<メジャー>ワールドチャンピオンシップ12月28日

二回戦最終日、三回戦2試合
http://www.pdc.tv/news/articl…
2016/2017William Hillワールドダーツチャンピオンシップ
<(2)=二回戦、(3)=三回戦>
<カッコ内は賞金ランキング>
<12月28日(水)結果>
午後セッション(1pm)
(2)キム・ハイブレクト(13) 4-0 マックス・ホップ(38)
(2)ジェームス・ウェード(6) 4-1 スティーブ・ビートン(27)
(2)イェル・クラーセン(10) 4-0 ブレンダン・ドラン(23)
夕刻セッション(7pm)
(2)ピーター・ライト(3) 4-0 ジャーミー・ルイス(31)
(3)ギャリー・アンダーソン(2) 4-2 ベニト・バン・デ・パス(15)
(3)エイドリアン・ルイス(5) 3-4 レイモンド・バーナベルト(12)
<12月29日(木)組合せ>
午後セッション(1pm)
(3)マーク・ウェブスター(25) vs ダリル・ガーニー(24)
(3)デーブ・チズナル(7) vs イェル・クラーセン(10)
(3)ジェームス・ウェード(6) vs マイケル・スミス(11)
夕刻セッション(7pm)
(3)ピーター・ライト(3) vs イアン・ホワイト(14)
(3)フィル・テーラー(4) vs キム・ハイブレクト(13)
(3)マイケル・バンガーウェン(1) vs ダレン・ウェブスター(35)
<12月30日(金)組合せ>
午後セッション(1pm)
準々決勝 x 2試合
夕刻セッション(7pm)
準々決勝 x 2試合
フォーマット:
二回戦、三回戦=ベストオブ7セット
準々決勝= ベストオブ9セット
ギャリー・アンダーソンがアレキサンドラパレスで衝撃的なパーフォーマンスを見せベニト・バン・デ・パスとの激戦を征しWilliam Hillワールドダーツチャンピオンシップの準々決勝へ進出した。レイモンド・バーナベルトも同日の水曜、エイドリアン・ルイスを押し切ってベスト8進出を確保した。
アンダーソンとバーナベルトはこのダーツスポーツきってのトーナメントで最初の三回戦を勝ち進んだ。ピーター・ライト、ジェームス・ウェード、イェル・クラーセンはこの日序盤に順当な二回戦勝利を楽しんだ。
現チャンピオン、アンダーソンは11個の180得点などで今年のこのトーナメント最高となるアベレージ107.68を叩き出し、素晴らしい出来のバン・デ・パスを4-2で退けた。
このスコットランドのエースはここ2年間シドワデル杯を抱いており、驚くべきフィニッシュでオープニングからの3セットをダブルミスなしに奪取した。
アンダーソンはバン・デ・パスに4-0で勝利する寸前20ダブルをミス、バン・デ・パスはここから大反撃を見せ、続く2セットを奪った。しかしこのワールドチャンピオンはここで決着をつけた。
「これこそワールドチャンピオンシップだ」と世界No.2のアンダーソン。彼は金曜にデーブ・チズナルかイェル・クラーセンの勝者とベスト8でぶつかる。
「3-0リードとするまですごくいい感じだった。でもベニトが反撃を開始した時ちょっと緊張した。このトーナメント出場のプレーヤーは皆いいダーツが出来るので彼もそうかと思った。」
「180得点が基本、支えてくれた。ダブルはとても良かった。まだ先が長いけど頭を垂れないように進む。今のところいい調子だ。」
バーナベルトは7セットの激戦でエイドリアン・ルイスを下し3年連続準々決勝進出を果した。
この5度のワールドチャンピオンは2-3のダウンをひっくり返し、昨年ルイスに敗退したリベンジを果した。ルイスの6個の180得点はこの試合では無力に帰した。
