<メジャー>ヨーロピアンチャンピオンシップ 最終日
MVG、やっぱりアベレージ108.91、ダブル率50%
https://www.pdc.tv/news/2017/…
2017Unibetヨーロピアンチャンピオンシップ
ハッセルト、エシアスアリーナ
(カッコ内はPDC賞金ランキング)<カッコ内は試合アベレージ>
10月29日(日)午後セッション
<準々決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<100.8> 10-5 サイモン・ウィットロック(11)<90.51>
カイル・アンダーソン(25)<97.57> 10-7 メンサー・スルホビック(7)<96.31>
ロブ・クロス(30)<100.85> 10-4 マイケル・スミス(12)<92.22>
ダリル・ガーニー(6) 10-5 ピーター・ライト(3)
10月29日(日)夕刻セッション
<準決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<95.39> 11-10 カイル・アンダーソン(25)<95.56>
ロブ・クロス(30)<98.02> 11-3 ダリル・ガーニー(6)<92.63>
<決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1)<108.91> 11-7 ロブ・クロス(30)<102.39>
フォーマット:
一回戦=ベストオブ11レッグズ
二回戦=ベストオブ19レッグズ
準々決勝=ベストオブ19レッグズ
準決勝=ベストオブ21レッグズ
決勝=ベストオブ21レッグズ
マイケル・バン・ガーウェンが日曜夜、ハッセルトでカイル・アンダーソンの9ダーツの攻撃やロブ・クロスの挑戦に耐え、4年連続でUnibetヨーロピアンチャンピオンシップタイトルを獲得した。
オランダのスター、バン・ガーウェンはこの最終日ずっとプレッシャーを受けていたものの、ヨーロピアンチャンピオンシップでの君臨は続き100,000ポンドの優勝賞金とタイトルを獲得した。
準々決勝でサイモン・ウィットロックを10-5で下し、バン・ガーウェンは準決勝でもう一人のオーストラリア人、カイル・アンダーソンとのシーソーゲームであわや敗退を感じさせることもあった。
アンダーソンは2-0から3-2とリードすると、バン・ガーウェンが4レッグを連取しリードした。しかしオークランドダーツマスターズ優勝者は第11レッグで2つの180得点から141をチェックアウト、完璧ダーツを達成した。
バン・ガーウェンは反撃し8-5リードとしたが、アンダーソンもここから4レッグを連取、再びリードを取り戻した後試合は最終レッグへ突入した。ここでこのオーストラリア人が2本のマッチとなるダーツをミス、ワールドチャンピオンが76をあがり勝利をもぎ取った。
バン・ガーウェンは続いて決勝で彗星のクロスと対戦、全般を通じてプレッシャーを受けたが最終的に11-7で勝利、フィル・テーラーが2008年~2011年に達成した4年連続優勝に並んだ。
決勝での序盤5レッグはバン・ガーウェンが104フィニッシュも見せたものの、それぞれ先攻が取りクロスが3-2とリード、第6レッグはバン・ガーウェンが火を噴き10ダーツ、続いて12ダーツで4-3リードとした。
クロスは奇妙に39得点、180得点、180得点から残り102を失投の1シングルから17トリプル+インブルであがり、12ダーツで反撃4-4のイーブンとした。
第9レッグはバン・ガーウェンが取り、クロスが再び11ダーツでイーブンに戻すと、バン・ガーウェンが続く5レッグの4レッグを取り9-6と差を拡げた。
バン・ガーウェンはここで7個目の180得点から残り130をインブルでチェックアウトし12ダーツ、優勝まであと1レッグとし、クロスも20ダブルで1レッグを返したが最後はこのオランダ人が16ダブルを決め素晴らしい優勝を果たした。
「素晴らしい決勝だった。」とバン・ガーウェン。彼のアベレージは108.91、決勝に相応しい堂々たるディスプレーだ。「ロブが僕にプレッシャーを掛け続けたので僕はいいプレーをしなければならなかった。」
「僕のアベレージがそれ程高いとは気づかなかった、でもこの結果に凄く満足だ。」
「準決勝ではベストなゲームが出来なかったけどこのタイトルに勝てて本当に嬉しい。自分を褒めてやりたいしこの優勝の意味は大きい。僕はいつもいいパーフォーマンスといいプレーに心掛けている。」
クロスは初めてのテレビ放映決勝進出を果たし、素晴らしいデビュー年を継続している。彼は準々決勝でマイケル・スミスを10-4で、準決勝でダリル・ガーニーを11-3で下してきた。
このサセックスの元電気工は今年4つのランキングタイトルで優勝、2つのヨーロピアンツアー決勝進出を果たし、準優勝として40,000ポンドを獲得、来月ウォルバーハンプトンで開催されるbwinグランドスラムオブダーツへの出場権を獲得した
クロスは決勝で敗退したにも関わらずアベレージ102.39に達し、「1つ何もできないセッションがありあれが災いした。2度目のブレーク後の5レッグだ。でも僕にはいい週末となった。」
「マイケルは素晴らしいし彼こそ僕がゲームで何をすべきかの手本と試合の主導権の取り方を見せてくれるプレーヤーだ。」
ワールドグランプリチャンピオンのガーニーは準々決勝で素晴らしいパーフォーマンスを見せピーター・ライトに10-5で勝利、2つ目のテレビ放映タイトルを狙っていたが、クロスに偉業を繰り返すことを阻まれた。
アンダーソンは準々決勝でメンサー・スルホビックに10-7で勝利、初めてのテレビ放映の準決勝進出を果たし、20,000ポンドの賞金と25,000ポンドの9ダーツ達成ボーナスを獲得した。
「僕は180得点のあの瞬間が大好きだ。」と準決勝で11個の180得点を出したアンダーソンは振り返った。「9ダーツは嬉しかったけど準決勝を勝って優勝したかった。」
「チャンスはあったけど10ダブルと5ダブルが悪い方向へずれていた、マイケルはほんと凄いよ。」