<メジャー>ワールドチャンピオンシップ、12月16日プレリミナリーラウンド/一回戦
ギャリー・アンダーソン強し!本気でタイトル獲得を狙う
https://www.pdc.tv/news/2017/…
William Hillワールドダーツチャンピオンシップ
ロンドン、アレキサンドラパレス
12月16日(土)午後セッション
<プレリミナリーラウンド結果>
ブレンダン・ドラン 2-0 アラン・ルービック
<一回戦結果>
スティーブ・ウェスト 3-1 ベニト・バン・デン・パス
ゾラン・レイクバッハ 3-2 マービン・キング
ロバート・ソーントン 3-1 ブレンダン・ドラン
12月16日(土)夕刻セッション
<プレリミナリーラウンド結果>
ジェフ・スミス 2-0 ルーク・ハンフリーズ
<一回戦結果>
ジャーメイン・ワッティメナ 3-2 ジョー・カレン
イアン・デッカー 3-1 イェル・クラーセン
ギャリー・アンダーソン 3-0 ジェフ・スミス
12月17日(日)午後セッション
<プレリミナリーラウンド組合せ>
ケニー・ニーエンス vs ジャーミー・ルイス
<一回戦組み合せ>
アラン・ノリス vs キム・ビラネン
カイル・アンダーソン vs ピーター・ジャッケス
ジョニー・クレイトン vs ニーエンス/ルイス
12月17日(日)夕刻セッション
<プレリミナリーラウンド組合せ>
ウィラード・ブルギアー vs コーディ・ハリス
<一回戦組み合せ>
ジェームス・ウェード vs キーガン・ブラウン
デーブ・チズナル vs ビンセント・バン・デ・ブート
イアン・ホワイト vs ブルギアー/ハリス
二度優勝経験のギャリー・アンダーソンは熱狂的な土曜のアレキサンドラパレスでカナダのジェフ・スミスを納得の3-0で退けWilliam Hillワールドダーツチャンピオンシップでの戦いを開始した。
今年のイベント初めて2セッションが始まりスピーディなプレーヤーらが濃くてスピード感のあるダーツドラマを展開、スコットランドのスター、アンダーソンには殆どミスらしいミスがなかった。
カナダのスミスは夕刻セッション第1試合のプレリミナリーラウンドで若手のルーク・ハンフリーズを170チェックアウトなどでストレートで破ったが、第3シードのオッズに驚愕を与えることができなかった。
ダブルのチャンピオン、アンダーソンは一回戦でベストとなるスコアを叩き出し、7つの180得点で18本のダブルミスから衆目の目をそらし、アベレージはほぼ101に達した。
しかし第2セットではアンダーソンはさらに世界トップクラスを見せ、今年のトーナメントで初めての10ダーツをはじめ、11ダーツ、12ダーツと並べ、180得点は4個、アベレージは132に届こうとしていた。
元レイクサイドチャンピオンシップ準優勝のスミスはハンフリーズに対してはわずか1本しかダブルをミスしていなかったが、もはや序盤からいじめに会うだけのようだった。
「180得点もあったけど、多くの高得点を出せた。以前こんな時もあったしそれに到達した感じだ。」とアンダーソン、彼は絶対にシドワデル杯を取り戻す覚悟だ。
「去年マイケルが僕を破った時は僕は過去で一番眠っていた時だった。全てのプレッシャーから逃れられたけど、このトーナメントが近づいた数か月前からまたこのタイトルが欲しくなったので頑張る。」
アンダーソン自身のペースは明らかにこの夕刻セッション序盤に行われたジャーメイン・ワッティメナとジョー・カレンの5セットに及ぶ対決が醸し出したものだった。
まばたきしている間に観客は熱狂的な戦いで、ワッティメナがカレンに3-2で破ったことを見逃したかもしれない。第1、第2セットは7分以下、特にカレンが取った第2セットのホワイトウォッシュは2分24秒だった。
試合はシーソーゲームとなったがカレンは呪うべき4本のマッチとなるダーツをミス、ワッティメナがタイブレークに持ち込み初めて優位に立った。
