<メジャー>フィルテーラー、最後のマスターズを満喫!
2018ワールドチャンピオンシップを最後に完全引退を決意
http://www.pdc.tv/news/articl…
2017Unibetマスターズ
<1月27日(金)一回戦結果>
レイモンド・バーナベルト 10-5 デーブ・チズナル
フィル・テーラー 10-6 マイケル・スミス
ギャリー・アンダーソン 10-3 ベニト・バン・デ・パス
ピーター・ライト 10-5 イアン・ホワイト
<1月28日(土)一回戦組合せ>
メンサー・スルホビック vs イェル・クラーセン
ジェームス・ウェード vs ロバート・ソーントン
マイケル・バン・ガーウェン vs サイモン・ウィットロック
エイドリアン・ルイス vs キム・ハイブレクト
<1月29日(日)午後 準々決勝組合せ>
フィル・テーラー vs ピーター・ライト
ギャリー・アンダーソン vs レイモンド・バン・バーナベルト
ウェード/ソーントン vs ルイス/ハイブレクト
バン・ガーウェン/ウィットロック vs スルホビック/クラーセン
<1月29日(日)夕刻 準決勝、決勝>
フォーマット:
一回戦=ベストオブ19レッグ
準々決勝=ベストオブ19レッグ
準決勝=ベストオブ21レッグ
決勝=ベストオブ21レッグ
フィル・テーラーはPDCサーキットの最後と決めた年を、この金曜のUnibetマスターズ一回戦でマイケル・スミスを10-6で破ってスタートした。ギャリー・アンダーソンもミルトンキーンズの初戦を勝利し、レイモンド・バン・バーナベルトとの対戦に向う。
16度のワールドチャンピオン、テーラーはここ数ヶ月彼の絵に描いたような履歴を徐々に減らしはじめ、2017年はテレビ放映のみ参加する意向を示していたが、その後は更に見直すとしていた。
しかし、この56歳はスミスに勝利する前にITVとのインタビューに応じ、2018年ワールドチャンピオンシップを限りに引退する意向を表明した。
彼はこの試合ではアベレージ105という強烈なパーフォーマンスで元ワールドユースチャンピオンのスミスを下した。スミスも相手が133、91フィニッシュで2-0リードしたところを100フィニッシュ、11ダーツで取り戻し4-2とリードした。
しかしテーラーは続く10レッグの8レッグで反撃、ピーター・ライトとの日曜の準々決勝対戦へ進出した。
「年末に僕は燃え尽きる」とテーラー。「ワールドチャンピオンシップが僕の最期だ。」
「僕はもっとダーツを楽しんでいる、今どんどん興奮が増しており、蝶のように舞っている。こんなことは今までなかった。たぶんこれが調子のいい原因だ。」
「素晴らしいスタートがきれた。新しいダーツももらったし素晴らしい出来栄えだ。いくつかダブルをミスし2-4ダウンとしたけど5-5にこじつけ、チャンスが巡ってきた。ダブル7は僕として素晴らしかった。
第3シードのライトは9個の180得点とキーとなる116チェックアウトでイアン・ホワイトを10-5で下し日曜の準々決勝へ駒を進めた。
「めちゃくちゃ練習しました。」とライト。「イアンもいい仕事をすると判ってたしどんどん良くなっている。でも僕もワールドチャンピオンシップの後一生懸命練習しました。」
「僕は僕にぴったりのダーツを使っている。これなら世界の誰でも倒すことができる。今の時期ダーツで勝つことがいかに難しいか。テニスでのアンディ・マレーのようなもので、世界No.1になるにはどうしなければならなかったかと同じだ。」
「ちょっと時間がかかるだろう。ギャリー・アンダーソンはフェデラーみたいで、マイケルはジョコビッチで物凄いタフなゲームが続く。でもそれが僕は楽しいと思う。僕は優勝したい。マイケルに続きたい。」
世界No.2のギャリー・アンダーソンはこの20万ポンドの大会の初日に強烈なパーフォーマンスを見せアベレージはほぼ110に達し、初登場のベニト・バン・デ・パスを10-3で退けた。
バン・デ・パスは序盤からアンダーソンの11ダーツを含む集中砲火を浴びたが3-2を維持、しかしこの二度のワールドチャンピオンは続く5レッグをすんなりと確保し、オランダ人が128チェックアウトで返したものの反撃で142を上がられ勝利が決まった。
この結果を見る限りアンダーソンは4週間前のワールドチャンピオンシップでマイケル・バン・ガーウェンに敗退したことから立ち直ったかに見え、初めてのマスターズタイトルに向け前進を開始した。
「僕はワールドチャンピオンシップ後全くダーツに触らず2週間の休暇を取った。これが良かった。」とアンダーソン。彼はこのゲームで9個の180得点を出していた。「休暇を取ったけどこれは本当にいいね。」
「僕は自宅で2、3週間ゆっくりしたけど今は100%ダーツに頭が戻った。どうなるか見てて下さい。」
一方、バン・バーナベルトは十分な自信で0-2ダウンからデーブ・チズナルを10-5で破った。彼は中盤で7レッグを連取し試合を方向付けた。
「デーブのいくつかのダブルミスで僕にチャンスが回ってきた。でも中盤は僕が凄く調子良かった。」とバン・バーナベルト。「素晴らしい、結果に満足している。」
「いつも2、3週間の休暇から戻ってくると切り替えが難しいものだが、オランダでいくつか試合をしていた。あれが良かったかも知れない。すごくスムーズだ。」
一回戦は土曜夜に残る4試合をもって終了する。そこには現チャンピオンのバン・ガーウェンがマスターズ3連勝を掛けてサイモン・ウィットロックと対戦する。
2度のワールドチャンピオン、エイドリアン・ルイスはキム・ハイブレクトと、2014年マスターズ優勝のジェームス・ウェードはロバート・ソーントンと、オーストリアのメンサー・スルホビックはオランダのイェル・クラーセンとの対戦でデビューする。
ライブ放送は英国時間19:00よりITV4チャンネルで放映、全世界にはPDCの国際放送パートナーを通じて配信される。