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<メジャー>ワールドグランプリ第6日(準決勝)

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2017.10.07 Sat.

好青年と好爺が決勝進出

https://www.pdc.tv/news/2017/…

2017年Unibetワールドグランプリ
ダブリン、シティウェストホテル
10月6日(金)
<準決勝結果>
サイモン・ウィットロック 4-3 メンサー・スルホビック
ダリル・ガーニー 4-1 ジョン・ヘンダーソン

準決勝フォーマット:
ダブルイン、ダブルアウト
ベストオブ7セット、ベストオブ5レッグ/セット

10月7日(土)
<決勝組合せ>
ダリル・ガーニー vs サイモン・ウィットロック

準決勝フォーマット:
ダブルイン、ダブルアウト
ベストオブ9セット、ベストオブ5レッグ/セット

サイモン・ウィットロックが金曜夜、ダブリン、シティウェストホテルで大接戦の末メンサー・スルホビックの素晴らしい反撃をかわして4-3で勝利、Unibetワールドグランプリ決勝進出を決めた。

このオーストラリア人は2013年のヨーロピアンチャンピオンシップ以来のテレビ放映でのランキングイベント決勝進出となるが、第6シードとのシーソーゲームで素晴らしいフィニッユにより打ち勝った。

ウィットロックは4つの100越えのフィニッシュを見せ、セットカウント3-1とリードしたが、スルホビックも137フィニッシュをきっかけに続く2セットを取り、試合は最終セットまで突入した。

スルホビックは決戦の第7セットでもリードしたが、結果、ウィットロックが3レッグを連取して決勝進出を決め2個目のテレビ放映タイトル獲得の挑戦を続けた。

スルホビックはオープニングレッグをブレークすると、ウィットロックは続く2レッグで180得点を見せ101チェックアウト、144チェックアウトで主導権を取り、次のレッグは18ダブルをあがって14ダーツで第1セットを獲得。

第2セットはスルホビックが154チェックアウトで1レッグ目を取るとウィットロックもレッグを取り返しイーブンに、さらに相手の3本のダブルミスで2-1とリードし再び76フィニッシュでの14ダーツでセットをものにし優勢を2倍にした。

第3セットはウィットロックが3つ目の100越えの111チェックアウトでスタートすると、スルホビックは70を上がりイーブンに、続く2レッグも取って反撃した。

ウィットロックの素晴らしいフィニッシュは続き、第4セットも109チェックアウト、90チェックアウトでレッグスコアを2-1とし、スルホビックが2本の16ダブルをミスするとこのオーストラリア人はトリッキーな3ダブルをあがってセットカウントを3-1とした。

第5レッグにはスルホビックの戦闘がみられ、このオーストリア人は1レッグダウンからイーブンに戻すと、ウィットロックが3本のダブルをミスする間に137チェックアウトで2-1とリードした。

ウィットロックは5個目の180得点から64をあがりこのセットは最終レッグまでもつれ込んだが、スルホビックが先にダブルを打ち14ダブルを仕止め、チャンピオンズリーグオブダーツ優勝者が2つ目のセットを取りセットカウントは3-2となった。

スルホビックは60を20ダブルで、28を大好きな14ダブルであがって、さらに第3レッグはウィットロックが13本のスタートダブルをミスする間にレッグカウント3-0で取り、試合は最終セットに突入、テンションはマックスに達した。

第7セットはスルホビックが180得点と96チェックアウトでリードしたが、ウィットロックも80フィニッシュと20ダブルで2-1とリード、最後は74をコンビネーションであがって勝利を決めた。

「もう本当に嬉しい。」とウィットロック。「終わってみると驚異としか思えない。ちょっとラッキーもあったけど最期は本当にベストプレーヤーしか勝てないと思う。」

「3-1とリードした時主導権をもっていると感じたけど、最終レッグや最終セットのサドンに突入すると、少しパニックとなった。どのように勝ってきたか記憶がない。」

「息が詰まっていた。正直ちょっと自分を見失って最終セットで1レッグダウンの時復調した。決してあきらめなかった。メンサーは本当に素晴らしいけど、僕は試合に勝つために懸命になり、最期のセットではいくつかいいダーツが投げられた。」

