メルボルンダーツマスターズ 第二日
ガーニー、ギャリーアンダーソンを倒し感激!
https://www.pdc.tv/news/2017/…
メルボルンダーツマスターズ
メルボルン、ハイセンスアリーナ
8月19日(土)
<準々決勝結果>
ピーター・ライト 10-9 マイケル・スミス
サイモン・ウィットロック 10-9 ジェームス・ウェード
フィル・テーラー 10-9 コーリー・カドビー
ダリル・ガーニー 10-8 ギャリー・アンダーソン
8月20日(日)
<準決勝>
ダイル・ガーニー vs ピーター・ライト
フィル・テーラー vs サイモン・ウィットロック
<決勝>
ガーニー/ライト vs テーラー/ウィットロック
ダリル・ガーニーがこの夜、Unibetメルボルンダーツマスターズでギャリー・アンダーソンと対戦、3度連続で勝ちを収め準決勝へ進出した。フィル・テーラーもベスト4進出を果たした。
土曜の準々決勝では北アイルランドのガーニーが勝率のいいアンダーソンに勝ち続けるチャンスとなり、このUSダーツマスターズ準優勝者が再びワールドシリーズ決勝への道程に居残ることとなった。
第1シードのアンダーソンはこのハイセンスアリーナでスロースタートとなり、オープニングレッグは先攻レッグで7本のダブルをミス、ガーニーがこの世界No.2を追い詰め16ダブルを決めた。
第5レッグでもこの北アイルランド人がブレークし4-1リードとした。
しかしガーニーは第7レッグで5-2とする3本のチャンスを逸しギャリーが取ってその差を1レッグとした。
試合はその後第11レッグまで分け合い、第12レッグでアンダーソンが12ダーツでブレーク、試合を6-6のイーブンとした。
続いてこのスコットランド人が20ダブルを上がって初めてリードした。
第14レッグでは世界No.14が7本のパーフェクトダーツであわや9ダーツ、これを11ダーツで上がって試合をイーブンに戻した。
第17レッグがこの対戦で決定的な瞬間となり、ギャリーが先攻でダブルミス、ガーニーが残り68を16ダブルであがり、試合を1レッグリードした。
ドラマは続くレッグにもあり、アンダーソンが5本のダブルをミス、試合を最終レッグへ持ち込むチャンスを浪費した。
ガーニーがここで16ダブルを上がり、試合を決めてピーター・ライトとの準決勝へ進出した。
「ギャリーに勝てるなんて本当に素晴らしい。」とガーニー。「彼は本当に凄いプレーヤーで、僕ははるか彼方からようやくこんな凄いプレーヤーにコンスタントに勝てるようになってきた。」
「今日は二人ともベストな試合とならなかったけどとにかく勝てたし、明日のピーターとの一戦が楽しみだ。」
ライトは準々決勝でマイケル・スミスとぶつかり、最終レッグまでもつれこむ接戦となった。試合の序盤はぐだぐだで第5レッグまで両者合わせて17本のダブルをミスしていた。
序盤でスミスがイニシアチブを取り第1レッグをブレーク、第8レッグまでこのまま進み、ライトが残り60を20ダブルで上がってイーブンとした。
そしてライトは121チェックアウトをインブルで決めるなど4連続で取りスコアは8-4リードとなった。
このイングランド人も続く6レッグの5レッグを取り返し、試合は最終レッグへもつれ込んだ。
しかしライトは第19レッグを180得点でスタート、思うようにコントロールし20ダブルで上がってベスト4進出を果たした。
「アベレージを見れば判るけどひどいスタートだった。でも徐々に良くなり、後半は僕のいい所も見せられた。」とライト。
「ここで優勝したいので僕はまだ頑張る。明日もここへ来て一生懸命やるだけだ。」
自国が応援するサイモン・ウィットロックはジェームス・ウェードの2本のマッチとなるダーツをくぐり抜け10-9で勝利、メルボルンでベスト4進出を果たした。
ウェードはまず第1レッグをブレークし、さらに2レッグのリードと明るい兆しでスタートした。一方のオーストラリア人は相手の左利きが32を残して待つ間に、130チェックアウトをインブルフィニッシュしまず1レッグを返した。
ウィットロックは更に100越えの108フィニッシュを16ダブルで上がりイーブンにすると、第9レッグも128を上がり初めてリードした。
両者はブレークを繰り返しスコアは9-8に、ここでウェードは準決勝進出となるマッチダーツを2本外し、ウィットロックが4ダブルで上がって再びイーブンとした。
観客の大声援でウィットロックは最終レッグを6本のパーフェクトダーツから残り33を16ダブルで上がって勝利を決めた。
「観客はびっくりしていた。この試合を勝たせてくれた観客の応援に深く感謝したい。」とウィットロック。
「ここのところ運にも恵まれており、今夜はものにできた。ジェームスは勝てたはずだが、人生の中では時々運が左右し今夜は僕にそのチャンスが巡ってきた。」
ウィットロックは次にフィル・テーラーと対戦する。テーラーは7-9ダウンから挽回し、ワールドシリーズで一番のライバルで現ワールドユースチャンピオン、コーリー・カドビーを退けた。
テーラーは先週オークランドダーツマスターズの準決勝でカドビーに敗れており、今週は3-1リードでスタートした。
信じられないことに、続く8レッグのうち7レッグがブレーク合戦となり、カドビーが6-5とリード、第11レッグではこの22歳が121チェックアウトを見せた。
テーラーも117チェックアウトを20ダブルであがりキープしてスコアは7-6となった。
ここからそれぞれキープの試合が続きカドビーは勝利まであと1レッグに迫ったが、これがテーラー反撃の引き金となった。
16度のワールドチャンピオンは続く3レッグ全てで180得点を出し、最終レッグは80を上がって準決勝進出を決めた。
「彼は恐ろしいほど素晴らしい若手で先週末以来、僕の本来の調子を取り戻さなければならなかった。」とテーラー。「彼は次のマイケル・バン・ガーウェンになるに違いない。彼はダーツ界の星だ。」
4度のシドニーダーツマスターズ優勝と2度のパースダーツマスターズ優勝のテーラーは日曜夜、第一回のメルボルンタイトルを狙っており、オーストラリアでの素晴らしい戦績を続けている。
「僕はリラックスして自分自身楽しんでいる。だから勝てない筈はない。」とこの57歳。「ただ目前の1試合を勝つだけだ。どうなるか見てみよう。」
Unibetメルボルンダーツマスターズはハイセンスアリーナで日曜に準決勝、決勝が行われ完結する。