<メジャー>グランドスラム第2日(ニュース)
MVG、テーラー、バン・バーナベルト揃って2-4の絶体絶命を生き残った
https://www.pdc.tv/news/2017/…
マイケル・バン・ガーウェン、フィル・テーラー、レイモンド・バン・バーナベルトがウォルバーハンプトンのシビックホールで日曜に行われたbwinグランドスラムオブダーツのグループ試合二回戦で、全員2-4ダウンから勝利し全勝を守った。
バン・ガーウェンはロブ・クロスが114チェックアウト、170チェックアウトから4-2とリードしあわや敗退かの状況で、クロスの2本のマッチとなるダーツミスでようやく最終レッグへもつれ込んだ。
ここでこのワールドチャンピオンは超一級のダーツを見せ11ダーツで勝利、グループ試合を1試合残した状況でノックアウト戦への進出を決めた。
「素晴らしい試合だった。僕等両方にも観客にもね。」とバン・ガーウェン。「彼は僕に凄い仕事をさせたけど、これがここからの僕の自信につながった。」
「ロブとの試合ではベストゲームを強いられるので僕も真剣だった。ロブの170チェックアウトは素晴らしかったけど、2本マッチのダーツを外したので僕がアドバンテージを取れた。」
6度のチャンピオン、テーラーはロビー・グリーンとの対戦で10を超えるダブルをミス、しかしグリーンの3本のマッチとなるダブルミスで生き残り、最終レッグを12ダーツで勝利しグループCで全勝を守った。
「本当に本当に厳しい試合だった。」とテーラー。「僕は序盤でダブルミスを連発し自分で自分にプレッシャーを掛けてしまった。でもロビーのプレーが凄かった。」
「彼等は毎週毎週試合をしており誰が相手であろうと驚かない。僕はただ彼のマッチのダブルを外すのを祈るだけだったけど、そうしてくれた。」
バン・バーナベルトは2012年のチャンピオンだが、彼もまたグループBでのガーウィン・プライスとの試合で2-4ダウンから蘇った。彼は最終レッグを13ダーツで上がって元ウォルバーハンプトン優勝経験者のダーツを見せた。
「僕にとってとても大事な試合だった。勝てて嬉しい。」とバン・バーナベルト。「驚きの試合だった、ガーウィンは絶好調だったけどマッチのダブルを打っていなかった。」
バン・ガーウェンは2勝し、現レイクサイドチャンピオンのグレン・デュランや2度のワールドチャンピオン、ギャリー・アンダーソンと並んでノックアウト戦進出を決めた。
第3シードのアンダーソンは土曜に同郷のスコット・キャメロンを下し、第2戦ではオランダの若手ベリー・バン・ピアーを5-1で退けた。
バン・ピアーは引き続きイプス病と戦っており、オープニングからの2戦にダーツが手から離れず苦悩、アンダーソンも対戦相手に心を寄せていた。
「ロビン抜け出来て嬉しいけどベリーのこんな状況を見るのはとても辛かった。」とアンダーソン。「彼は常にベストを尽くしたいという青年だし、本人にとっては苦しいだろう。」
「僕は自分のゲームに集中したのでいいプレーが出来たけど、まだ一戦残っておりグループ優勝で抜けられるよう狙っている。」
スコットランドの新人キャメロン・メンジーズはサイモン・ウィットロックに5-2で勝利し、月曜夜グループHでバン・ピアーと決戦となった。
「これは僕にとって夢のようだけど、どんな瞬間も楽しんでいる。」とメンジーズ。彼は今年からBDOサーキットに参戦した。「これまでの人生でこんな経験は初めてだ。」
「僕は失うものもないしここに居られるだけでも幸せだ。ギャリーと対戦できただけでも信じられない。でもサイモンを倒せたのは驚きだ。」
レイクサイドチャンピオンのデュランもベスト16進出を決め、アベレージ103.50でアラン・ノリスに5-3の逆転勝ちを収め、ウォルバーハンプトンでの素晴らしいプレーを続けた。
「めっちゃ嬉しい。」とデュラン。「ピーター・ライトとの対戦より今日のアランとの試合は厳しかった。でも勝てて嬉しいし何よりベスト16入り出来たのが嬉しい。」
「第一目標は達成したけどとてもいいプレーが出来ている。僕のフィニッシュは今のところ凄くいいし僕のアベレージがそれを証明している。新しいダーツが良く飛んでいるし、ここのステージが大好きだ。」
グループEのライトは第1戦のグレン・デュランへの敗退から一転しコーリー・カドビーにホワイトウォッシュで勝利、オーストラリア人を退けて大事なレッグ差をものにした。
第4シードのダリル・ガーニーはマーク・ウェブスターに5-3で勝利、2連勝を飾ってグループDからの抜け出しに近づいた。このグループではダレン・ウェブスターが6本のダブルトライで5本を決め、ダニー・ノッパートに5-2で勝利していた。
アイルランドの若手、スティーブ・レノンもアベレージ100越えで地元スターのジャーミー・ヒューズをホワイトウォッシュ、この元商学部学生もノックアウト戦進出のチャンスがあり、火曜にバン・バーナベルトと対戦する。
グループCでは2度の準優勝経験のジェームス・ウェードが失望となったロビー・グリーンへの敗退から一転、ピーター・マシンに5-1で勝利、相手のオーストラリア人はこのイベント敗退が決定した。
ロス・モンゴメリーは第1戦のバン・ガーウェンとの敗退から一転、ジョー・マーナンをアベレージ101の5-3で下し、グループAから進出のチャンスを残した。
メンサー・スルホビックはグループGでマイケル・スミスと激戦の末5-4で勝利し2連勝、ノックアウト戦進出に一歩近づいた。同じ組ではジェームス・ウィルソンが2レッグダウンから反撃しマーク・マッケンジーを退けた。
ステファン・バンティングはこの週末2勝をあげ二回戦進出に一歩近づいた。彼はグループFで同郷のセントヘレンズのライバル、デーブ・チズナルに5-2で勝利した。同じ組ではスコット・ミッチェルがジェフリー・デ・ズワーンに5-3で勝利した。