ダッチダーツマスターズ第3日(最終日)
実力伯仲だが「欲しい時に欲しいショット」が決め手
https://www.pdc.tv/news/2017/…
ダッチダーツマスターズ
マーストリヒト、MECC
9月3日(日)午後セッション
<三回戦結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1) 6-1 カイル・アンダーソン(28)
ダリル・ガーニー(12) 6-2 ナーザン・アスピナル(111)
マイケル・スミス(9) 6-2 ジョー・カレン(20)
ロバート・オーエン(90) 6-4 サイモン・ウィットロック(18)
ピーター・ライト(3) 6-3 ロブ・クロス(40)
クリストフ・ラタイスキー(96) 6-1 クリスチャン・キスト(34)
ジョン・ヘンダーソン(32) 6-2 マイク・デ・デッカー(72)
スティーブ・ビートン(24) 6-4 マーティン・シンドラー(91)
9月3日(日)夕刻セッション
<準々決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1) 6-5 ダリル・ガーニー(12)
マイケル・スミス(9) 6-5 ロバート・オーエン(90)
ピーター・ライト(3) 6-3 クリストフ・ラタイスキー(96)
スティーブ・ビートン(24) 6-2 ジョン・ヘンダーソン(32)
<準決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1) 6-2 マイケル・スミス(9)
スティーブ・ビートン(24) 6-4 ピーター・ライト(3)
<決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1) 6-1 スティーブ・ビートン(24)
マイケル・バン・ガーウェンが日曜のマーストリヒトにて素晴らしい6-1のスコアでスティーブ・ビートンを下し4度連続のダッチダーツマスターズタイトルを獲得した。
このワールドチャンピオンは4個目となる2017年ヨーロピアンツアータイトル獲得で一か月の休暇からの復帰を果たし、MECCで大喜びする5,000人のオランダ人観客の前で25,000ポンドの優勝賞金を手に入れた。
彼の挑戦は土曜夜の二回戦でジェフリー・デ・グラーフに勝ち、日曜午後の三回戦ではカイル・アンダーソンを相手にアベレージ107.60、6-1で勝利した。
彼はそれから準々決勝ではダリル・ガーニーと第10レッグまでキープ合戦の末、第11レッグで相手の北アイルランドのエースが40を残して待つ間に76を上がり12ダーツで決着、6-5で勝利した。
バン・ガーウェンは続いて準決勝のマイケル・スミス戦では2レッグダウンから逆転の6-2で勝利。元ワールドユースチャンピオンはオープニングから11ダーツ、14ダーツで取ったものの、第3レッグでダブルをミス、地元期待のバン・ガーウェンがここから一気に勝利した。
決勝ではビートンに対し80チェックアウト、13ダーツで2-0とリードするとビートンは52チェックアウトの14ダーツで一矢を報いた。
バン・ガーウェンは70フィニッシュ、さらに12ダーツでのブレーク、1ダブルで5-1とし最後は180得点から残り77を上がり優勝を決めた。
「素晴らしいトーナメントだ。」とバン・ガーウェン。「プレーはまあまあだった。ベストじゃなかったけど、いい気分だ。」
「僕は女房と子供と一緒に素晴らしい休暇と1か月の休養が取れた。素晴らしい時間だったし、休暇の後優勝で再開できるなんて夢のようだ。」
「スティーブと対戦する場合は必要なショットを必要な時に出さなければならない。離されずプレッシャーを掛け続ける必要がありこれが正に僕がやったことだ。彼は長くそれをやって来ているし素晴らしい。」
ビートンはマーストリヒトだけを対象にした英国予選から勝ち上がってきたが、今年2つ目のランキングタイトルと2013年以来となるヨーロピアンツアータイトルを求めて素晴らしい出来を見せていた。
ドイツの若手の二人、ニコ・ブルムとマーティン・シンドラー、その途中に第3シードのメンサー・スルホビックに勝ってビートンは準々決勝入り。そこで彼はアベレージ103でジョン・ヘンダーソンに6-2で勝利した。
彼はまた準決勝ではアベレージ101越えでピーター・ライトの今年5個目のヨーロピアンタイトル獲得の希望を6-4のスコアで絶った。試合は2-0から4-1となり世界No.3の反撃を食い止めた。
しかしビートンはバン・ガーウェンを越えることができず、このオランダ人は53歳の2つ目のヨーロピアンツアー勝利を否定した。
「トーナメントが進むにつれて僕はどんどん良くなったけどこの男はすでに出来上がっていた。」とビートン。彼はここ3年で初めてのヨーロピアンツアー決勝出場だった。
「ちょっとフラストレーションだ。チャンスが取れるのに彼が持って行ってしまった。正直、これだらか彼はNo.1なのだけどね。」
ライトは別送した荷物がオランダに到着せず、マーストリヒトでの挑戦を借りたダーツセットで開始したが、日曜にロブ・クロスとクリストフ・ラタイスキーを倒しベスト4へ進出した。
5月のジブラルタルダーツトロフィに優勝したスミスは日曜、三回戦でジョー・カレンを、準々決勝ではウェールズのロバート・オーエンが32を残して待つところを14ダーツで上がり、6-5で下した。
オーエンのマーストリヒトでの進出は初めてのヨーロピアンツアー準々決勝進出となり、自身のPDCサーキット経験は2度目のベスト8進出だった。オーエンは三回戦でサイモン・ウィットロックと対戦、最終レッグで136をあがり6-4で勝利した。
ポーランドのスター、ラタイスキーは今年のヨーロピアンツアーには今まで出場していなかったが、三回戦で素晴らしいダーツを見せ、ほぼ105のアベレージでクリスチャン・キストを下し、初めての準々決勝進出となった。
北アイルランドのガーニーとスコットランドのエース、ヘンダーソンは共に元ヨーロピアンツアーでの準優勝者だが、9月開催の3つの135,000ポンドのイベントの最初に準々決勝まで到達した。