<メジャー>プレミアリーグ(第2/9夜)
テーラー、ウェードの強烈な攻めを上手くかわす
http://www.pdc.tv/news/articl…
Betwayプレミアリーグ
<2月9日(木)第2夜結果>
ノッティンガム、モーターポイントアリーナ
エイドリアン・ルイス 7-2 デーブ・チズナル
ジェームス・ウェード 6-6 フィル・テーラー
イェル・クラーセン 3-7 ギャリー・アンダーソン
ピーター・ライト 3-7 マイケル・バン・ガーウェン
キム・ハイブレクト 6-6 レイモンド・バン・バーナベルト
(リーグテーブル)
第2夜終了時
フィルテーラー:3ポイント、レッグ差+4
マイケルバンガーウェン:3ポイント、レッグ差+4
ギャリーアンダーソン:3ポイント、レッグ差+4
レイモンドバンバーナベルト:3ポイント、レッグ差+2
ジェームスウェード:3ポイント、レッグ差+2
エイドリアンルイス:2ポイント、レッグ差+3
ピーターライト:2ポイント、レッグ差-1
キムハイブレクト:1ポイント、レッグ差ー2
イェルクラーセン:0ポイント、レッグ差ー7
デーブチズナル:0ポイント、レッグ差ー9
マイケル・バン・ガーウェンが木曜のノッティンガムで行われたBetwayプレミアリーグで常勝街道に復帰、170フィニッシュの見せ場もあり、ピーター・ライトに7-3と完勝した。ギャリー・アンダーソン、フィル・テーラー、ジェームス・ウェード、レイモンド・バン・バーナベルトも無敗を継続した。
現プレミアリーグチャンピオンのバン・ガーウェンは先週のニューキャッスルでの初戦をアンダーソンと引分け、去年10月から続いたテレビ放映での連勝記録が途絶えたところだった。
しかしこの世界No.1はモーターポイントに集まった7,000人の観客の前であわやプレミアリーグで8回しかないホワイトウォッシュかと思われた、トップクラスのダーツを披露した。
ライトはオープニングレッグを180得点でスタートしたものの、ダブルを4本ミスしバン・ガーウェンに取られると、このオランダ人は次を11ダーツで上がり第4レッグは170をチェックアウトしてしまった。
彼は続く2レッグも奪い6-0とリード、ホワイトウォッシュでの勝利まであと3本まで追い込んでいたが、ライトがここで64を上がり続く2レッグも奪取するという予期せぬ反撃に脅かされた。
しかしバン・ガーウェンにはライトに引き分けに逃げ込ませる雰囲気はなく、第10レッグで2つの180得点から14ダーツで勝利を決め、アベレージは105.21に達した。
「きょうのプレーはまあまあだったと思う。7-0で勝てるところだった。僕は思いっきり行ったけど7-0には手が届かなかった。」とバン・ガーウェン。「取り敢えず勝利して2ポイント稼いだし、これが大事だ。」
「まだまだいいダーツが出来るし、次のプレーヤー用にとっておく。毎週毎週最高のダーツをする必要があるからね。」
世界No.2のアンダーソンもイェル・クラーセンを力づくで押し切り7-3で勝利、今シーズン初めての勝利を拾いリーグテーブルに3ポイントを計上した。
クラーセンはオープニングレッグを180得点でスタート、80をチェックアウトしたがアンダーソンも次に118をチェックアウトしイーブンとすると、3-1リードから6-2リードと展開した。
ここでクラーセンは122フィニッシュを決めたが、第10レッグでのチャンスを逸し、2度のプレミアリーグチャンピオンはダブル2を仕留めて勝利を決めた。
「先週はマイケル相手にいいプレーができたけど、きょうはそれ程いいとは思わなかった。だから2ポイントは嬉しいし頂いておく。」とアンダーソン。
「今のところは順調だけど毎回すごく厳しいしどのポイントも大切だ。」
フィル・テーラーとジェームス・ウェードは観客を沸かす引き分けを演じた。この試合では4個の100越えチェックアウトや2009年チャンピオンの4個の180得点など、どちらも譲らずの試合展開となった。
ウェードは序盤から121フィニッシュで2-0とリードしたが、テーラーも反撃し104チェックアウトなどで3-3とイーブンに戻してしまった。
さらにウェードが2つの180得点からトップを決め4-3から5-4とリードしたが、テーラーは第10レッグで19ダブルを決め、さらに第11レッグを衝撃的な142チェックアウトで6-5と逆転に成功する。
しかしウェードも踏ん張り、残り56を20ダブルで決めてポイントを分け合った。
「ポイントが取れて嬉しい。」と6度のプレミアリーグチャンピオンのテーラー。「勝てなかったのは残念だけど結果はフェアだったし、内容もほぼ均衡していた。」
「142をチェックアウトできた時僕は行けると思った、でもジェームスは最終レッグの必要な時に必要なショットを打っていた。彼は多くの180得点をしておりそれが結果を出していた。とにかく僕は楽しんでる。」
2014年のプレミアリーグチャンピオン、バン・バーナベルトも5人目の3ポイント獲得プレーヤーとなった。彼は第1夜の勝利に引き続きキム・ハイブレクトと引分けとなった。キムは今シーズン初ポイントだ。
試合はハイブレクトが序盤を3-1とリードしたもののシーソーゲームとなり、バン・バーナベルトが逆に4-3とリード、またこのベルギー人が79を上がり再びリードし更に4ダブルを仕留めると6-5とポイント獲得にあと一歩と迫った。
しかしバン・バーナベルトはこの試合7個目となる180得点から彼の超一流のダーツを展開し80をチェックアウトして引分けた。
「僕達二人とも勝つ可能性があったし二人とも勝たなければと思った。」とハイブレクト。「二人ともこれでハッピーだ。」
「もっとポイントが取れたかもしれないけど、バーニーもいいダーツをしてて5-3となっていたのでもっと少なかったかも知れない。だから結果としては引き分けはフェアと思う。」
エイドリアン・ルイスはデーブ・チズナルを7-2で下し今シーズン初の勝利となった。このセントヘレンズのエースはこの二週間でポイントが得られていない。
ルイスは81フィニッシュ、76フィニッシュと続け早々と3-1リードとし、さらに160チェックアウトで5レッグ差をつけた。彼は続いて86を上がりようやく大きな勝利を収めた。
「大きな2ポイントだ。このリーグではどんなポイントも欲しい。」とルイス。「先週はバーニー相手に引分けとする3本をミスしチャンスを逃したのが、今夜はうまくできた。」
「僕の出来栄えには凄く嬉しいという訳ではないし、もっといいプレーで勝つこともできる。でも仕事はできた。観客はいい試合を見に入場料を払っているので僕が自分のいいダーツができないと彼等と一緒に僕もいらいらする。」
Betwayプレミアリーグは2月16日も続き、リーズのファーストダイレクトアリーナで開催される。その5試合には待望のテーラーとバン・バーナベルトの対戦が含まれている。
またその夜にはスコットランド人同士の対決、アンダーソン対ライト、オランダ人同士の戦いでバン・ガーウェン対クラーセン、ルイス対ウェード、チズナル対ハイブレクトが組まれている。