<メジャー>プレミアリーグ第15/15夜
テーラー、最期のプレミアリーグ、プレーオフ進出決定
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Betwayプレミアリーグ
<5月11日(木)第15夜組合せ>
アバディーン、GEオイル&ガスアリーナ
デーブ・チズナル 6-6 ジェームス・ウェード
フィル・テーラー 7-5 エイドリアン・ルイス
ピーター・ライト 7-1 レイモンド・バン・バーナベルト
マイケル・バン・ガーウェン 7-4 ギャリー・アンダーソン
(リーグテーブル)
第15夜終了時<最終>
1.→1.マイケル・バン・ガーウェン:24ポイント、レッグ差+32
2.→2.ピーターライト:23ポイント、レッグ差+30
4.→3.フィル・テーラー:19ポイント、レッグ差+7
3.→4.ギャリー・アンダーソン:18ポイント、レッグ差+12
5.→5.デーブ・チズナル:16ポイント、レッグ差ー5(脱落)
6.→6.レイモンド・バン・バーナベルト:14ポイント、レッグ差-10(脱落)
8.→7.ジェームス・ウェード:13ポイント、レッグ差-13(脱落)
7.→8.エイドリアン・ルイス:13ポイント、レッグ差-14(脱落)
イェル・クラーセン:3ポイント、レッグ差ー16 (脱落)
キム・ハイブレクト:3ポイント、レッグ差ー23 (脱落)
プレーオフ
5月18日(木)
ロンドン、O2
<準決勝組合せ>
マイケル・バン・ガーウェン vs ギャリー・アンダーソン
ピーター・ライト vs フィル・テーラー
フォーマット:ベストオブ19レッグズ
<決勝組合せ>
バン・ガーウェン/アンダーソン vs ライト/テーラー
フォーマット:ベストオブ21レッグズ
マイケル・バン・ガーウェンがギャリー・アンダーソンを7-4で下し5年連続でBetwayプレミアリーグテーブルのトップ抜けの座を獲得した。フィル・テーラーはアバディーンでの木曜に最後に残ったプレーオフ進出の座を獲得した。
ピーター・ライトはGEオイル&ガスアリーナでレイモンド・バン・バーナベルトに7-1で勝ち、バン・ガーウェンが25,000ポンドのリーグトップのボーナス獲得にはアンダーソンに勝つ必要があった。
この世界No.1はアンダーソンとのきらめく試合でチャレンジのレベルを高め、序盤に3-1として主導権を握り、145チェックアウトなどで反撃するスコットランド人を封じ込めた。
テーラーは序盤3-5ダウンからエイドリアン・ルイスを7-5で下し、デーブ・チズナルを退けてリーグテーブルでの最期の出場枠を確保した。チズナルはジェームス・ウェードと6-6の引き分けでプレーオフ出場の夢は潰えていた。
これら結果より、来週木曜のプレーオフ準決勝でバン・ガーウェンはアンダーソンとぶつかり、この二人のプレミアリーグタイトル獲得の戦いが続く。
しかし、バン・ガーウェンは彼がトーナメントに参加して以来、5年連続でリーグテーブルトップとなる快挙を遂げてアバディーンを去った。
「今年の対戦は本当に厳しかった。」とこのオランダ人。「僕の陰にいつもピーターがいた。僕はここで2ポイントを取るつもりだったしそれが出来て本当にうれしい。」
「僕は得点力はよかったけど、まだ凄く多くのチャンスを逃している。でも今夜は必要な仕事はできた。これが僕にとってすごく大事でこの勝利はうれしい。これで来週O2でも期待できる。」
「これが世界トップ4のダーツプレーヤーで待ちきれない。ギャリーとはいつも素晴らしいゲームが出来、気分は最高だ。」
ライトは再び素晴らしいディスプレーを見せ、バン・バーナベルトを7-1で下し、自身初めてのプレミアリーグプレーオフ挑戦の準備をした。
このスコットランド人は序盤2レッグで180得点を見せ、第2レッグは14ダーツでブレークとなり、さらに80チェックアウトで3-0とリードした。
バン・バーナベルトは10ダブルを決めてお返ししたが、ライトは再び180得点から先行、オランダ人のミスを突いて再びブレークし14ダーツで6-1とリード、最後は116をチェックアウトして勝利した。
「初めてトップ4に入ることができ、とても幸せだ。」とライト。彼は過去2年間のプレミアリーグの戦いでは常に5位に甘んじていた。
「僕はフィル、ギャリー、マイケルとトップ4で並んでいると考えながら自分を追い込んでいる。これはクレージーだ。僕の調子はとても良く、O2でも一週間をいい結果で過ごせるようにする。」
「バーニーを倒すのはいつも大変だ。彼はタフなお客様で、5度のワールドチャンピオンはだてではない。でも、アバディーンで驚く応援に押されれば、いいプレーをしたいと思うだろう。」
「観客が素晴らしかった。ステージに上がった時鳥肌がたった。」
テーラーもストークのライバル、ルイスに7-5で勝利し、最期のプレミアリーグシーズンでプレーオフ進出を確定した。
ルイスは序盤で12ダブルをミスし9ダーツを逸したものの、試合は122チェックアウトをインブルで決めるなど4-2とした。テーラーはこのライバルから114フィニッシュを見せられたが、続く6レッグのうち5レッグを奪い逆転勝利となった。
「O2へ出場できるなんて夢のようだ。」とテーラー。「僕にとって特別ボーナスだ。正直のところ、行けるとは思っていなかった。凄いの一言だ。」
「僕にプレッシャーは全くないけど勝ちにいくつもりだ。もう6回もやってるからね。」
「もう30年も表舞台に立ち続けて来たので満面の笑顔になると思う。今新しい道へ進む時だ。でも来週は僕は勝つために出場しとても楽しみにしている。」
「出場してもし7回目のプレミアリーグ優勝が出来ればどんなに素晴らしいことだろう。」
この日早々、チズナルは7試合負けなしを続けたもののウェードと引き分け、この2015年のベスト4がトップ4へ残る道は閉ざされた。
チズナルはテーラーにプレッシャーを掛けるためには大きな勝利を収める必要があった。しかしウェードがチズナルのダブルミスに大事な71を上がり3-1とリードした。
ウェードはその後4つ目の180得点から6-2リードとし、この試合で1ポイントを確保した。
しかしチズナルは第9レッグを取り試合に生き残りをかけ、素晴らしい129チェックアウトと13ダーツで最終レッグへもつれ込み、最後は2つの180得点で11ダーツとし引き分けに持ち込んだ。
チズナルはこの試合、7個の180得点を出していたがウェードとの試合ではスタートが遅すぎ、うまく行かなかったと述べた。
「僕は序盤にダブルが決まらず第6レッグか第7レッグまでいいプレーが出来ていなかった。」とチズナル。「6-2ダウンとなった時、もう失うものはないし反撃に転じようやく引き分けに持ち込めた。」
「このシーズン、結果は悪くなかった。プレーは8週間すごく良くこういう風にスタートしたかった。しかしこの経験が残りシーズンに凄い勇気を与えてくれた。」
バン・ガーウェンはアンダーソンと対戦、これは過去のワールドグランプリ、ワールドチャンピオンシップ、マスターズ決勝の再現試合だが、再び来週のプレーオフでも再現され、ライトは6度のリーグチャンピオン、テーラーと対戦する。
このトーナメントはO2での決勝で完結、チャンピオンには250,000ポンドの賞金が与えられる。