<メジャー>Betwayワールドカップ 第3日
シンガポール、ロシアの快進撃!
http://www.pdc.tv/news/articl…
Betwayワールドカップオブダーツ
6月3日(金)午後セッション
<二回戦結果>
(ベルギー 2-0 ギリシャ)
ベルギー:キム・ハイブレクト 4-2 ギリシャ:ロアニス・セラチョグロウ
ベルギー:ロニー・ハイブレクト 4-0 ギリシャ:ジョン・ミッチェル
(ウェールズ 2-0 アイルランド)
ウェールズ:ガーウィン・プライス 4-3 アイルランド:ミック・マクゴーワン
ウェールズ:マーク・ウェブスター 4-3 アイルランド:ウィリアム・オコーナー
(ロシア 2-1 オーストラリア)
ロシア:アレキサンドラ・オレシュキン 4-2 オーストラリア:カイル・アンダーソン
オーストラリア:サイモン・ウィットロック 4-1 ロシア:ボリス・コルツォフ
ダブルス: ロシア 4-0 オーストラリア
(シンガポール 2-1 スペイン)
シンガポール:ポール・リム 4-1 スペイン:アントニオ・アルシナス
スペイン:クリスト・レイズ 4-1 シンガポール:ハリス・リム
ダブルス: シンガポール 4-0 スペイン
6月3日(金)夕刻セッション
<二回戦結果>
(オーストリア 2-0 カナダ)
オーストリア:メンサー・スルホビック 4-0 カナダ:ジョン・パート
オーストリア:ジョン・ロドリゲス 4-1 カナダ:ジョン・ノーマンJnr
(ドイツ 2-0 ブラジル)
ドイツ:マーティン・シンドラー 4-0 ブラジル:アレキサンドレ・サッティン
ドイツ:マックス・ホップ 4-1 ブラジル:ディオゴ・ポルテラ
(イングランド 2-0 南アフリカ)
イングランド:エイドリアン・ルイス 4-0 南アフリカ:デボン・ピーターセン
イングランド:デーブ・チズナル 4-0 南アフリカ:デオン・オリバー
(オランダ 2-1 USA)
オランダ:マイケル・バン・ガーウェン 4-2 USA:ダリン・ヤング
USA:ラリー・バトラー 4-2 オランダ:レイモンド・バン・バーナベルト
ダブルス: オランダ 4-0 USA
6月4日(日)午後セッション
<準々決勝組合せ>
シンガポール vs ベルギー
ロシア vs ウェールズ
イングランド vs オーストリア
ドイツ vs オランダ
6月4日(日)夕刻セッション
<準決勝>
<決勝>
賞金:
優勝(一人あたり):30,000ポンド
準優勝(一人あたり):16,000ポンド
ベスト4(一人あたり):10,000ポンド
ベスト8(一人あたり):7,000ポンド
二回戦敗退(一人あたり):4,000ポンド
一回戦敗退(一人あたり):1,500ポンド
フォーマット:
一回戦:ダブルス、ベストオブ9レッグズ
二回戦、準々決勝、準決勝:
シングルスのベストオブ7レッグズx2試合
シングルスで勝敗が引き分けの場合、ダブルスでベストオブ7レッグズ
決勝:
シングルスのベストオブ7レッグズx2試合
ダブルスのベストオブ7レッグズ
シングルスのベストオブ7レッグズx2試合(プレーヤー入替)
先に3勝した国の勝利
イングランドがホワイトウォッシュで決め、オランダはダブルスでの決定となった。
現チャンピオン、イングランドは1レッグも落とすことなく準々決勝進出を決め、オランダの進出決定にはダブルスが必要だった。
エイドリアン・ルイスとデーブ・チズナルのチームは南アフリカのペア、デボン・ピーターセンとディーン・オリバー組に比較的容易に勝利、記録となる5回目のワールドカップ優勝に向け順調に滑り出している。
ルイスがまずピーターセンに4-0でポイントをあげた。
このイングランド人はアベレージが87.13しかなかったがダブル率が50%に達し118チェックアウトも出ていた。
「僕たちは今日はダブルスに行きたくなかったので、仕事をきっちりやらなければならなかった。デーブも同じだった。」とルイス。
「ここまでうまく来れたのは大きなボーナスで、出場のたびに笑いとリラックスだけで過ごしている。」
「僕たちはチームだしここで優勝する素晴らしいチャンスを貰ったと思っている。」とストークの32歳。
デーブ・チズナルもオリバーに4-0のホワイトウォッシュで勝利、イングランドが2-0で勝った。
「エイドリアンが僕に良い道筋を作ってくれた。1試合目を勝ってくれたのでプレッシャーもなくリラックスできた。」
「今週はずっとリラックスしており、今のところとても楽しめている。出来れば明日もエンジョイで過ごしたい。」とチズナルが締めくくった。
イングランドはベスト8でオーストリアと対戦する。オーストリアのメンサー・スルホビックはジョン・パートを4-0でぺしゃんこにし、母国に容易に勝利をもたらす準備をした。
このオーストリア人は全般に手堅く相手国カナダに1本もダブルを打たせなかった。
スルホビックのパートナー、ジョン・ロドリゲスも相手のジョン・ノーマンJnrに容易に勝利しオーストリアが準々決勝進出を決めた。
トーナメント一番人気のオランダはラリー・バトラーが素晴らしいダーツでレイモンド・バン・バーナベルトを破り、ダブルスでの決定までプッシュされた。
世界No.1のマイケル・バン・ガーウェンはUSAのダリン・ヤングに4-2で勝利する活躍を見せた。
ヤングはオープニングレッグでブレークチャンスの2本のダブルをミス、第3レッグでも同じミスをした。
