<メジャー>グランドスラム第7日(準々決勝1/2)
長いフォーマットではダブルの強さが重要に
https://www.pdc.tv/news/2017/…
2017年bwinグランドスラムオブダーツ
ウォルバーハンプトン、シビックホール
(カッコ内はPDC賞金ランキング)<カッコ内は試合アベレージ>
11月17日(金)
<準々決勝1/2結果>
ピーター・ライト(2)<93.68> 16-10 グレン・デュラン(BDO)<92.58>
ギャリー・アンダーソン(3)<101.79> 16-12 メンサー・スルホビック(7)<94.56>
11月18日(土)
<準々決勝2/2組合せ>
フィル・テーラー(6) vs ダリル・ガーニー(4)
マイケル・バン・ガーウェン(1) vs ロブ・クロス(24)
<フォーマット>
グループ戦 ベストオブ9レッグ
二回戦 ベストオブ19レッグ
準々決勝 ベストオブ31レッグ
準決勝 ベストオブ31レッグ
決勝 ベストオブ31レッグ
<賞金>
優勝 - £100,000
準優勝 - £50,000
ベスト4 - £25,000
ベスト8 - £15,000
二回戦敗退 - £7,500
グループ戦勝者- £2,500
グループ戦3位 - £5,000
グループ戦4位 - £2,500
賞金総額 - £400,000
9ダーツボーナス
30,000ポンド、複数の場合人数割り
スコットランドの二人、ピーター・ライトとギャリー・アンダーソンが金曜夜にウォルブズシビックで勝利し日曜の準決勝での対戦が決まった。
世界No.2のライトは準々決勝でレイクサイドチャンピオン、グレン・デュランの望みを終わらせ、2年連続のベスト4進出を果たした。
デュランはこの32プレーヤーが出場したイベントで唯一BDOからベスト8入りしたが、前半にここまでの4試合で見せた素晴らしいフィニッシュが見られず、結局16-10で敗退となった。
この勝利によりライトは日曜の決定的最終日に進出、この第2シードは初めての栄誉あるグランドスラムタイトル獲得を狙う。
ライトは、BBCのチャリティ番組「チルドレンインニード(CIN)」支援のペイントを施して出場、デュランがダブルをミスする中オープニングの2レッグを先取すると、レイクサイドチャンピオンも10ダブル、71チェックアウトで返しイーブンとした。
続く2レッグを分け合うとライトは68チェックアウトでブレーク4-3とし、さらに3レッグを連取して4レッグをリードした。
デュランも反撃で89チェックアウト、しかしライトはデュランのダブルミスで5レッグを立て続ける。このスコットランド人も5本のひどいダーツとなるとライバルも反撃しスコアを12-5とした。
デュランはまた124をインブルチェックアウトで6レッグ目を獲得し更に14ダーツを連続して14-8まで縮めた。第23レッグではデュランは6本のパーフェクトダーツで12ダーツとし生き残りをはかった。
しかしここで2本の8ダブルを外すとライトは15-9とリード、第25レッグでデュランは180得点を連続しT60、T19まで達成したものの惜しくも12ダブルをミス、9ダーツは達成できなかった。
彼は次のターンで12ダブルを決め10ダーツで取ったが、次レッグで124チェックアウトのインブルを再び外し踏み留まることが出来ず、ライトが5ダブルをあがり勝利を決めた。
「結果についてはもちろん嬉しいけど僕の勝ち方ははどうかと思う。」とライト。「去年も準決勝へ進出し並んだ。でも今年は出来ればもっと行きたい。」
「マイケル・バン・ガーウェンやギャリー・アンダーソンがやってるように高アベレージを作り出したい。このトーナメントに優勝するにはそれが必須だけどまだ開発の途中だ。」
「グレンは素晴らしいプレーヤーで愛すべき人間だ。ステージ裏では頑張れよと言っているけど9ダーツを出すまで頑張って欲しくなかった。彼にはレイクサイドで頑張ってほしいし再びタイトル防衛する力は十分だ。」
デュランは試合を通じ32本のダブルをミスしており、「今夜のパーフォーマンスにはがっかりだ。どうしてこうなっちゃったのかしら。」
「僕は今夜本当にいいところを見せたかった。金曜の夜にスカイスポーツでライブ放映されるピーター・ライトとの対戦というこんな素晴らしい機会に。僕に与えられた時間だったけど何もできなかった。」
「グランドスラム全部が素晴らしいしBDOプレーヤーにとっても明らかにいい。観客も素晴らしかったけど最初の扉でつまづいてしまった。どうしてだか判らない。」
一方、第2シードのアンダーソンはメンサー・スルホビックを16-12で打ち倒した。この2011年の準優勝者は9個の180得点、アベレージもほぼ102に達し、このオーストリア人への過去3連敗を払拭した。
オープニングでスルホビックは100フィニッシュ、これに応えてアンダーソンは61フィニッシュ、68フィニッシュ、90フィニッシュを続け3-1とリード、加えて5-3リードとするとチャンピオンズリーグオブダーツの優勝者は113チェックアウト、その後ライバルが5本のダブルミスに乗じて取りイーブンへと戻した。
しかしアンダーソンは次の4レッグを連取9-5リードとした。第15レッグで彼は3本のダブルミス、ここからオーストリア人が3レッグを連取した。
スルホビックも食い下がり、10-9、11-10と付いて行ったが、第22レッグでイーブンとするための16ダブルをミス、アンダーソンが4ダブルをあがり、6ダブルで3レッグ差とさらに差を拡げ72フィニッシュで勝利まであと2レッグとした。
第25レッグでアンダーソンは4レッグ連続となる180得点したが、126フィニッシュのインブルをミス、スルホビックが71をコンビネーションであがり生き残りに望みをつなぎ、9ダブルをあがって14-12に差を縮めた。
しかしスルホビックの12ダブルのミスにアンダーソンも20ダブルをミス、スルホビックが再び3本ミスすると、アンダーソンが4ダブルをねじ込んで勝利を収めた。
準々決勝は土曜夜に完結。6度のグランドスラムチャンピオン、フィル・テーラーとワールドグランプリチャンピオン、ダリル・ガーニーが対戦、現チャンピオンのマイケル・バン・ガーウェンとヨーロピアンチャンピオンシップ準優勝のロブ・クロスが対戦する。