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オークランドダーツマスターズ 第1日

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2017.08.14 Mon.

ギャリーアンダーソン、ピーターライトが豪州勢に敗れる

https://www.pdc.tv/news/2017/…

TAB&バーガーキング提供、オークランドダーツマスターズ
オークランド、トラストアリーナ
8月11日(金)
<一回戦結果>
マイケル・スミス 6-0 ロブ・スザボ
ダリル・ガーニー 6-2 ロブ・モドラ
ジェームス・ウェード 6-2 マーク・クリーバー
レイモンド・バン・バーナベルト 6-4 ワレン・パリー
フィル・テーラー 6-4 ダレン・ヒアウィニ
サイモン・ウィットロック 6-4 コーディ・ハリス
カイル・アンダーソン 6-4 ギャリー・アンダーソン
コーリー・カドビー 6-4 ピーター・ライト

8月12日(土)
<準々決勝組合せ>
ジェームス・ウェード vs ダリル・ガーニー
カイル・アンダーソン vs サイモン・ウィットロック
レイモンド・バン・バーナベルト vs フィル・テーラー
コーリー・カドビー vs マイケル・スミス

第1シードのギャリー・アンダーソンとピーター・ライトがトラストアリーナで開催されたTAB&バーガーキング提供の2017年オークランドダーツマスターズ第一夜に、オーストラリアの2人、カイル・アンダーソンとコーリー・カドビーの一級品プレーにより敗退した。

世界No.2のアンダーソンはオークランドで昨年栄冠へ向けまっしぐらであった。今年もドバイダーツマスターズ優勝を担ってトラストアリーナでのタイトル防衛を狙っていた。

しかしオーストラリアのスター、アンダーソンはアベレージ103に達する素晴らしいダーツを見せ、5個の180得点から相手のスコットランド人に対しスリリングな6-4で勝利、一回戦でこの有名人のタイトル防衛を阻止した。

両者はオープニングで180得点を撃ち合い、ギャリー・アンダーソンが138チェックアウトでリード、しかしオーストラリア人はパワーで続く3レッグを取り3-1リードとした。

ギャリー・アンダーソンは14ダーツ、100フィニッシュの12ダーツで続く5レッグの3レッグを取り、戦いをつないだが、カイル・アンダーソン第10レッグを5個目の180得点からきっちりと8ダブルで上がり勝利を決めた。

先週、自身初となるPDCランキングタイトルを獲得し、そこでは9ダーツも達成していたが、カイル・アンダーソンは自信がついたと言い、オークランドでの優勝を狙う。

「すごく嬉しい」とこの29歳。「練習ではうまく行っていなかったけど、ステージに上がるや否や全てがうまく行った。いい兆候だ。」

「プロツアーもうまく行っているし、ステージでもいいダブルが打てている。今日もそれが発揮できた。僕は全てにまじめに取り組み、全体がかみ合いだした。」

アンダーソンの勝利に続き、第2シードのピーター・ライトも目の覚めるようなコーリー・カドビーに6-4で屈する波乱があった。

カドビーは昨年2度目のTVライブ放映となったパースダーツマスターズでフィル・テーラーを倒し、ライトに敗れていたが、このワールドユースチャンピオンは6個の180得点を得てライトへのリベンジを果たした。

彼はオープニングからの6レッグ全てで180得点を出し、ピーターもこのビッグスコアに屈せず3-3とイーブンをキープした。しかし、ライトは中盤に20トリプルが入らなくなり19トリプルにスイッチした。

これが功を奏し、ライトは第7レッグを13ダーツで取り4-3としたものの、角ビーはイーブンに戻した後素晴らしい112フィニッシュを見せ再びリード、最期は16ダブルを決めて記念すべき勝利をあげた。

「ピーターにリベンジしたかったけどようやく願いが叶った。」とタスマニア生まれのカドビー。「父さんが相手は誰であれ続けて二回は負けるなと言っていたので、今夜はピーターに負けないよう心掛けた。」

「僕はここに負けに来たわけじゃないし、僕の調子のいい日にはトップのプレーヤーにも負けない。まあどうなるか楽しみだけど、とにかく負ける考えはない。」

サイモン・ウィットロックは3人揃い踏みの準々決勝進出を果たした。彼はニュージーランドのコーディ・ハリスに冷っとする場面もあったが、結果、6-4で勝利した。

ウィットロックは1レッグダウンから反撃、2-1とりーどするとハリスは彼の持ち味で76を上がり12ダーツでイーブンとした。しかしここで彼は7本のダブルミスによりリードすることが出来ず、オーストラリア人が再びリードした。

ハリスは122チェックアウトで一度反撃を見せたが、ウィットロックが素晴らしい10ダーツで奪い返す。しかし第8レッグで今度はウィットロックがダブルを7本外しキーウィが取り返した。

