<メジャー>プレミアリーグプレーオフ プレビュー
フィルテーラー、プレミアリーグは今夜が最期
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フィル・テーラーがこの木曜のBetWayプレミアリーグ プレーオフで7度目の優勝を達成し、完璧な最期を飾ることを目指している。マイケル・バン・ガーウェン、ギャリー・アンダーソン、ピーター・ライトもロンドンO2で25万ポンド(3,600万円)の優勝賞金を狙っている。
56歳のテーラーは、2018年の完全リタイアに向けザ・O2で最期のプレミアリーグでの試合に出場、このイベントの歴史で最も大きな足跡に幕を下ろそうとしている。
このプレミアリーグが始まった2005年から2008年までの4年間のチャンピオン、テーラーは2010年と2012年にも優勝し、優勝経験は6度に及んだ。
これらの年には君臨したものの、テーラーは直近では昨年のO2だったが、バン・ガーウェンに2度決勝で敗れており、今年のO2ではスポンサーのBetwayのオッズによると11/1と完全に優勝圏外にある。
「一年中、トップ4に残ることが目標だったので、出場を果たしてとても嬉しい。出場することが幸せだしここで勝つ。でも全くプレッシャーがない。」とテーラー。
「ピーターは今年とても調子がいいので試合は予想できる。でも今回が彼のデビュー戦だし、彼がどう感じているかわからない。」
「今年のシーズンを通じて同様な方法で臨んできたし、今回も楽しみのために出場する。でももう一度優勝できたら本当に素晴らしい。それはプレミアリーグからの完璧な卒業記念になる。」
試合はライトのプレーオフデビュー戦となり、彼は過去3度のプレミアリーグで2度5位止まりとなっていた。
しかしこのスコットランド人は2017年には初めてテレビ放映での優勝としてUKオープンに勝ち、これを含め今年すでに7トーナメントで優勝し自信を深めている。
「以前もプレーオフにもう一歩だったけど今回は通過できた。出場してプレミアリーグに優勝したい。」とライト。「近年凄いプレーヤー達が優勝するのを見てきた。僕もこれら偉大なプレーヤーの仲間入りをしたい。」
「フィルやマイケルやギャリーと供にトップ4に入ったことは凄いことで、今シーズンは本当に幸せだ。」
「僕はまだ学んでおり、今年はいろいろ改善が進んだ時だと思う。僕はここ数年いろいろ学んだし、各プレーヤーにどうしたら勝てるかも徐々に判ってきた。特にマイケルにね。マイケルは今誰もが目標とし標的としているプレーヤーだ。」
「自分の能力を信じること、練習ボードでできたことは彼やその他世界のプレーヤーに対して演じることが出来るのです。」
一方の準決勝は1月のワールドチャンピオンシップ決勝の再現となり、また過去2度のテレビ放映の決勝の再現となる。この試合は世界No.1とNo.2のプレーヤー、バン・ガーウェンとアンダーソンだ。
現プレミアリーグチャンピオン、バン・ガーウェンは先週アバディーンでアンダーソンに7-4で勝利し、5年連続のリーグテーブルトップに輝いており、ザ・O2では3度目となる優勝を狙っている。
「商売をする時が来た」とバン・ガーウェン。Betwayでは4/7の一番人気だ。「気分も良く、いいプレーが出来るのは判っている。この前ギャリーと対戦した時はいいプレーが出来いい試合になった。明日の夜も同じことをしなければならない。」
「みんなトーナメント優勝には僕を破らなければいけないのは知っている。僕はいいダーツで彼等にプレッシャーを与え返り討ちにする確認が必要だ。」
「4人ともいいプレーヤーだが彼等にトロフィの匂いを嗅がせる訳にいかない。もし指の一本でも与えようものなら腕まで持っていかれる。もう一度トロフィを勝ち取りたいし、それが出来たら本当に特別だ。」
一方、アンダーソンは2011年、2015年のプレミアリーグ優勝に続きハットトリックの完成を狙っている。
「もう一度優勝出来れば素晴らしい。いいプレーができればチャンスもある。」とアンダーソン。彼はリーグテーブル4位抜けだが、トーナメントアベレージはバン・ガーウェンに続き2位と高い。
「目の前の全てのプレーヤーをやっつけ、この夜誰が進出て来ようとトロフィを持って逃げる。」
「いづれにしろ、この試合はいつもとても過酷だが、今回はフィルが最期だしピーターのデビュー戦だし凄く面白くなるだろうし、僕もマイケルも2度優勝しているし、全てが試合を面白くしている。」
バン・バーウェンはBetwayでは4/7と一番人気、ライトが9/2で2位、アンダーソンが5/1、テーラーが11/1となっている。