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<メジャー>グランドスラム第4日(ニュース)

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2017.11.15 Wed.

運命を決めた3本の19トリプル

https://www.pdc.tv/news/2017/…

ダレン・ウェブスターが火曜夜、絶望から一転、マーク・ウェブスターとの9ダーツシュートアウトに勝利してbwinグランドスラムオブダーツのノックアウト戦進出を決めた。

ノーウィッチのエース、ウェブスターはウォルブズシビックでのグループDラウンドロビン最終戦でダリル・ガーニーに5-1で敗退し、進出の望みは絶えたかと思われた。

しかし、ウェブスターは同姓のマーク・ウェブスターが脱落確定で消化試合のダニー・ノッパートとの試合を2-5で落としたため、同ポイント、同レッグ差で並んだ。

両者は9ダーツシュートアウトでステージに戻り、マーク・ウェブスターが140得点スタートから合計298点とした一方、ダレン・ウェブスターが最後のスローで19トリプルを3本入れ合計301点(たった3点差)で勝利した。

「ロビン抜けしたのは本当に嬉しい、天にも昇る気持ちだ。」とウェブスター。「二人にとってとても酷だった。正直、最終戦で負けた時終わったと思った。」

「二人にとって過酷だったしマークには悪いことをした。彼はベストに戻ってきたのを見て嬉しい、彼は復帰するだろう。でも僕は進出できて嬉しい。」

「二回戦へ向けて照準を合わせ直すけど僕は誰でも倒すことができる。僕の練習試合をステージに持ち込めたらね。」

ガーニーはグループ最終戦も素晴らしいダーツで勝利、3勝でグループDをトップ抜けした。

「グループをトップで勝ちたかったので達成できて嬉しい。」とガーニー。彼はアベレージ99、8本のダブルトライで5本を決めた。「あれが良かった。デビュー戦でグループを抜けられたのは最高だ。」

「僕の唯一の目標は勝つことでダレンとマークの関係には無関心だった。ダレンはダブルを打ったがミスもあったし、僕は大事なところのフィニッシュが出来た。」

「僕のプレーにはとても満足している。短いフォーマットでは僕は緊張してしまうからね。でもここからリラックスして僕のベストゲームをするつもりだ。」

2度のグランドスラム準優勝のジェームス・ウェードはグループCを抜けるかどうか決まる最終戦でフィル・テーラーに5-3で勝利、しテーラーと並ん二回戦進出を決めた。

この日序盤の試合でBDOワールドトロフィ優勝のピーター・マシンがロビー・グリーンに勝ち、ウェードはテーラーに勝てば進出できることを知り、一流のダーツでその通りを証明した。

この左利きはテーラーのダブルミスで1レッグダウンから2-1、4-2とリードし、57歳が1レッグ返して生き残りを図ったがウェードは11ダーツで試合を決めた。

「土曜のオープニング試合で敗退してたので二回戦進出が決まって嬉しい。」とウェード。「フィルは本調子じゃなかったけど僕の終盤のレッグが良かった。」

「終盤の2,3レッグなら緊張状態にあるどんなプレーヤーにも勝てると思う。徐々に僕の練習の成果を見せられている。」

現チャンピオンのマイケル・バン・ガーウェンは3連勝でグループAを完了、君臨するプレーのアベレージ108.29でジョー・マーナンを5-2で下した。

マーナンは敗退の決まっている消化試合にも関わらず119チェックアウトなどで序盤の4レッグを分け合い勝利を目指したが、バン・ガーウェンは135チェックアウトの12ダーツと最終レッグではマーナンのダブルミスにつけ込みさっさと勝利してしまった。

「プレッシャーは余り感じなかった、試合前にもう進出が決まってたからね。でも僕の自信維持のために勝ちたかったしパーフォーマンスに満足している。」とバン・ガーウェン。

「いいプレーが出来たしいくつかいいフィニッシュもした。まだ改善しているけど今日は本当にいいパーフォーマンスだった。」

ロブ・クロスはグループ最終戦でロス・モンゴメリーに5-2で勝利しグループAからバン・ガーウェンと共に二回戦進出を決めた。

モンゴメリーはオープニングレッグを取り続く4レッグを分け合ったが、クロスが11ダーツで主導権を取り加えて88チェックアウトで2レッグをリード、最後は164チェックアウトで勝利を決めた。

「進出のためには勝たなければいけないと判っていた。進出できて素晴らしい。」とクロス。「ロスは素晴らしいプレーヤーだがちょっと不運だった。僕に対してもマイケルに対してもいいプレーをした、でも全ては勝敗になる。」

「ステージでの僕のフィニッシュはいい、勝利し進出を決められて嬉しい。」

「今週ここまで素晴らしい。観客は全員ダーツを愛してくれるし貴重な経験だ。ノックアウトステージが楽しみだ。」

グループBでは消化試合となった地元のスター、ジャーミー・ヒューズがガーウィン・プライスに5-1で勝利したため、レイモンド・バン・バーナベルトとスティーブ・レノンが進出を決めた。

その後このバン・バーナベルトはレノンと対戦、このアイルランドの若手は2つの100越えのフィニッシュをしたものの2012年のグランドスラムチャンピオンは160チェックアウトを含め5本のダブルトライを全部決め、完璧なダーツでレノンを5-2で下した。

「進出出来て嬉しいしグループで優勝したのも素晴らしい。」とバン・バーナベルト。「僕の目標は勝ことでそれが証明したかった。」

「160フィニッシュにはキュンとした。スティーブはいいプレーをしてたのでこういうのが欲しかった。彼は若手のいいプレーヤーだ。だから彼を倒したかった。」

チップトンのヒューズはバン・バーナベルトとレノンへの敗退を払拭する強いダーツで戦線を終了した。

「今夜は本当に楽しめた。プレッシャーは全くなく僕のダーツを見せることが出来た。」とヒューズ。「いいプレーをすると気持ちいいしここに居る僕のファンの前で勝つのも気持ちいい。」

「ガーウィンを倒したなんて実感がない。僕はステージに上がって僕が出来ることをやりたかっただけだ。」

「このグループステージはこのトーナメントを凄く面白くしている。ガーウィンはもっと強くなって戻って来るだろう。彼は新しい血であり将来は明るい。」

火曜の劇的な夜を終え、木曜の二回戦で現チャンピオンのバン・ガーウェンは次にレノンと対戦、バン・バーナベルトはクロスと、テーラーはダレン・ウェブスターと、ガーニーはウェードと対戦する。

二回戦は水曜の4試合で開始され、第2シードのピーター・ライトはステファン・バンティングと、ギャリー・アンダーソンはマイケル・スミスと、グレン・デュランはデーブ・チズナルとメンサー・スルホビックはベリー・バン・ピアーと対戦する。

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