<メジャー>プレミアリーグ第14/15夜
フィルテーラー、最終夜までプレーオフ進出お預け
http://www.pdc.tv/news/articl…
Betwayプレミアリーグ
<5月4日(木)第14夜結果>
ザ・シェフィールドアリーナ
ピーター・ライト 7-2 エイドリアン・ルイス
デーブ・チズナル 7-5 レイモンド・バン・バーナベルト
ギャリー・アンダーソン 7-3 ジェームス・ウェード
フィル・テーラー 7-3 マイケル・バン・ガーウェン
(リーグテーブル)
第14夜終了時
1.→1.マイケル・バン・ガーウェン:22ポイント、レッグ差+29
2.→2.ピーターライト:21ポイント、レッグ差+24
3.→3.ギャリー・アンダーソン:18ポイント、レッグ差+15
4.→4.フィル・テーラー:17ポイント、レッグ差+5
6.→5.デーブ・チズナル:15ポイント、レッグ差ー5
5.→6.レイモンド・バン・バーナベルト:14ポイント、レッグ差-4(脱落)
6.→7.エイドリアン・ルイス:13ポイント、レッグ差-12(脱落)
8.→8.ジェームス・ウェード:12ポイント、レッグ差-13(脱落)
イェル・クラーセン:3ポイント、レッグ差ー16 (脱落)
キム・ハイブレクト:3ポイント、レッグ差ー23 (脱落)
ギャリー・アンダーソンが木曜ジェームス・ウェードに7-3で勝利し、Betwayプレミアリーグのプレーオフ進出を確定した。フィル・テーラーはザ・シェフィールドアリーナでマイケル・バン・ガーウェンを相手に記念すべき勝利を収めた。
2度のプレミアリーグチャンピオン、アンダーソンは2週間後、O2での準決勝でバン・ガーウェン、ピーター・ライトとともに出場する。彼は直近の4試合で3つを勝ち、トップ4内残留を確定した。
アンダーソンは2つの180得点、キーとなる90チェックアウトなどで序盤の6レッグから5レッグを奪うと、ウェードの反撃を抑え、残り72を2ダブルで決めて大事な勝利をものにした。
「もう一つ勝利が必要なのは判っていたし今夜はとても緊張してたので、少々もたついてしまった。でも最後は勝つことができた。」とアンダーソン。
「トップ4位に入ることがシーズンスタート時点での全員の目標なので主目的は果たした。」
「通過できたので来週はプレッシャーもなく、アバディーンでマイケルと対戦ができる。でも両者とも負けたくないし、特別な試合になるだろう。」
シェフィールドのこの試合ではテーラーが7-3で勝利し、バン・ガーウェンのリーグテーブルトップ抜け確定を阻止た上で、この6度のチャンピオン自身もプレーオフ進出のためのトップ4を維持した。
オープニングで3本のダブルをミスした後、バン・ガーウェンは2-1とリードしたが、テーラーは素晴らしいシングル20+ダブル18+ダブル20の96チェックアウトでバン・ガーウェンの主導権を止め、イーブンとした。
その後テーラーはバン・ガーウェンのミスに乗じ、11ダーツ、90フィニッシュなどで4レッグを連取、11ダーツの反撃に会ったもののこのストークの伝説が勝利を決めた。
テーラーはこれで、デーブ・チズナルに2ポイントの差をつけて4位となり、来週のアバディーンでの最終リーグを迎える。この状況でテーラーはエイドリアン・ルイスから1ポイントを得れば、彼の最期のシーズンにプレーオフ進出が決まる。
「マイケルはタフな相手だが、妙な試合だった。」とテーラー。「何度か3本使いでダブルのチャンスにマイケルはブル狙いだった。あれはどうも緊張していたようだ。」
「後半の90フィニッシュで勝ちが決まった感だ。また2ポイントを獲得できた。マイケルと対戦して勝利するのは一苦労だ。」
「プレーオフ進出できるかどうかは自分の掌中にあり、出来れば素晴らしいことだ。今夜は楽しむために出場したのでプレッシャーは殆どなく、リラックスすればするほどゲームは楽しくなる。」
「特に説明することもないが、アバディーンの準備をしっかりしたい。エイドリアンはもう守るものがないからね。」
チズナルはレイモンド・バン・バーナベルトを7-5で下し、不敗を6試合に伸ばして準決勝進出の夢をつないだ。途中、アベレージは109に達していた。
バン・バーナベルトはオープニングレッグを2つの180得点で余裕で取り、さらに2-1とするとチズナルは爆発し142チェックアウトなどで3レッグを連取、リードをはっきりさせた。
バン・バーナベルトは2レッグで8ダブルを決め、試合をイーブンに戻したが、チズナルも2レッグを返し6-4リードで1ポイントは確保した。このオランダ人も70を上がって最終レッグへ持ち込んだものの、このセントヘレンズのエースが64を上がり、プレーオフへの挑戦を続けることとなった。
「勝てて嬉しい。」とチズナル。チズナルはこれでバン・バーナベルトの脱落を確定させた。「レイモンドもいくつかブルをミスしていたけど、僕もいくつかダブルミスした。」
「ここに来て僕は調子がいいし12ポイントも取れた。でも3試合を引き分けにしてしまった。本当は勝てた試合だった。いい位置にいるけど来週も勝たなければならない。」
「まだチャンスがあるという状況はとても興奮する。ここ6~7週間とてもいいプレーができているし、6試合勝ってもおかしくなかった。でもこれがダーツだ。やれば出来たと思うけど。最終試合もジェームスには勝ってこのプレーをずっと維持したい。」
一方、ライトはルイスに7-2で勝ち、ルイスのプレーオフ進出の夢を砕くとともに、25,000ポンドのリーグ優勝ボーナス争奪戦でバン・ガーウェンに1ポイント差に迫った。
ライトは序盤から13ダーツ、14ダーツで2-0とリードしたが、ルイスも2つの180得点で反撃を試み、この2011年準優勝者がイーブンに戻した。
しかしライトは180得点から第5レッグを取り、続いてルイスが2本のダブルをミスした折に襲いかかり4-2リードとし、続く3レッグを連取して今シーズン9勝目を挙げた。
「計画は実行でき勝利して成し遂げた。マイケルにプレッシャーを掛け続けたい。」とライト。
「絶好調ではなく試合中不安定だったけど、エイドリアンも彼の調子が出ていなかった。プレミアリーグの連中が彼を痛めつけてしまった。」
「O2へ行けるなんて凄いことだ。でもトップフィニッシュもしたい。」
来週はアバディーンのGEオイル&ガスアリーナで最後のリーグの夜が開催され、チズナルはウェードと、テーラーはルイスと対戦、プレーオフ進出の最後の1人が決まる。また、ライトはバン・バーナベルトと、現プレミアリーグチャンピオン、バン・ガーウェンはアンダーソンと、今年1月のワールドチャンピオン決勝の再現試合となる。