
-9 ナーザン・アスピナル×××
(グループG)終了
<グループロビン通過>
-3 ジャーミー・ヒューズ×○○
+2 ジェームス・ウェード○○×
<グループロビン敗退>
+0 ジェームス・ウィルソン○××
-5 デーブ・チズナル××○
(グループH)終了
<グループロビン通過>
+8 ベニト・バン・デ・パス○○○
+3 クリス・ドービー×○○
<グループロビン敗退>
-2 スコット・ミッチェル○××
-9 エイドリアン・ルイス×××
<フォーマット>
グループ戦 ベストオブ9レッグ
二回戦 ベストオブ19レッグ
準々決勝 ベストオブ31レッグ
準決勝 ベストオブ31レッグ
決勝 ベストオブ31レッグ
<賞金>
優勝 - £100,000
準優勝 - £50,000
ベスト4 - £25,000
ベスト8 - £15,000
二回戦敗退 - £7,500
グループ戦勝者(ボーナス)- £2,500
グループ戦3位 - £5,000
グループ戦4位 - £2,500
賞金総額 - £400,000
9ダーツボーナス
30,000ポンド、複数の場合人数割り
地元ヒーローのジャーミー・ヒューズが火曜、SINGHA Beerグランドスラムオブダーツで二回戦進出を果した。レイモンド・バーナベルト、ガーウィン・プライス、ジェフ・スミスも二回戦進出した。同点決戦の9ダーツシュートアウトでロバート・ソーントンが勝ち残った。
チプトン出身のヒューズはBDOのNo.4で、地元で開催された交歓会のトーナメントからデビューしているが、ジェームス・ウィルソンに素晴らしい反撃から勝利してベスト16へ滑り込み、記念すべき一週間を続けている。
この30歳は先週金曜に第2子となる女子を得、ウォルバーハンプトンでここまで2つの試合の1つを勝って火曜のウィルソンとの対戦に臨んだ。
ヨークシャー出身のウィルソンは4-2とリードし、ロビン抜けまでもう直ぐとなったが、ヒューズは反撃して最終レッグへもつれ込み、最後は素晴らしい108のチェックアウトで勝利した。
2010年グランドスラム準州勝者のジェームス・ウェードは2014年の準優勝者、デーブ・チズナルに5-3で敗退し、ヒューズがグループGのトップに躍り出て2,500ポンドのボーナスを獲得しベスト16へ進んだ。
「嬉しい」とヒューズ。「ロビン抜け出来たことだけでも嬉しいけどトップで抜けられたなんて。」
「ジェームス・ウィルソンは4レッグ取った時にもう仕事はほぼ完了とリラックスしてしまったようだ。でも最後のダブルを決められるまで戦いは続いており、僕はそうした。」
チズナルは前半にウィルソンとヒューズに敗退し、二回戦進出には高すぎるハードルとなった。彼は「勝利して完了できたのは嬉しい。ジェームスがいくつかミスしてくれたのがラッキーだった。もう少し早くからこうやればまだ居残ることが出来たと思う。」
プライスはグループBの最終戦でロバート・ソーントンに5-3で勝利劇的な一位抜けを獲得した。
2-0リードで迎えた時、ソーントンがイーブンに戻す反撃を加え更にこのスコットランド人は101をチェックアウトし3-3とした。
しかし、プライスは180得点から13ダーツで取り再びリード、最後は10ダブルで上がり勝利を決めた。これでプライスもノックアウト方式へ進出した。
「僕にとって凄くデカい。」とプライス。「ゲーム中ずっとプレッシャーを感じ続けていたけど、勝たなければいけないと判ってたし、更にプレッシャーを感じてパーフォーマンスも良くなった。僕はそうできた」
「ロバートはいくつか凄いチェックアウトをしていたけど、ありがたいことに僕が勝てた。素晴らしい大舞台なので僕はどんな場面もとても楽しんでいる。」
このプライスの勝利でソーントンはディミトリ・バン・デン・バーグとの9ダーツシュートアウト決戦となった。このベルギーの若手は第3戦でレイクサイドチャンピオンのスコット・ウェイツに5-4で勝利していた。ウェイツは3敗でロビン落ちした。
元ワールドグランプリチャンピオンのソーントンは集中し345点をマーク、バン・デン・バーグの340点に打ち勝った。この9ダーツシュートアウトはグランドスラム10年の歴史でたった4度実施されたものだ。この結果、ソーントンは次に現チャンピオン、マイケル・バンガーウェンとの対戦となる。
カラフルな第5シード、ピーター・ライトはグループCで十代のテッド・エベットを5-3で下し3連勝、二回戦へ進んだ。
カナダのジェフ・スミスはサイモン・ウィットロックとの第3戦オープニングレッグで170をチェックアウト、最後は82のブルフィニッシュし5-4で勝利し二回戦進出を決めた。
スミスは水曜、6度のグランドスラムチャンピオンのフィル・テーラーとの対戦となるが、「今夜は僕もサイモンも死ぬか生きるかで1本1本が運命だった。でも勝利できて絶頂な気分だ。」
「僕のゲームはダブルがうろちょろしている、もし入るようになればもっと戦える。フィルは僕にとって英雄だし、彼とのプレーは待ちきれない。興奮している。」
「僕にとってはもったいなさ過ぎだけど、フィルに対するには完全な対策が必要だ。ダブルだけでなく、殆どトリプルも打たなければいけない。僕はやって来たように十分準備しベストな試合となるよう頑張る。」
2012年のグランドスラムチャンピオン、レイモンド・バーナベルトはオーストリアのメンサー・スルホビックを5-3で破りグループロビンで3連勝となった。
オランダの初出場、ダニー・ノッパートはBDOのNo.3だが、グループFでナーザン・アスピナルと対戦、5-2で勝利してバーナベルトと同じくロビン抜けした。
賞金総額400,000ポンドの二回戦は水曜夜から始まり、現チャンピオンのバンガーウェン対ソーントン、6度チャンピオンのテーラー対スミス、ライト対ダリル・フィットン、プライス対ブレンダン・ドランが組まれている。
木曜の二回戦はPDCのワールドチャンピオン、ギャリー・アンダーソン対ノッパート、バーナベルト対BDOのNo.1、グレン・デュラン、ヒューズ対若手、クリス・ドービー、新進気鋭のオランダ人、ベニト・バン・デ・パス対ジェームス・ウェードが対戦する。