<メジャー>プレミアリーグ第2夜 プレビュー
ウェードの粋なフィル・テーラー賛歌
http://www.pdc.tv/news/articl…
マイケル・バン・ガーウェンがこの木曜ノッティンガムを訪問するBetwayプレミアリーグで勝ちパターンに戻ろうとしている。ここモーターポイントアリーナではフィル・テーラーとジェームス・ウェードがぶつかり合う。
現プレミアリーグチャンピオン、バン・ガーウェンは先週木曜にニューキャッスルで行われた初戦をギャリー・アンダーソンとの高レベルの引分け試合で幕開けした。
この結果、バン・ガーウェンのテレビ放映での連勝記録は37試合で止まってしまったが、テレビ放映での不敗の記録は昨年9月からまだ続いている。
この世界No.1はまた先週末のワイガンで行われた3つのUKオープン予選では落胆を余儀なくされ、ノッティンガムでの世界No.3のピーター・ライトとの対戦でリベンジを考えている。
「確かに僕は試合全部に勝ちたいけど、僕もロボットじゃないし、先週は僕も人の子というところを見せてしまった。」とバン・ガーウェン。「先週は本当にがっかりしたけど、僕はどの試合も僕の方が良かったと思うし、調子は悪くない。」
「これでまだ練習にも身が入るのはいいことで、今週はプレミアリーグに集中できる。」
「今週はピーター・ライトが相手だし彼との試合はいつも楽しめる。彼は素晴らしいし彼との試合には僕もいいパーフォーマンスを出さなければならない。」
ライトは絶好調で開幕戦に突入し、ニューキャッスルではイェル・クラーセンにいい勝ち方をし、また先週の3つのUKオープン予選のうち2つで優勝してきた。
この進撃には18ヶ月間勝てなかったバン・ガーウェンへの1勝も入っており、日曜の準々決勝で対戦6-4での勝利をもぎ取った。 この勝利はこの世界No.1に対して16試合連敗という汚名に終止符を打った。
「先週末の出来栄えにはとても満足だ。とてもいい感触だ。」とライト。「いくつか変更したけどそれが上手くいっている。」
「マイケルは目指すターゲットで、他のどのプレーヤーもマイケルの全勝を阻止したければ彼に勝つしかない。僕もそこに照準を合わせており、ギャリーも2,3回決勝でそれをトライしてきた。いづれも残念なことに負けてしまったが、彼も同じようにマイケルに照準を合わせている。」
「マイケルはまだメチャ強くなかなか負けない。でもそれがいいことで、目標ができるし、いい試合になる。僕達のためだけでなく観客やスカイスポーツをご覧頂くみんなのために面白くなる。」
ノッティンガムでは2年前の決勝の再現となる6度のプレミアリーグチャンピオン、フィル・テーラーと2009年チャンピオン、ジェームス・ウェードの対戦がある。両者とも初戦では勝利していた。
テーラーはこの2017年のサーキットを最期と決めているが、ウェードはこの16度のワールドチャンピオンとは高レベルでのライバル意識を続けている。
「彼は30年も頑張ってきた。誰もやったことのない偉業で地球上で最高のプレーヤーだ。」とウェード。「彼のようなプレーヤーはもう二度と現れないだろう。」
「フィルは以前のように驚愕のフィニッシュをすることはなくなったが、でも今でもどんなプレーヤーをも簡単に倒す十分な実力を持っている。」
「彼の安定度はやや減少し、昔のように強烈な攻撃性もなくなり、昔のように君臨することもなくなった。怒ったり、試合に貪欲なこともなくなった。もし今もそうだったら、彼は未だ十分世界No.1のプレーヤーでいる。」
2014年のプレミアリーグチャンピオン、レイモンド・バン・バーナベルトは先週のエイドリアン・ルイスに反撃から勝利した調子をこのノッティンガムでキム・ハイブレクトにもぶつけようとしている。
ルイスはデーブ・チズナルと、また2度のプレミアリーグチャンピオン、アンダーソンはクラーセンと対戦する。
Betwayプレミアリーグ
<2月9日(木)第2夜組合せ>
ノッティンガム、モーターポイントアリーナ
エイドリアン・ルイス vs デーブ・チズナル
ジェームス・ウェード vs フィル・テーラー
イェル・クラーセン vs ギャリー・アンダーソン
ピーター・ライト vs マイケル・バン・ガーウェン
キム・ハイブレクト vs レイモンド・バン・バーナベルト