<メジャー>再び最高レベルの試合が続出!
プレーヤーズチャンピオンシップ・ファイナルズ第2日
http://www.pdc.tv/news/articl…
11月26日(土)
(カッコ内はPDC賞金ランキング)
<二回戦結果>
デーブ・チズナル(9) 6-4 ジャーミー・ルイス(34)
ミック・マクゴーワン(77) 3-6 アラン・ノリス(22)
ブレンダン・ドラン(23) 6-5 ジャーメイン・ワッティメナ(54)
キム・ハイブレクト(13) 6-1 ダリル・ガーニー(25)
マイケル・バンガーウェン(1) 6-1 ビンセント・バン・デ・ブート(19)
レイモンド・バーナベルト(12) 6-4 エイドリアン・ルイス(5)
ピーター・ライト(3) 6-2 ジェームス・ウェード(6)
ロン・ミューレンカンプ(83) 6-5 ギャリー・アンダーソン(2)
ディミトリ・バン・デン・バーグ(55) 2-6 クリスチャン・キスト(41)
ビンセント・カンフュイス(89) 2-6 イェル・クラーセン(10)
サイモン・ウィットロック(18) 3-6 ダレン・ウェブスター(38)
イアン・デッカー(61) 1-6 ジャスティン・パイプ(26)
ジョシュ・ペイン(53) 6-4 ベリー・バン・ピアー(85)
ジョー・カレン(30) 6-0 ジョン・ロドリゲス(42)
イアン・ホワイト(14) 5-6 テリー・ジェンキンス(17)
ジェフリー・デ・グラーフ(74) 1-6 ロビー・グリーン(47)
<三回戦結果>
デーブ・チズナル(9) 10-9 イェル・クラーセン(10)
レイモンド・バーナベルト(12) 10-2 ジョー・カレン(30)
マイケル・バンガーウェン(1) 10-2 ジョシュ・ペイン(53)
ピーター・ライト(3) 10-3 ロン・ミューレンカンプ(83)
クリスチャン・キスト(41) 10-6 ジャスティン・パイプ(26)
ダレン・ウェブスター(38) 10-5 アラン・ノリス(22)
ブレンダン・ドラン(23) 4-10 キム・ハイブレクト(13)
テリー・ジェンキンス(17) 7-10 ロビー・グリーン(47)
11月27日(日)
<準々決勝組合せ>
クリスチャン・キスト(41) vs ダレン・ウェブスター(38)
マイケル・バンガーウェン(1) vs レイモンド・バーナベルト(12)
デーブ・チズナル(9) vs ロビー・グリーン(47)
キム・ハイブレクト(13) vs ピーター・ライト(3)
<準決勝組合せ>
バンガーウェン/バーナベルト vs キスト/ウェブスター
ハイブレクト/ライト vs チズナル/グリーン
ギャリーアンダーソンもオランダ勢若手に倒れる
<二回戦ラウンドアップ>
ロン・ミューレンカンプが自身のダーツ歴の中で最大の成果をあげた。
土曜午後のマインヘッドでの二回戦で元Cash Converterプレーヤーズチャンピオンシップ・ファイナルズ優勝者、ギャリー・アンダーソンに6-5で勝利したのだ。
このオランダの左利きはバトリンズ、マインヘッドリゾートで現ワールドチャンピオンを撃破しテレビ放映で自身初めてベスト16に進出した。
ミューレンカンプは107、146、100とチェックアウトし5-4とリード、アンダーソンが最終レッグに持ち込んだものの、このスコットランド人が20ダブルをミスすると、この世界ランク83位は勝利をものにしてしまった。
ミューレンカンプは次に世界No.3のピーター・ライトと対戦する。ライトは素晴らしい104.61アベレージで先週のグランドスラム準優勝、ジェームス・ウェードを6-2と力でねじ伏せた。
マイケル・バンガーウェンの二回戦は同じオランダ人同士の対戦となったビンセント・バン・デ・ブートに6-1で勝利、タイトル防衛の駒を進めた。