「全てについてもの凄く懸命に取り組んできた。1日3時間練習し、特にダブルとチェックアウトをやった。最後にそれが功を奏した。」

北アイルランドのガーニーは地元ダブリンの観客をはらはらさせ、ジョン・ヘンダーソンに4-1で勝利、自身初めてのテレビ放映でのランキングイベント決勝へ到達した

ヘンダーソンは初めてのテレビ放映での準決勝進出までに、オランダのスーパースター、マイケル・バン・ガーウェンとレイモンド・バン・バーナベルトをノックアウトしてきたが、シティウェストホテルでの記憶に残る一週間もガーニーによって終わらせられた。

ガーニーはスコットランド人のスロースタートを突き、オープニングセットを難なく取り、ヘンダーソンは第2セットでようやく火を噴きイーブンとした。

このスコットランド人は第2セットのオープニングレッグを60フィニッシュで取り、第2レッグも160得点、180得点、20トリプルと7本のパーフェクトダーツを見せたが17トリプルをミス、9ダーツは未達成となったものの11ダーツで取りさらに第3レッグを13ダーツで取ってセットカウントをイーブンに戻した。

第3セットもヘンダーソンは80フィニッシュ、96フィニッシュと続け試合は最終レッグへ、しかしガーニーは最終レッグのいらいらを抑え、180得点から16ダブルを決めてセットを奪取した。

その後ガーニーは第4セットの第1レッグ、第2レッグでヘンダーソンがダブルミスする間に取り、最後は86をあがって特段の反撃も受けずセットカウントは3-1に。

第5セットも彼は1レッグリードしたがヘンダーソンが2レッグを連取し2-1リード、しかし続く2レッグでスコットランド人が3本のダブルをミスするとガーニーがそれらを奪い勝利を決めた。

「言葉に出来ないけど本当に天にも昇る気持ちだ。」とガーニー。

「彼と戦うのに何が難しいかというと彼は本当に紳士だからだ。プレーヤーの中には自分の調子を上げるために相手を怒らせたりするけど、ジョンは心底いい人間だ。」

「彼は超一流の行動でスーパープレーヤーなので反撃のチャンスを与えたくなかった。だから僕が勝利のダブルができて嬉しい。」

ガーニーは今年UKオープンとワールドマッチプレーの準決勝へ進出しており、彼の急伸は彼の戦歴で最大のタイトルと100,000ポンドの賞金に向かって挑戦し続けている。

「準決勝から決勝へのハードルを越えられて本当に嬉しい。」「UKオープンとワールドマッチプレーの扉を叩いていたが、ようやくフィニッシングラインに到達した。」

5年前にPDCに参加してからずっと最善を尽くしてきたが今収穫をはじめたところだ。」

「ここのプレーヤーは皆素晴らしくジョンが準決勝でいなくなるのはテレビ観戦者にとってショックだったろうけど、プレーヤーにとっては幸いだ。」

「ようやくこのタイトルを獲得できるチャンスを得たので、サイモンが実現する前に優勝ポストの前に出て立てるのであれば僕のアベレージなど全く気にしない。」

「サイモンとの試合をとても楽しみにしている。彼は戦い方を良く知っている。僕は出場して最初のダーツから最期のダーツまで彼を破るために一生懸命やる。」

土曜の決勝でワールドグランプリの新チャンピオンにはトロフィと100,000ポンドの優勝賞金が、準優勝者には45,000ポンドが贈られる。

加えて、ウィットロックとガーニーはワールドグランプリ決勝進出者ということで、11月にウォルバーハンプトンで開催されるbwinグランドスラムオブダーツの出場権が与えられる。

Unibetワールドグランプリ決勝は、ウィリアム・オコーナー対ジェイソン・カレンで戦われるトムカービーメモリアルアイリッシュマッチプレー決勝の後に行われる。アイリッシュマッチプレーの優勝者にはWilliam Hillワールドダーツチャンピオンシップ出場権が与えられる。

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