上海ダーツマスターズ第2日(最終日)
テーラーがMVGに火を付けた?
https://www.pdc.tv/news/2017/…
2017年上海ダーツマスターズ
7月7日(金)
<準々決勝結果>
レイモンド・バン・バーナベルト 8-1 ギャリー・アンダーソン
デーブ・チズナル 8-4 ガーウィン・プライス
マイケル・バン・ガーウェン 8-7 フィル・テーラー
ジェームス・ウェード 8-5 ピーター・ライト
<準決勝結果>
デーブ・チズナル 8-4 レイモンド・バン・バーナベルト
マイケル・バン・ガーウェン 8-3 ジェームス・ウェード
<決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン 8-0 デーブ・チズナル
フォーマット:ベストオブ15レッグズ
マイケル・バン・ガーウェンが2017年のワールドシリーズ2戦目となる上海ダーツマスターズ決勝でデーブ・チズナルを素晴らしいダーツでホワイトウォッシュしタイトルを防衛した。
プルマンホテル上海南がこのイベントを2年ホストしており、誰も止められない勢いで決勝を駆け抜けた。
バン・ガーウェンは準々決勝のフィル・テーラー戦で0-5ダウンからの反撃となり、さらにこの16度のワールドチャンピオンに先に1本マッチとなるダーツをトライされ、敗退に瀕した。
この世界No.1は最終レッグを圧倒し、準決勝ではジェームス・ウェードを倒し、チズナルには簡単に勝利してタイトルを防衛した。
決勝はこのオランダ人がオープニングレッグをズバッと12ダブルを決めキープでスタート、続いて14ダーツでブレークしこの調子で試合が続いた。
最初の180得点からバン・ガーウェンは3-0とリード、さらに65を上がり4レッグ差をつけた。
この28歳はブレークで6-0リードとし、続いて単純にキープ、続いて残り84を12ダブルで決め12ダーツでブレーク。
このワールドチャンピオンはチズナルに一度ブルを打たせたのみの素晴らしいダーツで勝利、最後は114チェックアウト、アベレージ102.77に達した。
「驚きだ」とバン・ガーウェン。「今日のために厳しい練習をしてきたのでこのトロフィを獲得できて嬉しい。」
「フィルとの対戦後、素晴らしい調子を取り戻しこれが大きな自信につながった。このようなトロフィを勝つためには自信を持たなければいけない。」
「ダーツでは容赦してはいけない。もし8-0で勝てようなら8-0を目指すこと。僕はいつでも勝ちたいけどそれはたやすいことではない。でもいいプレーがそうさせてくれる。」
「今日の勝利が来週のラスベガスやワールドマッチプレーへの大きな自信になった。夢心地だ。」
「ラスベガスは楽しくなるだろうし、またトロフィを取ることができる。」
チズナルがワールドシリーズオブダーツ決勝でバン・ガーウェン敗けたのは2度目となり、最初は昨年8月のパースだった。これでチズナルはバン・ガーウェンに18か月勝っていない。
「決勝ではいいプレーが出来なかった。」とこの世界No.5.「疲れたし、マイケルなどと戦い20トリプル、20トリプルと聞かされると余計疲れる。」
「週末で一番いいプレーヤーが勝つものでマイケルは良くやったよ。いつかやっつける。」
この日バン・ガーウェンとしては順調な出だしではなかった。準々決勝でこのタイトル保持者はフィル・テーラーに5-0と追い込まれていた。
信じられない反撃でバン・ガーウェンは5個の180得点、106チェックアウトなどで10レッグのうち8レッグを取りテーラーに衝撃を加えた。
準決勝もゆっくりと始まり、バン・ガーウェンはピーター・ライトを8-5で破ったウェードと対戦、2-0リードと進んだ。
このオランダ人は突然火が付き、130チェックアウト、143チェックアウトを続け完全に主導権を得るとそのまま8-3で勝利した。
ウェードは昨年上海で準優勝だったがバン・ガーウェンの得点力とダブルの正確性に対応できず、決勝進出はならなかった。
チズナルはテレビ放映での決勝は7度目となるが、準々決勝でガーウィン・プライスと対戦、アベレージ103.37と8-4勝利に相応しいものだった。
チズナルは準決勝でレイモンド・バン・バーナベルトと対戦、36歳のチズナルは5つの180得点から再び8-4で決勝進出を決めた。
バン・バーナベルトは準々決勝でギャリー・アンダーソンを驚くべき8-1で下した。アンダーソンはバン・バーナベルトが126チェックアウト、121チェックアウトにより5レッグリードして以降全く、反撃の兆しが見えなかった。
しかし、この日はバン・ガーウェンの日となり、この世界No.1は優勝賞金30万元(510万円)と9個目のワールドシリーズタイトルを獲得した。
ワールドシリーズは7月14日~15日に第一回USダーツマスターズとしてラスベガス入り、トロピカーナホテルで開幕する。
このトーナメントは7月11日、12日の2日間予選が行われ、13日が北アメリカチャンピオンシップを開催USAおよびカナダ選手が国内タイトルを戦いWilliamHillワールドダーツチャンピオンシップ代表も選出される。