バンガーウェンは昨年結婚したバンガーウェンのベストマンだったが、この世界No.1は容赦のないアベレージ102という強さを見せ、友情をはさむ余地はまるでなかった。
バンガーウェンの次は土曜夕刻の三回戦でジョシュ・ペインと対戦、このケント出身の若手は今年前半のプレーヤーズチャンピオンシップで初めて優勝していたが、今回は別のオランダ人ベリー・バン・ピアーを6-4で下している。
キム・ハイブレクトは129、101、106チェックアウトなど卓越したパーフォーマンスで衝撃的な108アベレージを叩き出し、北アイルランドのダリル・ガーニーを6-1で退けた。
このベルギー人は次にブレンダン・ドランと対戦する。ドランは2戦続けてオランダ人との対戦でジャーメイン・ワッティメナを6-5で下した。ワッティメナもマッチポイントを握りながらミス、勝利を逸した。
レイモンド・バーナベルトは今週の好調を維持し100、121チェックアウトなどでエイドリアン・ルイスを6-4で退けた。バーナベルトは5-1とリード、この2度の世界チャンピオンはその差を1レッグまで詰め寄ったものの第10レッグで決められた。
バーナベルトの三回戦はジョー・カレンと対戦。カレンはアベレージ101でジョン・ロドリゲスを6-0のホワイトウォッシュで下した。
このイベントで2度ベスト4の経験のあるジャスティン・パイプはイアン・デッカーに6-1で勝利、次に再びオランダ人のクリスチャン・キストと対戦する。
元レイクサイドチャンピオンのキストはディミトリ・バン・デン・バーグに6-2で勝利、中盤での4レッグ連取が功を奏した。
デーブ・チズナルは5-1リードからのウェールズのエース、ジャーミー・ルイスの反撃をかわし6-4で勝利、次のイェル・クラーセンとの対戦に進んだ。この世界No.10は同じオランダ人のビンセント・カンフュイスを6-2で下した。
アラン・ノリスは金曜の9ダーツの好調を維持、アイルランドのミック・マクゴーワンに6-3で勝利した。三回戦ではダレン・ウェブスターと対戦する。ダレン・ウェブスターも同じスコアでオーストラリアのサイモン・ウィットロックを破っていた。
テリー・ジェンキンスはイアン・ホワイトとの接戦で敗着を免れた。第3シードのホワイトは1-4、2-5ダウンから反撃し最終レッグへ持ち込んだものの、マッチとなるブルフィニッシュをミス、一方の9度のテレビ放映準優勝者に勝利をさらわれた。
ジェンキンスは次にロビー・グリーンと対戦する。グリーンは素晴らしい105アベレージでオランダのジェフリー・デ・グラーフを6-1で下した。
<第2日ラウンドアップ>
オランダのスーパースター、マイケル・バンガーウェンとレイモンド・バーナベルトが土曜午後、Cash Convertersプレーヤーズチャンピオンシップ・ファイナルズの準々決勝で対戦する。彼等はバトリンズマインヘッドリゾートで行われた三回戦で勝利を収めた。
現チャンピオンのバンガーウェンは4年間で3度目のプレーヤーズチャンピオンシップ・ファイナルズの栄光をめざし続け、土曜はビンセント・バン・デ・ブートとジョシュ・ペインを下した。
バン・デ・ブートを6-1で下した後、彼はケント州の若手ジョシュ・ペインに0-2とリードを許した。ペインはもう一人のオランダ人、ベリー・バン・ピアーを二回戦で破っており、好調さをこの世界No.1との序盤にも見せてきた。
しかしバンガーウェンはペインが連続レッグでのダブルのミスを突き、イーブンにすると、2つの11ダーツ、112チェックアウトを絡めた2つの12ダーツなどで10レッグを連取し勝利してしまった。
バンガーウェンは日曜午後の準々決勝で5度のワールドチャンピオン、バーナベルトと対戦する。この49歳は二回戦でエイドリアン・ルイスを6-4で撃破、三回戦ではジョー・カレンを10-2で吹き飛ばした。
「レイモンドは素晴らしいプレーヤーで彼が調子に乗れば彼は誰にでも勝てる。でも僕はもっと調子がいいし、僕の方が可能性がある。」とバンガーウェン。「ジョシュとの試合は凄くいい勝ち方だった。いいプレーが出ている。」
