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<メジャー>ワールドグランプリ第7日(決勝)

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2017.10.08 Sun.

精神と体力の限界までの激闘、名勝負!

https://www.pdc.tv/news/2017/…

2017年Unibetワールドグランプリ
ダブリン、シティウェストホテル
10月7日(土)
<決勝結果>
ダリル・ガーニー 5-4 サイモン・ウィットロック

準決勝フォーマット:
ダブルイン、ダブルアウト
ベストオブ9セット、ベストオブ5レッグ/セット

ダリル・ガーニーが土曜、ダブリンのシティウェストホテルで開催されたUnibetワールドグランプリの決勝で、素晴らしい反撃を見せ、サイモン・ウィットロックを最終レッグまでの5-4で破り自身初のテレビ放映タイトルを獲得した。

この北アイルランドのエースはここ12か月で世界のエリート入りを果たしたところだが、このダブルスタートのトーナメントで優勝賞金100,000ポンドを獲得しその名を歴史に書き加えた。

ウィットロックは2-3ダウンから4-3リードとしたが、ガーニーが終盤2セットを取り、タイトル獲得に感激していた。

このオーストラリア人がオープニング2セットを奪うとガーニーが反撃、5個の100越えのチェックアウトを繰り出して逆に3-2リードとひっくり返した。

この北アイルランドのエースは、テレビ放映でのランキング決勝は初めてだが、続く2セットで大事なダブルが決まらずウィットロックが逆転の4-3とした。

ガーニーは第8セットを3-1で取り試合は最終セットへ、両者112チェックアウトを応酬したが、この北アイルランドのエースは10ダブルをあがり最期に生き返り、優勝の涙に暮れた。

「言葉を忘れた。これを信じられない。本当に信じられない。」とガーニー。彼の賞金ランキングは一気に世界No.12から世界No.6へ跳ね上がった。

「僕の人生経験で何よりも気分がいい。夢が現実となりこれが夢だ。」

「今日は頑張って自分のベストゲームをしたかったけど、第1セットをサイモンに取られいよいよ決心がついた。また0-2ダウンとなっても、絶対反撃できるとまだ信念があった。」

「今夜はサイモンも素晴らしいプレーをしてたし、他の誰かが相手だったら彼は優勝してたかも知れないけど僕は決心してた。この1週間は彼が僕よりいいプレーをしてたけど、今夜は僕の方が上手に出来ると思ってたし絶対諦めなかった。」

「信じられない感覚だ。どの試合も僕はベストを尽くし、一週間全部どのレッグも戦い抜いた。」

ガーニーは第1セットのオープニングレッグでウィットロックが20ダブルをミスすると72をあがり16ダブルも決めてリード、しかしオーストラリア人はチャレンジ心に火がつき第3レッグで180得点を繰り出した。

ウィットロックは16ダブルを決めさらいガーニーが4本のセット獲得のダブルをミスした時52をフィニッシュ、最後は再び北アイルランド人が5本のセット獲得のダブルをミスに1ダブルを決めて1セットをリードした。

第2セットはウィットロックが146得点スタートから、140得点、140得点と続けたがレッグをもぎ取ることができず、ガーニーは素晴らしい156チェックアウトで一歩リードした。

このオーストラリア人は反撃し2つの180得点から6ダブルを決め、続く2レッグを分け合って、最後はウィットロックが180得点から9ダブルをねじ込んで2セットリードとした。

ガーニーは第3セットを100越えのフィニッシュでスタート、まず110をあがり、ウィットロックは8ダブルで返してさらに120チェックアウトをトライしたがミス、この北アイルランド人に順が巡り16ダブルを決めた。

ガーニーはここで126をインブルフィニッシュし、セットカウントを1-2に引き戻した。

彼は第4セットの序盤2レッグでウィットロックがミスする中2レッグを先取、ウィットロックが70をあがって反撃を見せたが、ガーニーは95をあがりレッグカウント3-1とし試合をイーブンに戻した。

ウィットロックは第5セットを90フィニッシュでスタートしたが、ガーニーが110チェックアウト、104チェックアウトで既に100越えのチェックアウトを5に伸ばし、このセットを2-1リードとした。

ウィットロックは180得点から16ダブルをあがり13ダーツでこのセットは最終レッグに突入、しかしウィットロックは20ダブルと10ダブルの3本をミス、ガーニーが16ダブルをあがって3セットを連取、セットカウントを3-2リードとした。

ウィットロックは第6セットのオープニングから2レッグを取ったが、第3レッグで18ダブルをミス、ガーニーが100チェックアウトと続いて10ダブルをあがってレッグカウントをイーブンにしたが、最終レッグで今度はガーニーが8ダブルをミス、ライバルが98をあがって試合は再度イーブンとなった。

第7セットもガーニーが77を上がりさらに10ダブルを決めてレッグカウントを2-1とし第4レッグの残り127でインブルトライするがミス、ウィットロックが10ダブルをあがり、このセットも最終レッグまで突入した。

決戦の第5レッグではウィットロックがパワーを見せ、10個目の180得点で突き放すと8ダブルをあがってオーストラリア人がセットカウント4-3のリード、優勝まであと1セットとした。

ガーニーの闘争は続き、第8セットは68フィニッシュ、ウィットロックが1レッグ返すとガーニーは3本目の16ダブルを決め2-1リード、このデリーの男はさらに96を上がって試合は最終第9セットへ突入した。

第9セット第1レッグでウィットロックは痛恨の7本のスタートダブルをミス、ガーニーが8ダブルであがり、両者112チェックアウトを出し合い、北アイルランドのエースは2-1に、最期は10ダブルを決めてタイトルを奪取した。

「今晩のダリルは優勝に相応しい。でも僕も決勝まで来れて本当に幸せだ。」とウィットロック。彼はこの試合13個の180得点を出していた。「彼は今年絶好調だ。この優勝を彼は驚異に感じるだろう。」

「素晴らしい試合だった。いいトーナメントに巡り合えたしもっと上手くなり続けてランキングを上げていきたい。」

「負けたのは悔しいけど、ここ2年はとても頑張ってきたし特にここ3か月頑張った。ダブルスタートの練習も頑張ったのでいい結果を期待してきた。でも決勝まで来れたことはちょっと驚きだった。」

「優勝の道筋が見えて来たのでここから上昇することを期待したい。グランドスラムにも出場できることとなり、これも大事だ。プレミアリーグにも復帰したいし世界ランキング5位以内にも行きたい。行けると思う。」

この夜2017年トムカービーアイリッシュメモリアルマッチープレー決勝も開催され、ウィリアム・オコーナーがジェイソン・カレンを6-4で下した。このライムリックのプレーヤーはアイルランド国内トップの栄誉を携え、William Hillワールドダーツチャンピオンシップにデビューすることとなった。

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