<メジャー>シード選手が実力発揮するも内容に不満
グランドスラム、ベスト16(1/2)
http://www.pdc.tv/news/articl…
2016年SINGHA Beerグランドスラムオブダーツ
11月16日(水)
<二回戦(1/2)結果>
ガーウィン・プライス 9-10 ブレンダン・ドラン
フィル・テーラー 10-5 ジェフ・スミス
マイケル・バンガーウェン 10-5 ロバート・ソーントン
ピーター・ライト 10-3 ダリル・フィットン
11月17日(木)
<二回戦(2/2)組合せ>
ジャーミー・ヒューズ vs クリス・ドービー
ベニト・バン・デ・パス vs ジェームス・ウェード
ギャリー・アンダーソン vs ダニー・ノッパート
レイモンド・バーナベルト vs グレン・デュラン
<フォーマット>
二回戦 ベストオブ19レッグ
準々決勝 ベストオブ31レッグ
準決勝 ベストオブ31レッグ
決勝 ベストオブ31レッグ
マイケル・バンガーウェンが水曜、ロバート・ソーントンを破りSINGHA Beerグランドスラムオブダーツのタイトル防衛に一歩駒を進め準々決勝へ進出した。ピーター・ライト、フィル・テーラー、ブレンダン・ドランも二回戦勝利を楽しんだ。
現チャンピオンのバンガーウェンは試合を支配して2013年のグランドスラム準優勝者のソーントンを10-5で下し、ウォルバーハンプトン、シビックホールでベスト16からキックオフした。
この世界No.1のオープニングレッグは11ダーツで次にソーントンが129チェックアウトし、スコットランド人はオープニング4レッグを分け合った。しかしバンガーウェンは4レッグを連取して6-2とリードした。
ここでソーントンは145をチェックアウトしたが、バンガーウェンは170チェックアウトを含め9-4リードと調子を上げ、最後は11ダーツで勝利を確定した。
バンガーウエンの次は金曜日の準々決勝でドランと対戦する。この北アイルランドのエースは印象に残る反撃でガーウィン・プライスを退け、ウォルバーハンプトンで初めて準々決勝進出となった。
プライスは4-0とリードし更に5-1とした時、ドランはイーブンに戻す反撃を見せ、この元ワールドグランプリ準優勝者は160をチェックアウトと素晴らしい157フィニッシュで初めて8-7とリードした。
プライスも追いつき続く2レッグを分け合ったが、ドランは最終レッグを7個目の180得点から101をチェックアウトし大反撃を完了した。
「救われた」とドラン。「物凄く真剣にならざるを得なかった。勝てて嬉しい」
「スタート時は余り調子が出なかったので、ダーツを持ち上げた。これで5-5に持ち込めたのはボーナスだった。それでもまだしっかりやらなければいけないと判っていた。ガーウィンはファイターだからね。僕は大きなハイオフでプレッシャーを掛け続けた。」
6度のグランドスラムチャンピオン、テーラーはカナダのジェフ・スミスに10-5で勝利し、もう一つウォルバーハンプトンでの優勝獲得に向けてチャレンジを続けた。このBDOレイクサイド準優勝者は、このイベントはデビュー戦だがベスト16まで勝ち抜いて来ていた。
オープニング4レッグを分け合ったものの、スミスのダブルミスにテーラーが狭いところのダブルトップを2本入れる100フィニッシュなどで5レッグを建て続けに獲得。7-2とリードした。
スミスも反撃し152をチェックアウトしたが、このカナダ人はテーラーの準々決勝進出を阻むことができなかった。
「勝てて嬉しいが今日のパーフォーマンスには満足できなかった。」とテーラー。彼はアベレージ98、ダブル率42パーセントだった。「あの出来は十分じゃない。準々決勝に向けて改善する。」
テーラーは次に第5シードのピーター・ライトと対戦する。ライトはダリル・フィットンを10-3で下し、ウォルバーハンプトンで初めて準々決勝へ進出した。
ライトは2つの14ダーツで序盤にリードし、BDOワールドトロフィーチャンピオンも76、48と上がって3-2となった。
しかしライトは火が付き、106フィニッシュでの13ダーツで差を拡げ、最後は99をチェックアウトして勝利をものにした。しかし彼はベスト8へ進出したが彼のパーフォーマンスは印象に深く残らなかった。
「もっといい試合が出来るのは判っている。」とライト。「ひどい状況だったと思う。僕はずっと高いスタンダードを目指しており今日はそこに届かなかった。」
「勝利を単純に喜べない。フィル・テーラーが以前やったように観客を喜ばせたい。だから苦悩だらけだ。フィルと今まで大きな対戦をしてきたし、この金曜もその一つとなるに違いない。」
二回戦は残り4試合で木曜に完結する。この中には2012年チャンピオンのレイモンド・バーナベルト対BDOのNo.1グレン・デュラン戦がある。
2010年グランドスラム準優勝者、ジェームス・ウェードはベニト・バン・デ・パスと対戦、PDCワールドチャンピオン、ギャリー・アンダーソンはオランダ人のダニー・ノッパートと対戦、地元のジャーミー・ヒューズは若手クリス・ドービーと対戦する。