<メジャー>プレミアリーグ(第5/9夜)
ライト、アベレージ119.50、チズナル2勝
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Betwayプレミアリーグ
<3月2日(木)第5夜結果>
エクセター、ウェストポイントアリーナ
デーブ・チズナル 7-2 レイモンド・バン・バーナベルト
イェル・クラーセン 6-6 キム・ハイブレクト
ギャリー・アンダーソン 6-6 フィル・テーラー
ピーター・ライト 7-2 エイドリアン・ルイス
デーブ・チズナル 7-5 ジェームス・ウェード
(リーグテーブル)
第5夜終了時
フィルテーラー:7ポイント、レッグ差+7
ピーターライト:7ポイント、レッグ差+6
マイケルバンガーウェン:6ポイント、レッグ差+7
ジェームスウェード:6ポイント、レッグ差+3
デーブチズナル:6ポイント、レッグ差ー3
ギャリーアンダーソン:5ポイント、レッグ差+2
レイモンドバンバーナベルト:4ポイント、レッグ差-6
エイドリアンルイス:3ポイント、レッグ差-5
キムハイブレクト:3ポイント、レッグ差ー5
イェルクラーセン:3ポイント、レッグ差ー6
ピーター・ライトが木曜のエクセターで、テレビ放映として2番目の記録となるアベレージを叩き出してエイドリアン・ルイスに7-2で勝利、Betwayプレミアリーグテーブルでフィル・テーラーと並びトップに立った。
現チャンピオンのマイケル・バン・ガーウェンが背中負傷で不在の中、ライトがウェストポイントアリーナで昨年のこのオランダ人が記録したアベレージ123.40に次ぐ衝撃的なパーフォーマンスを披露した。
ルイスはオープニングレッグから7本のパーフェクトダーツであわや9ダーツだったがそれをミスすると、一方のスコットランド人も2つの180得点からレッグを奪ってしまい、ゲームの流れを作ってしまった。
ルイスも12ダーツで取り返しイーブンとすると第5レッグも11ダーツで奪い3-2と差を縮めたが、ライトは180得点から再び2レッグ差を保ち、さらに11ダーツ、125チェックアウトで5-2リードとした。
この世界No.3はまたもや11ダーツで取ると最後は20ダブルを決めアベレージを119.50まで伸ばし驚異的な勝利を完成した。
「2ポイントを取れてとても嬉しい。凄くいいプレーが出来たのも素晴らしい。」とライト。「エイドリアンも素晴らしかった。彼は先週もマイケル・バン・ガーウェンに対して素晴らしいダーツをしていたし、先週末には9ダーツもやっていた。厳しい戦いになるのは判っていた。」
「エイドリアンは2個の180得点から驚愕的に立ちはだかったので僕は後を追っているように感じそのようになっていった。」
「第1レッグがペース設定となり、僕が試合の主導権を得た。でも僕のダーツはトリプルに吸い込まれるように感じた。」
「スクリーンに僕のアベレージが117と映し出された時もっと出したかったけど、これ以上高めを目指すにはまだ苦労があると思った。目指すはマイケル・バン・ガーウェンだが、彼は偉大だし彼を追いかける立場にいるだけで光栄だ。」
テーラーは4-6ダウンから反撃、アンダーソンと引分けて不敗を保った。アンダーソンはマッチとなるダブル1本をミスしたのは後悔が残るが今シーズン5ポイント目を獲得した。
試合はオープニングから8レッグは4度にわたりリードが行き交い、テーラーは1-0、3-2とするとスコットランド人も2-1、5-3とし、アンダーソンは5個の180得点やキーポイントで86,76を上がっていた。
アンダーソンはさらに83を上がり6-4とリードしポイントを確定したが、116フィニッシュで20ダブルを外すとテーラーは5ダブルを決め、試合は最終レッグへもつれ込んだ。ここで先攻するライバルが180得点、177得点から16ダブルを決め引き分けとした。
「僕はこの試合の全ての瞬間が楽しかった。引き分けは嬉しい。でも心の中では勝たなければと思っていた。」とテーラー。「ギャリーは必要な時に必要なショットを放っていた。180得点もフィニッシュもね。」
「6-4ダウンで僕はリラックスできて楽しもうと思った。だから僕は嬉しい。またポイントを獲得できてプレーオフ進出に一歩近づいた。」
アンダーソンは、「ポイントを取れて嬉しい、何も獲得できないよりずっといい。最後は177得点して32を残されるなど、フィルの典型的な試合だった。ちょっとチャンスを渡せば彼は必ず喜んで取ってくる。」
このエクセターの夜はデーブ・チズナルにとってとても有益だったことが証明された。彼はバン・ガーウェンの欠場で二試合を戦い、レイモンド・バン・バーナベルトとジェームス・ウェードに勝利した。
チズナルはまずアベレージ101越えでレイモンド・バン・バーナベルトに7-2で勝利し今シーズン2勝目をあげた。
チズナルはバン・バーナベルトがオープニングから3レッグの2レッグでダブルミスするとそのレッグを確保し3-0リードとした。しかしこのオランダ人も次の3レッグのうち2レッグを取りスコアは4-2となった。
しかしチズナルは再び2014年チャンピオンが2本のダブルミスを突き5-2とリード、さらに96チェックアウトから最後は2個の180得点から20ダブルを決めてあっさりと勝利した。
彼はその後最終試合として再びステージに戻り、ウェードに今シーズン最初の敗退を負わせた。試合は接戦の7-5勝利となったがウェードは最終レッグで引き分けに持ち込めた160チェックアウトの20ダブルをミスしての結果だった。
ウェードはオープニングレッグを96フィニッシュで取ると、1-3ダウンからの反撃でイーブンとし、逆に5-4とリード、しかしダブルミスにチズナルが突け込みここから3レッグを連取し記憶に残る夜とした。
「2勝できるなんて素晴らしい、特別な夜だ。」とチズナル。「一晩に二試合戦うのはいつでも厳しい。でも水曜にそれを言われた時、僕は準備万端にした。4ポイントも取れるなんてすごく嬉しい。」
「一試合目はいいプレーができたけど、最終ゲームは僕はちょっと運にも恵まれていた。ジェームスが沢山ダブルミスしてくれたので勝利できた。」
キム・ハイブレクトはイェル・クラーセンと対戦、行き詰った3-6ダウンから反撃し今シーズン3つ目の引き分けとした。クラーセンもこのベルギー人との最下位の戦いで同様の3ポイントで張り付いている。
クラーセンは1レッグダウンから2-1、3-2とリード、そこからハイブレクトが8本のダブルミスを犯す中3レッグを連取し、ポイント獲得へ大きく前進した。
しかしこのオランダ人も第11レッグでマッチとなる4本の7ダブルをミスし、ハイブレクトが奪取して試合は最終レッグへもつれ込んだ。ここでハイブレクトは3個の140得点から81フィニッシュの素晴らしい12ダーツで引き分けに持ち込んだ。
Betwayプレミアリーグの第6夜は3月9日(木)にグラスゴーのSSEハイドロで行われる。ここではスコットランドのエース、アンダーソンとチズナル、ライトとウェードの対戦がある。
これに先駆け、今週末には2017年Coral UKオープンがバトリンズ、マインヘッドリゾートで開催される。現チャンピオン、バン・ガーウェンは背中の負傷の状況から出場できるかどうか、金曜の朝に確認する意向だ。