メルボルンダーツマスターズ 第三日(最終日)

圧巻のフィルテーラー、全盛期を彷彿!
https://www.pdc.tv/news/2017/…
メルボルンダーツマスターズ
メルボルン、ハイセンスアリーナ
8月20日(日)
<準決勝結果>
ピーター・ライト 11-4 ダイル・ガーニー
フィル・テーラー 11-4 サイモン・ウィットロック
<決勝結果>
フィル・テーラー 11-8 ピーター・ライト
フィル・テーラーが第一回のUnibetメルボルンダーツマスターズの決勝でピーター・ライトに11-8で勝利し、ワールドシリーズ通算8回目、オーストラリアでは通算7回目の優勝を果たした。
オーストラリアでは1大会しか負けたことのないテーラーが緊張の面持ちで決勝をスタートし、ライト先攻のオープニングレッグでブレークとなるダブルを3本ミスした。
両者は第6レッグまでキープし合い、ここでテーラーが158チェックアウトの19ダブルをミスすると、ライトが残り81を7+17ダブル+20ダブルで上がりブレークした。
続く3レッグではライトが合計12本のダブルをミス、テーラーが試合の主導権を握った。
ライトは第11レッグでも残り81を9+18ダブル+18ダブルという2つのダブルを使ったフィニッシュを見せその差を1レッグとした。
しかしこの「スネークバイト」はこれを生かせず、テーラーがブレークしその差は8-5と3レッグリードとなった。
テーラーはこのままタイトル獲得に向かうと思われたが、ここでライトが反撃、3レッグを連取して8-8のイーブンとした。
しかしスコットランド人はリードを得ることが出来ずテーラーがブレークし9-8となった。
この16度のワールドチャンピオンはここから112フィニッシュと最後のブレークで勝利を決め、勝利後に喜びを語った。
「オーストラリアが大好きだ。観客は素晴らしいし僕はここでどの瞬間も愛している。」
「僕にはそんなに多くのトーナメントは残されておらず、来るべき日の前にできるだけ多く優勝したい。」とテーラー。
「世界のこの地域でダーツスポーツがこれほど発展しており、とても誇りに感じた。毎年毎年の成長はとても運が良かったのだが、これほどまで大きく成長するとは誰が信じただろうか。」
「バリー・ハーンはこんなに素晴らしい偉業を成し遂げた。今後も年々どんどん大きくなるだろう。」とこの57歳。
この夜早々、「ザ・パワー」は二人目のオーストラリアの対戦相手、サイモン・ウィットロックを11-4で破り決勝へ進出した。
テーラーは素晴らしい144チェックアウトで勝利を決めるなど、後半の11レッグのうち9レッグを取っていた。
アベレージは93.97、ダブル率は驚異の57.89%に達し、ウィットロックを退けるに十分だった。
一方ライトはダリル・ガーニーに11-4で勝ちハイセンスアリーナでのUnibetメルボルンダーツマスターズ決勝へ進んだ。
このスコットランド人は101チェックアウトなど、序盤の5レッグでは主導権を握り4-1とリードした。
ライトはこの試合で180得点が出なかったものの、それでもアベレージ95.27だったが、堅実なダブルに助けられていた。ダブル率は55%に達し決勝進出を決めた。
このスコットランド人にとってこの大会が4回目のワールドシリーズでまだ優勝がないものの、来週のパースに向けて大いに自信をつけた大会となった。
「敗退から学ぶものが多い。もっと強くなって戻って来る。来週のパースでの大会は僕がタイトルを頂く。」とライト。
6つ目の2017年ワールドシリーズオブダーツイベントは8月25日~27日にパースのHBFスタジアムで開催、8名の世界ベストプレーヤーと8名の予選通過者がパースダーツマスターズタイトルを争う。