フィル・テーラー、完全引退を表明
球聖ボビー・ジョーンズ、天才オ・サリバンと並び後世に称される伝説の人
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フィル・テーラーは2018年William Hillワールドダーツチャンピオンシップを以って引退する意向を表明した。
この伝説の56歳はダーツ界最も優秀なプレーヤーとしての輝かしい経歴の中で16度のワールドチャンピオンシップのタイトルを獲得しているが、昨年からサーキットへの関与を減らし始めていた。
テレビ放映の試合以外、彼の登場は減少してきており、テーラーは2017年についてはPDCプロツアーへの出場は考えていないものの、その後については年度の後半に改めて引退を再考するとしていた。
しかし、この金曜夜のUnibetマスターズでのマイケル・スミスとの対戦前にITVスポーツのインタビューに応え、テーラーはもう一度だけワールドチャンピオンシップへの挑戦を終えた段階で輝かしい経歴に終止符を打つ考えであることを明かした。
「今年末に僕は燃え尽きる。」とテーラー。「このワールドチャンピオンシップが僕の最期のトーナメントだ。」
「僕はもっとダーツを楽しんでいる、今どんどん興奮が増しており、蝶のように舞っている。こんなことは今までなかった。たぶんこれが調子のいい原因だ。」
「残る10ヶ月がとても楽しみだ。30年来やっていたようにモチベーションを高め練習を続けることがどんどん難しい状況だ。だから毎週毎週懸命に対戦することが難しくなった。僕にとってこれがとても障害だ。」
「体は練習場に4,5時間も耐えられなくなったしだからこれらの若手とも厳しい対戦となる。」
テーラーは来週木曜にニューキャッスルで始まるBetwayプレミアリーグで7度目のタイトルへの挑戦を開始し、更にワールドランキングからBetVictorワールドマッチプレーやUnibetワールドグランプリ、William Hillワールドダーツチャンピオンシップの参加資格がある。
彼はまたワールドシリーズオブダーツサーキットや9月のUnibetチャンピオンズリーグオブダーツで戦う用意もある。ただ11月のグランドスラムオブダーツ出場にはどこかでテレビ放映での決勝進出を果さねばならない。
スミスに10-6で勝利した後PDCに語ったところによれば、テーラーは「僕はただ楽しむだけさ。負けたならそれまでだ。」
「こんな計画でいいと思う。僕はいずれにしてもダーツに深くかかわり続ける。僕は30年近くもこのダーツという樹のてっぺんにいた。マイケル・バン・ガーウェンが現れ彼がその地位を引き継いだ。彼を祭りあげ、彼を新しい大使として受け入れよう。」