ウィットロックは16ダブルを上がり再三リード、さらにハリスが20ダブルを2本ミスする中、60を上がり勝利を収めた。

「勝てて本当に嬉しい。」とウィットロック。彼は次に準々決勝でカイル・アンダーソンと対戦する。「彼は今調子がいいしチャンスを与えると常にそれをものにしている。でも僕ももっとできる。」

「今とても自信がある。僕のダーツは良く飛んでいるし僕のパーフォーマンスのレベルも非常に高い。」

「僕はここで優勝するような気がする。本当にそうなるかどうかは別の問題だけど、それ程自信満々だ。」

このPDCワールドシリーズに出場した他の3人のニュージーランドプレーヤーもオープニング試合で敗退したが、デビュー戦のダレン・ヒアウィニとベテランのスター、ワレン・パリーは一瞬相手をヒヤリとさせていた。

ポリルア出身の25歳、ヒアウィニは先週のDPNZ予選を勝ち抜いて出場、TVライブ初登場で伝説のフィル・テーラーにプレッシャーを掛けたが、この56歳は6-4勝利でくぐり抜けた。

オープニングの2レッグを分け合い、テーラーが101チェックアウト、11ダーツと続け3-1リードとしこのまま試合セットかと思われた。

しかしヒアウィニは第5レッグを68で上がり、テーラーの5本のダブルミスに第6レッグで追いつき相手のオールマイティプレーヤーをヒヤっとさせた。

このニュージーランド人は第7レッグを180得点で開始したが、ダブルを2本ミス、テーラーは16ダブルを上がり再度リードした。

テーラーは続いて63を上がり5-3とリード、第9レッグでは相手の1つの180得点に対しヒアウィニは2つの180得点から12ダーツであがって望みをつないだ。しかしこの56歳は続けて16ダブルを上がり試合に決着をつけた。

テーラーは次に偉大なライバル、バン・バーナベルトと準々決勝であたる。このオランダ人はインバーカーギル出身のパリーとの格闘を6-4で切り抜けた。

パリーは3年前のシドニーダーツマスターズでマイケル・バン・ガーウェンを倒している。試合はパリーの107チェックアウトやバーニーの2レッグでのダブルミスなどがあったが、オープニングから6レッグを分け合った。

この元オークランドでの準優勝者、バーニーは序盤に116を上がっていたが、第8レッグでキーとなるブレークを奪い5-3とリード、第9レッグではバーニーのマッチとなるダブルミスにパリーは80フィニッシュで生き残った。

しかしバン・バーナベルトは次レッグを先にダブルに到達し56を上がって準々決勝進出を果たした。

「練習ボードではうまく行っていたけどステージでは余りうまく行っていないのが判らない。」とバン・バーナベルト。「ちょっと戸惑っている。」

マイケル・スミスはワールドシリーズデビュー戦をロブ・スザボと対戦、6-0のホワイトウォッシュで強さを見せつけた。この元ワールドユースチャンピオンはアベレージ103.66、4個の180得点を叩きだしていた。彼は次に垂涎のカード、カドビーと対戦する。

スミスは180得点から13ダーツ、11ダーツで主導権を取りさらに2つの180得点から4-0とリード、スザボにダブルを打たせなかった。

ジェームス・ウェードは主導権を握った試合となりニュージランドのマーク・クリーバーに6-2で勝利した。クリーバーはここ3年のうち2度1回戦敗退となった。

この左利きは第2レッグの74フィニッシュでブレークなどオープニングから3レッグを連取すると第4レッグでクリーバーはウェードのダブルミスに1レッグを獲得した。

しかしウェードは120チェックアウトで再びアドバンテージを取り、さらにクリーバーが14ダブルと7ダブルのミスに5-1リードと進んだ。クリーバーは次レッグで66を上がり地元応援の望みをつないだものの、元ワールドシリーズ準優勝者が10ダブルを決めて決着をつけた。

USダーツマスターズ、ワールドマッチプレーと続けて1回戦敗退を喫したウェードはニュージーランドとオーストラリアでの3つのワールドシリーズから調子を取り戻したいと願っていた。

「ここ6,7か月の間結果が出ていないけどまだ可能性がある。」とウェード。「今夜も素晴らしいほどではなかったが必要な時にそのショットができた。」

「おかしなことに結果を得られていないものの、僕はプレーをする度に100%自信に満ちている。僕は誰に対してもどの場面からも勝てると信じている。」

ウェードは次にダリル・ガーニーと対戦する。ガーニーは6-2で勝利、オーストラリア予選通過者ロブ・モドラの望みを絶った。

ガーニーはオープニングを103チェックアウト、これに対しモドラも102フィニッシュでお返しをしたが、北アイルランドのエースは続く3レッグを取り4-1リードとした。

モドラは8ダブルを返したものの、USダーツマスターズ準優勝者は96を上がりアドバンテージを取ると最後の8ダブルを決めた。

オークランドダーツマスターズは土曜も開催トラストアリーナで準々決勝4試合が行われ、日曜に準決勝、決勝が行われる。

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