HappyBetヨーロピアンダーツオープン最終日
ピーターライト今年4つ目のヨーロピアンツアータイトル
https://www.pdc.tv/news/2017/…
HappyBetヨーロピアンダーツオープン
レバークーゼン、オスターマンアリーナ
7月2日(日)午後セッション
<三回戦結果>
メンサー・スルホビック(7) Bye ジョー・カレン(22)
ジョン・ヘンダーソン(34) 6-5 アラン・ノリス(19)
デーブ・チズナル(6) 6-3 ジェームス・リチャードソン(61)
ピーター・ライト(3) 6-3 ステファン・バンティング(21)
ガーウィン・プライス(18) 6-3 ディミトリ・バン・デン・バーグ(47)
マイケル・スミス(11) 6-3 ダリル・ガーニー(17)
マービン・キング(20) 6-3 デボン・ピーターセン(56)
ロブ・クロス(51) 6-2 マイケル・バン・ガーウェン(1)
7月2日(日)夕刻セッション
<準々決勝結果>
メンサー・スルホビック(7) 6-2 ジョン・ヘンダーソン(34)
ピーター・ライト(3) 6-1 デーブ・チズナル(6)
マイケル・スミス(11) 6-4 ガーウィン・プライス(18)
マービン・キング(20) 6-2 ロブ・クロス(51)
<準決勝結果>
ピーター・ライト(3) 6-3 メンサー・スルホビック(7)
マービン・キング(20) 6-4 マイケル・スミス(11)
<決勝結果>
ピーター・ライト(3) 6-2 マービン・キング(20)
ピーター・ライトが日曜、レバークーゼンでのHappyBetヨーロピアンダーツオープン決勝でマービン・キングを6-2で破り、今年4個目のヨーロピアンツアータイトルを獲得した。
この世界No.3は超一流のダーツを見せ再び25,000ポンドの優勝賞金を獲得、2017年大躍進でのトーナメント優勝回数を9に伸ばした。
ドイツで既に3回のヨーロピアンツアータイトルを獲得しており、彼は2014年以来でドイツでは初めての優勝を狙うマービン・キングを素晴らしいダーツで寄り切り、レバークーゼンのオスターマンアリーナに集まった満員の観客を唸らせた。
土曜の二回戦でロビー・グリーンを6-1で下し、ライトは日曜の試合を3レッグ落としたのみで開始、準々決勝はトップ10同士の対戦だったがデーブ・チズナルに僅か1レッグを落としたのみで勝利した。
彼は準決勝では1-3ダウンから反撃し5レッグを連取、アベレージほぼ100でメンサー・スルホビックを6-3で下した。
決勝ではライトはペアマッチでの元パートナーでイーストアングリア出身のライバル、キングと対戦。キングのレバークーゼンでの進撃はここ18か月で初めてのノーシード選手のヨーロピアンツアー決勝進出となった。
ライトは素晴らしいダーツを見せ、まず136チェックアウトの12ダーツでブレーク、続いて第2レッグでは両者が177得点からキングが9ダブルを決めてイーブンに。
しかしライトは再び13ダーツで2-1とリード、続く3レッグを13ダーツも含めて取り、優勝まであと1レッグと迫った。
キングは180得点から13ダーツで1レッグを返し5-2としたが、ライトはのライバルにこれ以上の反撃を許さないムードで、101をチェックアウトして優勝、アベレージは103、9本のダブルトライで6本を決めた。
ライトはこの優勝でヨーロピアンツアー歴代優勝回数を5回とし、マイケル・バン・ガーウェンの17回に続く2位となり、記念すべき躍進の年を続けている。
「マービンは彼の山の全員を倒してきたので、決勝では僕も全力を尽くさなければならなかった。幸運にもこの週末、僕はベストなプレーができた。」とライト。
「観客が興奮させてくれ、本当に集中でき、アドレナリンが出まくった。スタートの136チェックアウトは本当に凄いスタートだった。」
「マービンのここへの復帰には本当にハードな練習を積んできており、フロアトーナメントでも準決勝や決勝へ進出している。彼の復帰は本物だ。」
ライトは「僕は失敗から学び勝利へ結びつけている。その成果が出てきた。僕は全部に優勝したい。上海やラスベガスなどこれからのワールドシリーズのイベント準備に凄く役に立っている。」
キングは約3年前にドイツでヨーロピアンツアーに優勝しており、今回レバークーゼン出場には英国予選を通過し、キム・ビラネン、イアン・ホワイト、デボン・ピーターセンを倒してベスト8へ進出した。
早々にロブ・クロスがワールドチャンピオンのバン・ガーウェンを倒したのを見て、キングはこのヘイスティングのプレーヤーを準々決勝で6-2で下し、準決勝ではマイケル・スミスを6-4で下した。
決勝でライトに負けはしたものの、キングは5度目のヨーロピアンツアー決勝へ残り、強い週末を終えて10,000ポンドの賞金を手にした。
「本当にいいダーツ仕事ができたしこのイベントに出場できてとても栄誉に思っている。」とキング。「最後のハードルを越えることにしくじったけど、あれが僕のしくじるいつものハードルだ。」
「僕はピーターを20年来知っているけど、彼は一日中素晴らしいダーツをしていた。僕は反応できなかったし彼は優勝者の価値十分だ。」
クロスは日曜午後の三回戦でバン・ガーウェンに6-2で下し素晴らしい勝利をあげ、彼の急成長を裏付ける成績となった。
世界No.1もライトと同じく今年4つ目のヨーロピアンツアー優勝を狙っていたが、クロスが3つの100超えのチェックアウトを見せ両者とも102を超える素晴らしいゲームを展開した。
スコットランドのジョン・ヘンダーソン、ウェールズのエース、ガーウィン・プライスはクロス、チズナルと共にベスト8入りした。スルホビックは2つ目のヨーロピアンタイトルを狙ったものの準決勝でライトに倒された。
5月のジブラルタルダーツトロフィ優勝のスミスは先週のオーストリアンダーツオープンでも準優勝まで進出したが、今週もダリル・ガーニー、ガーウィン・プライスを倒し、強いところを見せ続けた。
この日オープニングではメンサー・スルホビックがジョー・カレンの急きょ欠場により不戦勝となった。カレンの父親が心臓発作で倒れ、カレンが急ぎ英国へ戻ったためだ。一方、アラン・ノリス、ジェームス・リチャードソン、ディミトリ・バン・デン・バーグがバンティング、ガーニー、ピーターセン、バン・ガーウェンとともにベスト16で敗退した。
次のPDCヨーロピアンツアーイベントは9月1日~3日、マーストリヒトでのオランダダーツマスターズだ。