<メジャー>UKオープン最終日
思わずもらい泣き!ピーターライト悲願のメジャー大会優勝
http://www.pdc.tv/news/articl…
Coral UKオープン
3月5日(日)
<準々決勝結果>
アラン・ノリス 10-9 キム・ハイブレクト
ガーウィン・プライス 10-9 イアン・ホワイト
ダリル・ガーニー 10-9 サイモン・ウィットロック
ピーター・ライト 10-8 レイモンド・バン・バーナベルト
<準決勝結果>
ガーウィン・プライス 11-9 アラン・ノリス
ピーター・ライト 11-5 ダリル・ガーニー
<決勝結果>
ピーター・ライト 11-6 ガーウィン・プライス
ピーター・ライトが日曜のCoral UKオープン決勝でガーウィン・プライスを11-6で破り素晴らしい勝利をあげ涙に濡れた。待ちに待ったテレビ放映でのメジャータイトル獲得だ。
ライトはここまで2年間バトリンズ、マインヘッドリゾートの決勝でマイケル・バン・ガーウェンに負け続けたがようやくトロフィーを掲げ上げ、素晴らしい週末を終えて70,000ポンドの優勝賞金を持ち帰った。
この世界No.3は準々決勝のレイモンド・バン・バーナベルト戦でアベレージ110、10-8での勝利以上に、いくつか別格のダーツを披露した。
ライトはまたプライスとの決勝の前には、ダリル・ガーニーとの準決勝でも素晴らしい144チェックアウトで4-1と大きくリード、試合を支配すると11-5で勝利した。
ライトは決勝で110、104とチェックアウトし早々に3-0とリード、ライトはリードを7-2と拡げたがプライスも続く5レッグのうち4レッグを返し、その差は8-6と迫った。
第15レッグではライトはキーとなる86をチェックアウトし再びその差を3レッグとし第16レッグでプライスがダブルミスの隙にチェックアウト、10-6とした。最後は85をインブルフィニッシュし優勝を果した。
ライトのアベレージは決勝で100、トーナメント全体を通して101となり、バトリンズ、マインヘッドリゾート満員の4,000人の観客の前で感涙のトロフィーを受け取った。「初めてこのトーナメントに優勝できて感無量だ。」
「僕のファンが素晴らしい声援を送ってくれた。今年だけじゃなくこの2年間ずっとだ。」
「バーニーとの試合は僕の生涯の中で一番素晴らしい試合だった。彼は絶え間なく押し返してきて、いいテレビ画像だったに違いない。」
「ガーウィン・プライスにも脱帽する。彼のダーツでのここまではとても素晴らしい。彼はとても素敵な奴で、もっともっと上に行くだろう。」
「これで落ちつく訳には行かない。マイケル・バン・ガーウェンもフィル・テーラーもいない状況だったし。でもギャリー・アンダーソンやエイドリアン・ルイスやその他にもこのトーナメントに参加していた素晴らしいプレーヤーのいる中で賭け率が一番人気なのはとても大きなプレッシャーだった。」
「すごく大きなプレッシャーを感じてたので、決勝進出が果たせてうれしい。この三年間の中で一番厳しいトーナメントだった。優勝できて素晴らしい。」
新進気鋭のウェールズのスター、プライスもここサマーセットで彼の生涯初めてとなるテレビ放映のメジャー決勝へ進出し、準優勝賞金35,000ポンドを手にした。
プライスはジャスティン・パイプ、デービッド・パレット、Rileysのアマチュア予選通過者、ポール・ホーガンに勝利。イアン・ホワイトとの準々決勝では最終レッグを160チェックアウトし勝利した。
その後大接戦のアラン・ノリスとの準決勝では第19レッグで100フィニッシュを2つの20ダブルで決めるなど11-9で勝利して決勝進出した。
「これは僕にとって初のライブ放映決勝で物凄く意義があった。」とプライス。「ステージでは少し緊張したけどピーターは週末ずっといいプレーをしていたし、優勝して当然の実力だ。」
「これですごく自信がついた。いい進出を果すことはとても良いことだ。時々ステージ上ではいいプレーをしようと意気込んで緊張の余りヘマをしがちだった。」
「ジャスティンとの試合ではとてもいいプレーができ、そこから安定し出した。ジャスティン戦やポール・ホーガン戦の半分のプレーでも決勝で出せていたなら、もっとチャンスはあったかも知れない。」
「僕に83が残り、ピーターが86を上がってしまった時がひとつのターニングポイントだと思った。もし僕があそこでブレークしスコアが8-7となってたらまた違ったゲームになっていただろう。でも11レッグ先攻で9-6のスコアはひっくり返すにはとてもタフだ。」
ガーニーは金曜午後の二回戦参加から5試合に勝利PDCテレビ放映で三度目の準決勝進出を果した。その他では2015年のプレーヤーズチャンピオンシップ・ファイナルズ、ワールドカップオブダーツである。
この北アイルランドのエースは準々決勝でサイモン・ウィットロックに劇的な反撃で勝利したが世界No.3のライトとの準決勝ではその神業は繰り返されなかった。
ガーニーは「正直、彼が他の僕ちゃん達と違うところは、毎週毎週プレミアリーグなどのテレビ放映で見せているようなフィニッシングだ。あそこを見習って僕も改善したい。あのレベルの標準はあそこだ。」
「いい週末だったしPDCの準決勝に僕が参加できて嬉しい。でも決勝にも行ってみたいし、今後に期待して欲しい。」
「僕が何を改善すべきかよく判ったしあとはやるだけ。毎週毎週確実にしていき、出来るだけ多くの機会にトップ16選手を打ち破ることだ。」
ノリスは彼として始めてテレビ放映の準決勝進出を果した。しかし準々決勝でキム・ハイブレクトにみせつけた10-9の素晴らしい勝ち方をプライスに退けられた。
ボーネス出身のノリスは、「先週第一回のプレーヤーズチャンピオンシップに優勝し、今週も準決勝まで来れた。いい成績だと思うし今年のスタートとして幸先がいい。」
「結果のために努力をしなければならない。僕はこれからも練習を続けいい方向へ持っていく。」