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<メジャー>ワールドマッチプレー 第3日/9日

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2017.07.25 Tue.

全てが最高のビッグステージ

https://www.pdc.tv/news/2017/…

BetVictorワールドマッチプレー
ブラックプール、ウィンターガーデンズ
7月24日(月)夕刻セッション
<一回戦結果>
サイモン・ウィットロック 10-5 カイル・アンダーソン
エイドリアン・ルイス 10-7 スティーブ・ビートン
マイケル・バン・ガーウェン 10-4 ステファン・バンティング
ロブ・クロス 10-7 イアン・ホワイト

7月25日(火)夕刻セッション
<二回戦組合せ>
メンサー・スルホビック vs ジャスティン・パイプ
ダレン・ウェブスター vs スティーブ・ウェスト
ギャリー・アンダーソン vs ダリル・ガーニー
ピーター・ライト vs クリスト・レイズ

マイケル・バン・ガーウェンが月曜夜、BetVictorワールドマッチプレーでステファン・バンティングを10-4で下し余裕で二回戦へ進出した。エイドリアン・ルイス、サイモン・ウィットロック、初出場のロブ・クロスもウィンターガーデンズでの勝利を喜んだ。

現チャンピオン、バン・ガーウェンは完全に試合を支配し3度目のブラックプールでの優勝に向け進撃を開始、オープニングから7レッグを連取し戦いの主導権を得ていた。

このオランダ人は3レッグでバンティングがダブルミスする一方、連続の13ダーツで取り主導権を取ると、元レイクサイドチャンピオンも続く4レッグのうち3レッグを奪い返した。

しかしバン・ガーウェンは4ダブルで9-3とし、続くレッグでマッチとなるダブルトライするが19ダブルを3本ミス、バンティングが4つ目のレッグを奪い返した。ここでこの世界No.1は素晴らしい160チェックアウトで勝利を決めた。

「ちょっと簡単過ぎた。」とバン・ガーウェン。「ステファンは自信を持っていなかったし彼の上手さが出ていなかった。彼はダブルミスが多かったし僕は出だしのセッションとしてはまずまずだった。」

「後半はちょっとぐだぐだしたけど勝負には勝てたし欲しい時に欲しいことができた。今は次のサイモン・ウィットロックとの試合に集中しているが、もっといいプレーが出来るだろうと思う。

「サイモンはいいプレーをしているし今年はプロツアーでも大きな優勝をしている。でも僕と相性のいい相手だし僕もいい仕事をするだろう。」

「トーナメントで強くなるし僕の一回戦はもう過ぎ去ったものだ。」

ウィットロックはオーストラリア人同士のカイル・アンダーソンとの試合を素晴らしいフィニッシュなどで10-5で征しベスト16入りした。彼は手首の故障が回復しているのをこのブラックプールの一回戦で確認できた。

3度連続のブラックプール出場となったアンダーソンは序盤105チェックアウトで10ダーツと素晴らしいダーツを見せたものの、ウィットロックはダブルの冴えを見せ4-1とリード、さらに119チェックアウト、70フィニッシュなどで7-2とリードを広げた。

アンダーソンも70チェックアウト、18ダブル、64チェックアウトと3レグを並べて反撃し7-5と迫ったが、第13レッグは10ダブルを決め、さらに同郷人がダブルをミスする間に2レッグを連取し勝利した。

「本当に楽しむことができた。」とウィットロック。「僕の予想通りカイルは反撃してきた。彼は本当にいいプレーをしていたけど僕の20ダブルは今日びっくりするほど冴えていた。」

「最近いいプレーが出来ているし、練習もすごくしている。8週間前手首を壊しちょっと後退してしまったが、今は大丈夫で僕は自信に満ちている。二回戦が待ち遠しい。」

エイドリアン・ルイスが健康上の問題から約1か月ぶりに勝利で復帰した。彼はBetVictorワールドマッチプレーでスティーブ・ビートンを10-7で下した。

このストークのエースは今月初旬に背筋下部の断裂手術が必要だったがその後の復帰のための練習の成果もあり、ダブル率56%でスティーブ・ビートンを下した。

しかし彼はこの元レイクサイドチャンピオンに対し強すぎるところを見せ、ビートンは2度リードしたものの、ルイスの全快した復帰を止めることができなかった。

ルイスは1レッグダウンから反撃し110チェックアウトで3-1とリード、ビートンも続く5レッグの4レッグを取り逆に5-4とひっくり返した。

しかしルイスも78チェックアウトと13ダーツでリードを取り戻し、ビートンも98チェックアウト、100チェックアウトと迫ったものの、この2013年の準優勝者は11ダーツで幕を引いた。

「僕はこのトーナメントを愛しているのでこの勝ちは大きかった。」とルイス。「僕の好きなイベントだけど全く期待を持っていないし、こんな感覚で参加したのは初めての経験だ。」

「今は自信を取り戻す時で試合で気持ちよく投げれるか確認する時だ。僕が好むペースをつかむことが今は出来ないけど試合には勝てたし嬉しい。」

「いい戦いだったし5-5となった時は僕もちょっと焦った。スティーブの得点力が良かったしなかなかブレークも難しいかなと思った。このプレッシャーの中僕はフィニッシュに何ら疑問を持たないほど良かったし、僕の得点力も上昇していた。」

「ここ2週間は余り練習しなかった。リハビリ期間は通常6週間から10週間と聞いていたし今夜も善し悪しがちょっとあった。次の二回戦まで日がありこれから準備もできる。」

新人のロブ・クロスはワールドマッチプレー勝利の初出場を遂げた。彼はイアン・ホワイトを10-7で下し水曜にルイスと対戦する。

クロスはアマチュアのスターとして2016年UKオープンで活躍したが、今年からプロサーキットに参加、爆発的に2つのイベントで優勝し7か月で世界トップ50に入ってきた。彼はこのビッグステージで序盤は緊張したもののそれを乗り越えた。

試合序盤の6レッグを分け合い、そこからクロスが180得点、60フィニッシュ、68フィニッシュで初めてのブレークを含み3レッグを連取6-3とリードした。

クロスはさらに125チェックアウトで7-4リードとするとホワイトも反撃し続く4レッグの3レッグを取り戻し、スコアは8-7となった。

しかしクロスはダブルの調子を上げ勝利まであと1レッグとすると、最後はホワイトが2本のダブルミスに70をフィニッシュし記念すべき初出場となった。

「素晴らしい経験ができた。」とセントレオナルドオンシー出身の26歳のクロス。「滅茶苦茶気分がいい、今までプレーしたより一番の感触だ。」

序盤は落ち着くのに苦労しいくつかダブルをミスしたけどそれが気楽にさせてくれた。勝てて嬉しい。自分を信じてたし最後に全ての効果を出せた。」

一回戦を終え、試合前一番人気のバン・ガーウェンは8/15のオッズとなった。ギャリー・アンダーソンは5/1、ピーター・ライト6/1、15度のチャンピオン、フィル・テーラーは16/1となっている。

火曜の二回戦はアンダーソンとライトが挑戦を続け、アンダーソンは北アイルランドのダリル・ガーニーと、UKオープンチャンピオンはスペインのクリスト・レイズと対戦する。

オーストリアのメンサー・スルホビックはジャスティン・パイプと、ダレン・ウェブスターはスティーブ・ウェストと準々決勝進出を賭けて戦う。

9日間のウィンターガーデンズでのイベントはスカイスポーツで放映され、全世界にはPDCの放送網で放映されている。

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