「誰かがいいプレーをする場合、試合はもつれるだろう。このトーナメントには凄くいいプレーヤーばかりなので、必要な時に必要なショットをすることが勝利の決め手だ。」
ベルギーのエース、キム・ハイブレクトは2012年のプレーヤーズチャンピオンシップ・ファイナルズの準優勝経験者だがこの日はベスト8進出を決める素晴らしい日となった。
ハイブレクトはまずアベレージ108、3つの100越えのチェックアウトでダリル・ガーニーを6-1で下し、さらに北アイルランドのエース、ブレンダン・ドランには最後170チェックアウトで締めくくり10-4で勝利した。
「最後を170で締めるのは気持ちがいいし、観客も沸いた。」とハイブレクト。「今週はここまで多くの100越えのチェックアウトが出来ており、これが自信につながる。ここからの対戦にももっと必要になるだろう。」
「決勝は2~3年前しかやったことないので是非行きたい。もう一段高みの優勝を成し遂げたい。」
ハイブレクトは準々決勝げピーター・ライトと対戦する。この世界No.3は二回戦、アベレージはほぼ105でジェームス・ウェードに6-2で勝利、さらに三回戦ではアベレージはほぼ100でオランダの左利きロン・ミューレンカンプに10-3で勝利した。
オランダのクリスチャン・キストは2014年にPDC登場以来初めてテレビ放映での準々決勝進出を果した。彼は土曜午後の二回戦でディミトリ・バン・デン・バーグを6-2で下し、三回戦では120、144、161チェックアウトなど強烈なパーフォーマンスでジャスティン・パイプを10-6で退けた。
ダレン・ウェブスターは日曜午後キストと対戦する。このノーフォークのエースは二回戦でサイモン・ウィットロックを6-3で下し、三回戦では前日9ダーツを達成したヒーロー、アラン・ノリスを10-5で退け、彼のプレー歴10年の中で初めてのテレビ放映での準々決勝進出となった。
デーブ・チズナルは午後セッションの二回戦でジャーミー・ルイスを6-4で下し、三回戦ではイェル・クラーセンとの接戦を10-9で奪った。クラーセンは劇的な最終レッグで3本のマッチとなるダーツをミスしていた。
「滅茶苦茶タフな試合だった。きちがい沙汰だ。」とチズナル。彼は11個の180得点を繰り出していた。「もう投げ出そうと思ったけど最後のダブルがいつも一番難しい。きょうは最後に僕がその最後のダブルを決めることができた」
チズナルの日曜午後の対戦相手はロビー・グリーンだが、彼はこの土曜、ジェフリー・デ・グラーフとテリー・ジェンキンスに勝ち、2015年にPDCサーキットへ再参加して以来初めてのテレビ放映での準々決勝進出となる。
このマーシーサイドのエースは素晴らしいアベレージ105で新進気鋭のオランダ人、デ・グラーフを6-1で下すと、更に三回戦でベテランのスター、ジェンキンスには5-5からリードを作り、10-7で勝利した。
土曜午後セッションで最も盛り上がったのは、驚愕のどんでん返しだった。世界ランク83位のミューレンカンプがワールドチャンピオンのギャリー・アンダーソンを最終レッグ6-5で打ち破ったのだ。もちろん彼のダーツ歴の中で一番の大金星となった。
元テレビ放映での優勝者、エイドリアン・ルイス、ジェームス・ウェード、サイモン・ウィットロックは二回戦で敗退、一方カレンはオーストリアの若手、ジョン・ロドリゲスを素晴らしいダーツを見せ6-0でホワイトウォッシュした。
400,000ポンドのトーナメントは日曜に午後の準々決勝、夕刻の準決勝、決勝で決着する。
この日は同時にPDC Unicornワールドユースチャンピオンシップ決勝が行われ、オランダのベリー・バン・ピアーとオーストラリアのコーリー・カドビーで戦われる。優勝者には10,000ポンドが贈呈される。