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<メジャー>ヨーロピアンチャンピオンシップ 第3日/4日

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2017.10.29 Sun.

今年の僕は最後まで諦めない

https://www.pdc.tv/news/2017/…

2017Unibetヨーロピアンチャンピオンシップ
ハッセルト、エシアスアリーナ
(カッコ内はPDC賞金ランキング)<カッコ内は試合アベレージ>
10月28日(土)
<二回戦結果>
マイケル・スミス(12)<93.06> 10-9 ベニト・バン・デ・パス(14)<89.57>
ロブ・クロス(30)<94.56> 10-7 デーブ・チズナル(8)<88.29>
ダリル・ガーニー(6)<94.12> 10-6 ステファン・バンティング(21)<93.82>
ピーター・ライト(3)<98.94> 10-8 ジョニー・クレイトン(42)<89.01>

10月29日(日)午後セッション
<準々決勝組合せ>
マイケル・バン・ガーウェン vs サイモン・ウィットロック
カイル・アンダーソン vs メンサー・スルホビック
ロブ・クロス vs マイケル・スミス
ピーター・ライト vs ダリル・ガーニー

10月29日(日)夕刻セッション
<準決勝>
<決勝>

フォーマット:
一回戦=ベストオブ11レッグズ
二回戦=ベストオブ19レッグズ
準々決勝=ベストオブ19レッグズ
準決勝=ベストオブ21レッグズ
決勝=ベストオブ21レッグズ

ピーター・ライトがジョニー・クレイトンと対戦、大ピンチを乗り越えUnibetヨーロピアンチャンピオンシップ準々決勝へ進出した。ダリル・ガーニー、マイケル・スミス、ロブ・クロスも土曜夜のハッセルトで勝ち上がった。

ライトはにUKオープン優勝、ジャーマンダーツマスターズ優勝など数々の2017年度の活躍を背景にベルギーでの400,000ポンドのテレビ放映タイトルを狙っている。

しかし、ライトは日曜の最終日へ生き残るには0-4のダウンを反撃しなければならなかった。その結果、ライトはこの注目の二回戦で新進気鋭のウェールズ人、ジョニー・クレイトンに何とか10-8で勝つことができた。

クレイトンはオープニングレッグを14ダーツでブレークし意思表明、続いて61をあがりリードを2レッグとし、ライトのダブルミスで更に差を4レッグとした。

ライトはようやく14ダーツで1レッグを返し、クレイトンが5-2リードとしたもののこのスコットランド人は、クレイトンのダブルミスで2レッグを取った上、火がついて13ダーツで3レッグを連取しイーブンとした。

彼は加えて素晴らしい11ダーツで初めてリードすると、二人の追いかけっこが始まりライトが13ダーツであがると、クレイトンが追い抜き再び8-7リードとした。

しかしクレイトンは第16レッグで3本の20ダブルを痛恨のミス、ライトに順が回り8ダブルをあがってイーブンに。続くレッグでライトは6本のパーフェクトダーツから11ダーツで再び9-8リードとし、最後は4ダブルで逆転劇をものにした。

ライトはズボンなどカラフルな猫のデザインだったが、「猫は9つの命を持っていると言われてるけど、今回ジョニーとの対戦で全部の命を使い切ってしまった。」

「二人とも格闘した。僕が序盤の2,3レッグでダブルをミスしジョニーもミスした。丁度卓球のように目まぐるしく行ったり来たりした。」

「ジョニーはここ一か月半ずっと素晴らしかったので僕が勝ててとても嬉しい。今回は幸運に乗れたけど、日曜も幸運に恵まれるといいなぁ。」

初めてのテレビ放映での準々決勝進出を阻まれ、クレイトンは「ダブルのチャンスがあったけどそれを取れなかった。ピーターなど強豪と戦うにはこんなチャンスを落としていてはいけない。」

「負けてがっかりしたけど、将来の成長に一歩近づいた。」

ライトは日曜午後の準々決勝でダリル・ガーニーと対戦する。ワールドグランプリチャンピオンのガーニーはエシアスアリーナで復調中のステファン・バンティングに10-6で勝利した。

バンティングはいいスタートを切り2-1とリードしたが、ガーニーが追いつくと続けて大事な112をチェックアウト、逆転で初めてリードした。さらに121チェックアウトなどで5-2リードと拡げた。

バンティングは反撃し1レッグ差まで詰め寄ったが、第12レッグで5本のダブルを外すなど決定的に追いつくことができず、ガーニーが7-5リードと保った。

バンティングは次レッグを取ったが、ガーニーは続く3レッグを81フィニッシュ、80フィニッシュ、67フィニッシュと取り日曜のベスト8進出を果たした。

「厳しい試合だった。」とガーニー。「勝利できてただ嬉しい。日曜もこうであって欲しい。」

「ステファンは本当にいいプレーをしていたし、僕は彼が本来の調子に戻ったことが嬉しい。」

「彼の基準ならまだ基準以下だろうけど、こんな風に彼の復調は見ててとても嬉しくなる。これはPDCとダーツ界に朗報だ。」

マイケル・スミスはベニト・バン・デ・パスとの最終19レッグまで及んだ劇的な戦いを征し初めてのヨーロピアンチャンピオンシップ準々決勝へ進んだ。バン・デ・パスは4レッグのビハインドから最終レッグへ持ち込んだが、最後は相手方に118チェックアウトでブレークされた。

バン・デ・パスはオープニングレッグで124をインブルフィニッシュ、4レッグを分け合うとスミスが4レッグを連取しリードした。

このオランダ人も3レッグを連取するが第16レッグでイーブンとする3本のダブルをミス、スミスもマッチとなる2本のダーツをミスしバン・デ・パスが取って9-9としたが最後はスミスのものになった。

「これは格闘技だ。幸運にも僕のダブルが良かった。」とスミス。

「8-4となってベニトがイーブンに戻してから一年前だったら僕は諦めて負けてしまうパターンだったけど、今年の僕は戦い続け最終レッグでチャンスをものにした。」

「僕が苦悩するCレベルの試合でも勝てることを見せたけど僕はこのトーナメントに勝ちたい。一年間、懸命に練習したし第3シードとして投げ出したくない。」

ロブ・クロスはデーブ・チズナルに10-7で勝利し自身初のテレビ放映の準々決勝進出を決めた。チズナルは背中の負傷に耐え戦い続けた。

しかしクロスはオープニングから2レッグを取ったが常にコントロールし、序盤から6レッグのうち5レッグを先行、120チェックアウト、残り82をインブル+16ダブルのコンビネーションなどを見せた。

チズナルも続く4レッグのうち3レッグを取り6-4縮め、クロスが8-4とするとこのセントヘレンズも3レッグを連取してその差を8-7とした。

しかしクロスはレベルアップし最終的に100チェックアウトの13ダーツでベスト8入りを果たした。

「通過できて嬉しい。」とクロス。「チジーは苦悩していたようで、彼の普通のダーツを想像してたからちょっと奇妙だった。」

「こんなことは滅多にないし、僕も少し影響された。今日はちょっと妙だったけど厳しかった。明日はもう少しいいダーツにする。」

チズナルは、「2週間前ヨーロピアンツアーでキム・ハイブレクトと対戦した時、ダーツを上げようとしたら背中に違和感を感じた。それが3レッグ後に現れたが、ロブの調子は良く文句のつけようのない結果だ。」

「とにかく全部戦い抜こうと思い、7レッグ取れただけでも幸せだ。」

この400,000ポンドのトーナメントはハッセルトの日曜、午後セッションで準々決勝が、夕刻セッションで準決勝、決勝が行われ完結する。

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