第6レッグではバン・ガーウェンが140得点、134得点から40を残し2本で仕留めた。
第2試合はバトラーが5度のワールドチャンピオン、バン・バーナベルトを破る番狂わせを演じ試合はダブルスの勝負となる。
バトラーは第2レッグを120チェックアウト、第3レッグを109チェックアウトし3-0リードとし主導権を取った。
バン・バーナベルトも一流の反撃を見せ、差を1レッグに迫ったが130チェックアウトでインブルを外し、イーブンに持ち込めず。
ここでアメリカ人が95フィニッシュを得意とするインブルでフィニッシュ、予期されぬ勝利を収めた。
ダブルスではオランダが一流さを見せつけ、アベレージ111.33で勝利、ホスト国ドイツとの準々決勝へ進んだ。
「シングルスでは二人とも本調子が出なかった。しかしダブルスでは本領発揮できた。」とバン・ガーウェン。
「僕等は一番人気なのでその期待に応えてスタートしなければいけない。ドイツとの対戦が待ち遠しく、勝てると信じている。」
バン・バーナベルトは、「ラリーは長く知っているし素晴らしいプレーヤーだ。ダブルスで勝てて嬉しい。」
ドイツチームはブラジルを2-0で下しわーるとカップトーナメントでは3度目となる準々決勝進出を果たした。
マーティン・シンドラーはアレキサンドレ・サッティンを文句なしの4-0で退け、ドイツに主導権をもたらした。
続いて元ワールドユースチャンピオン、マックス・ホップが第1レッグで嬉しい161チェックアウトを上がるなど素晴らしい4-1で勝利、ドイツに勝利をもたらした。
「どの国も僕等以下に見える。母国でのワールドカップはこんなびっくりする雰囲気になる。」と勝利後のマックス・ホップ。
「試合前は僕たちはとても緊張した。国が負けるようなことはしたくないし、どのチームも同じ気持ちだろう。」
「僕たちはチームとして戦っており、チームで移動しチームで勝ちたい。二人とも若いしとんでもない素晴らしい経験になっている。」と20歳のドイツ人。
シンガポールのポール・リムとハリス・リムのペアは再び素晴らしいプレーでベスト8進出を果たした。
ポール・リムがアントニオ・アルシナスを4-0で破り、クリスト・レイズがハリス・リムを4-1で下した後、勝敗決定にはダブルスが必要だった。
シンガポールの二人は最終試合で素晴らしいダーツを見せ、スペインの緩んだプレーやダブルミスを誘い最後は4-0での勝利となった。
「めちゃくちゃ嬉しい。スコットランドを倒したのが驚きだったし今日も勝てた上、観客は僕等の名前で歌を歌ったんだよ。」と63歳のポール・リム。
彼等はタイトルを狙っているかと尋ねられた時、リムは自身の考えに固執していた。
「僕たちは一段ずつ昇っていくだけだ。スコットランドもスペインも偉大なチームでベルギーもだ。だから一歩ずつどうなるか頑張るのみだ。」
シンガポールは次にベルギーと対戦する。ベルギーのキム・ハイブレクトはダブルを17本も外したが何とかロアニス・セラチョグロウに4-2で勝利、ベルギーを1-0とした。
ロニー・ハイブレクトは素晴らしいダーツを見せ、ジョン・ミッチェルに4-0で勝利、準々決勝進出を決めた。
テレビ放映でのベルギー人としてはアベレージ115.62は過去最高となり、この兄弟はついに準々決勝へ進出する。
「彼は素晴らしかった。きょうはちょっと違ったセットアップにしたけどシングルスが良く機能した。彼はアベレージ115だったし、彼がトーナメントの残りをこの調子でいくなら僕も歩調を合わせる。」と弟のキム。
ロニーはここ8か月で2度プロツアーの決勝に進出しているがもう少し安定したダーツにしたいと語っていた。
「こういう試合もできるけど、次の試合のアベレージが80くらいになってしまう。頭の中の問題だと思う。でも調子が乗って一投目がトリプルをとらえるようなら僕は恐ろしいダーツになる。」
マーク・ウェブスターが81をインブルで決めるなど、ウィリアム・オコーナーを4-3で下し、ウェールズが日曜の最終日にも活躍できるようにした。
その前、ガーウィン・プライスは8本もマッチとなるダーツをミスしたものの、アイルランドのミック・マクゴーワンを4-3で下しウェールズは勝利でスタートした。
この試合両者は共に手にいっぱいのマッチとなるダーツをミス、マクゴーワンも5本をミス、ようやくプライスが2ダブルを決めて勝利した。
「ちょっとぐだぐだになったけどようやく進出を決められた。」と勝利後のウェブスター。
「いいプレーをして勝利するのは素晴らしいけど、悪い試合内容でも勝てるのも素晴らしい。」とパートナーのガーウィン・プライス。
ウェールズは次にロシアと対戦する。ロシアは第5シードのオーストラリアをダブルスで破る大番狂わせを演じた。
アレキサンドロ・オレシュキンはこの対戦のオープニングでカイル・アンダーソンを4-2で破る衝撃を起こした。
まだ手首の負傷をかばうサイモン・ウィットロックはようやくボリス・コルツォフを4-1で破りイーブンとした。
ダブルスではロシアペアのオレシュキンが81をインブルフィニッシュし3-0とリードし、最終レッグではコルツォフがダブルを決めてまたもや予期せぬホワイトウォッシュでの勝利となった。
この300,000ポンドのトーナメントは日曜に完結、午後に準々決勝が行われ、夕刻に準決勝、決勝が行われる。
スカイスポーツおよびPDC国際放送網でライブ放映される。