「彼は凄くいいプレーをしていた。」とワッティメナ。「彼は第2セットを僕の取ったセットより高速で取ったと思う。彼は2度のインブルフィニッシュを決めていたし、両者ともいいプレー、いいフィニッシュをしていた。」
イアン・デッカーはオランダ人同士の対戦となった元レイクサイドチャンピオンのイェル・クラーセンに1セットダウンから3-1で勝利、この反撃に彼が何故PDCプロサーキットでトップを争うダブルの名手かを見せた。
デッカーは14本のダブルトライで9本を決め、二回戦でも垂涎の組合せ、ワールドユースチャンピオンのディミトリ・バン・デン・バーグと対戦する。
「第1セットが終了しいいプレーが出来ていた、いいプレーが出来る時はダブルが調子いい。」とデッカー。「イェルとの対戦は本当に頑張らなければいけない。でも第2セットの後勝てるかもとの感触だったのでそのまま戦い続けた。この一戦を勝てて天に上る気持ちだ。」
午後セッションでロバート・ソーントンがブレンダン・ドランを3-1で下したが、ドランは反撃で4つの100越えのフィニッシュを見せるなど、何年か前の火花の散る試合を思い出させた。
両者はそれぞれ9レッグずつ取ったが、ソーントンは運命的な第5レッグでギヤを入れ直しドランを押し出した。ドランはこの日最初の試合でクロアチアのアラン・ルービックに勝って一回戦入りしていた。
「僕を過小評価しないでね。」とこの元UKオープンとワールドグランプリチャンピオン、ソーントンは警告する。「僕はランキングも27位か28位だけど過小評価しないでね。今週は何も守るものもないし、失うものもない。」
「もっと多くのラウンドに勝ち、自分を信じて相手を破るために懸命にやる。」
ゾラン・レイクバッハは2セットダウンから反撃で元アレキサンドラパレスのベスト4、マービン・キングを破った。キングは背中を負傷しておりこれが今回の挑戦に災いした。
このオーストリア人は8レッグを連取、初めて二回戦進出を決め、「信じられない。」
「序盤の2セットもいいプレーが出来てたけど取られてしまった。僕は集中したのが試合をひっくり返すことができた要因と思う。これはまさにパーティでファンの前でパーフォーマンスを楽しむことだ。本当に幸せだ。」
世界ランキング14位のベニト・バン・デ・パスは午後セッションでスティーブ・ウェストに1-3で敗北した。ウェストは昨年キングに2セットをリードしたものの敗北したという亡霊を払拭し、初めてワールドチャンピオンシップで勝利した。
「去年は2-0リードしてた試合を捨ててしまった。」とウェスト。「今年は大きなターニングポイントを越えたようだ。僕は以前と違うプレーヤーで今年は別人だ。僕はメンタル面を補強しそれが成果になっている。」
ウェストは2-0リードしここでバン・デ・パスが124をチェックアウト、これは昨年キングが反撃したきっかけと酷似していた。しかしこのエセックスのプレーヤーは雷は二度落ちないと確信し106チェックアウト、141チェックアウトで勝利を決めた。
この日、オーストリアのジェイク・ロドリゲスとオランダのティーンエージャー、オーエン・ローロフで第一回WDSアソシエートジュニアワールドダーツチャンピオンシップが行われ、ジェイク・ロドリゲスがローロフスを5-4で下し優勝した。
日曜のアレキサンドラパレスは引き続き2セッションで行われ、オークランドダーツマスターズチャンピオン、カイル・アンダーソンが午後セッションで登場ピーター・ジャッケスと対戦する。プレーヤーズチャンピオンシップ、ファイナルズ準優勝のジョニー・クレイトンはケニー・ニーエンスかジャーミー・ルイスのどちらか勝者と、アラン・ノリスはフィンランドのキム・ビラネンと対戦する。
3度ベスト4を経験したジェームス・ウェードはキーガン・ブラウンと夕刻セッションで対戦、デーブ・チズナル対ビンセント・バン・デ・ブート、イアン・ホワイトはウィラード・ブルギアーかコーディ・ハリスのどちらか勝者と対戦する。