「深堀りせざるを得なかった。」とバーナベルト。彼は次にフィル・テーラーかキム・ハイブレクトの勝者とぶつかる。「闘い続けた。自分を褒めてやりたい。自分を信じることに尽きる。すごく満足している。」
「僕にとっても皆にとってもフィルかキムとの対戦が待ち遠しい。観客の声援も待ち遠しい。」
ライトは最高レベルに君臨するダーツでウェールズのジャーミー・ルイスをストレートセットで寄り切り、わずか1レッグを落としたのみだった。
この第3シードは16本のダブルトライで4本をミスしただけで、アベレージは103.53に達し驚くべき100、130、144のフィニッシュを見せ素晴らしい勝利で簡単にベスト16へ進出した。
「クリスマスにかけてこのステージが懐かしかった。」とライト。彼は一回戦でもジェリー・ヘンドリクスにホワイトウォッシュで勝利していた。「前の試合以降も凄く練習した。その成果が出ていると思う。」
「次はイアン・ホワイトとの対戦だけど素晴らしいゲームになると思う。次もかなり手強いのでもっといいプレーが出来るよう心得ている。」
一方、第6シードのウェードは季節に出くわす対戦相手、スティーブ・ビートンを適度に5セットの試合で倒しベスト16へ進出した。
ワールドチャンピオンシップで3度ベスト4となったウェードはアベレージ100弱で3セットを先取、結果4-1で勝利した。
「勝てて本当に嬉しい」とウェード。彼は木曜の三回戦でマイケル・スミスと対戦する。「絶対4-0で勝ちたかった。スティーブは自然体のプレーヤーだし、彼本来のプレーが出だした時僕はちょっと緊張を始めたからね。」
「次の試合やこのトーナメントの先を考えるとぞくぞくする。僕はまだ本来の調子じゃないけど、僕もその仲間にいるんだからね。」
2016年ワールドチャンピオンシップのベスト4、クラーセンは2度9ダーツの可能性があった。このように好調のままブレンダン・ドランに納得の勝利を収めた。ドランも142、135、101と素晴らしいフィニッシュを見せたが徒労に終わった。
第10シードのクラーセンは2レッグで180得点を連発し9ダーツトライを見せた。2つ目のトライでは最終76フィニッシュで上がりベスト16へ進出を決めた。準々決勝ではデーブ・チズナルと対決する。
「二回戦を勝てただけで嬉しい。」とクラーセン。彼は4-0の勝利に5個の180得点を出していた。
「デーブ・チズナルとのゲームはもっと僕のペースになるだろう。だからもっといいプレーが出来ると思う。今日のゲーム内容も勝利したことも凄くハッピーだ。」
ベルギーのエース、ハイブレクトはストレートセットでマックス・ホップを吹き飛ばした。このドイツの若手は一回戦でビンセント・バン・デ・ブートに見せた素晴らしいダーツを繰り出すことができなかった。
元プレーヤーズチャンピオンシップ・ファイナルズとワールドカップオブダーツで準優勝経験のあるハイブレクトは5個の180得点と素晴らしい117チェックアウトなどで順当に勝利、魅惑のベスト16でフィル・テーラーと対戦する。
「ベストなゲーム内容ではなかったけど次ラウンドに進出できて嬉しい。」とハイブレクト。彼は2012年のアレキサンドラパレスデビュー以来、準々決勝進出を為し得ていない。
「もし僕がベスト8に残ろうというなら、フィル・テーラーとの対戦ではもっともっといいプレーをしなければいけない。でも準備はしっかりするしこの一瞬一瞬を大切にするつもりだ。」
木曜は三回戦が終結する。ここには6試合が2セッションに分かれて行われる。午後セッションのオープニングではマーク・ウェブスター対ダリル・ガーニー、チズナル対クラーセンがある。最後にウェード対スミス戦となる。
夕刻セッションではライトがホワイトと激突、テーラーとマイケル・バンガーウェンもアレキサンドラパレスのステージに戻り、それぞれハイブレクト、ダレン・ウェブスターと対戦する。