<メジャー>ワールドチャンピオンシップ、12月18日プレリミナリーラウンド/一回戦
アジアの伝説63歳のポール・リムが快挙!二回戦進出
https://www.pdc.tv/news/2017/…
William Hillワールドダーツチャンピオンシップ
ロンドン、アレキサンドラパレス
12月18日(月)
<プレリミナリーラウンド結果>
ポール・リム 2-0 カイ・ファン・レオン
<一回戦結果>
メンサー・スルホビック 3-0 ケビン・ペインター
ダリル・ガーニー 3-1 ロニー・ハイブレクト
ポール・リム 3-2 マーク・ウェブスター
12月19日(火)
<プレリミナリーラウンド組合せ>
アレキサンドロ・オレシュキン vs ケビン・ムンヒ
<一回戦組み合せ>
ジョン・ヘンダーソン vs マルコ・カンテレ
レイモンド・バン・バーナベルト vs リチャード・ノース
エイドリアン・ルイス vs オレシュキン/ムンヒ
伝説の63歳、ポール・リムが月曜夜のWilliam Hillワールドダーツチャンピオンシップ一回戦で元レイクサイドチャンピオン、マーク・ウェブスターを打ち負かし、大きな衝撃を巻き起こした。
リムは1990年のワールドチャンピオンシップで9ダーツを達成しダーツ界では知られた名前だが、このアレキサンドラパレスで新世代のウェールズ人と激戦の末3-2で勝利、何年も思いを巻き戻した。
このベテランは早々に行われたプレリミナリーラウンドでカイ・ファン・レオンを2-0で退けたが、この大舞台で元ワールドチャンピオンと肩を並べて戦えるとは誰も予想していなかった。
リムの最初のワールドチャンピオンシップ出場は遡ること1982年でレオンもウェブスターも生まれる前だったが、この歳までアリパリの大観衆がジャンプするほど熱狂させた6個の180得点、アベレージ95.98という素晴らしいパーフォーマンスは生み出していなかった。
終始接戦の状況が続いていたが、試合が長くなるにつれてリムの強さが際立つ形になり、ウェブスターはより慎重にならざるを得ず、第4セットでは大変なプレッシャーを感じたダブルをようやく入れて試合を最終セットへ持ち込んだ。
第4セットでリムはマッチとなるダブルをミスしたものの勢いは衰えず、セットカウント2-2で迎えた最終セットは3-0で取り、金曜のギャリー・アンダーソンの待つ二回戦へ進出した。
「信じられない夜となった。」とリム。「大観衆が僕に味方してくれたと感じた。こんな感触は素晴らしいの一言だ。」
「PDCワールドチャンピオンシップは全てのダーツトーナメントの総集編だと思っており、出場できるだけでも名誉なことだ。こういう風に観客と一体となっていいプレーをすることは全く次元の違うことだ。観客が僕の力の一部となってこの勝利につながった。」
「もの凄く慎重になった。本当に疲れた上に疲れる。もうスタミナも切れた。」
北アイルランドのダリル・ガーニーは素晴らしいダーツでロニー・ハイブレクトを3-1で下し優勝賞金400,000ポンドのタイトルへの本当の挑戦者となれるところを見せた。
この第4シードのワールドグランプリチャンピオンはアベレージ100、7個の180得点、170チェックアウトなどでベルギーの熟練者を追いやった。
ガーニーは連続180得点ほぼ完ぺきなスタートを見せ9ダーツには19トリプルを外したものの10ダーツであがり、その後もレベルは落ちることはなかった。
「序盤の2セットは本当にいいダーツをした。第3セットは3-0にしたいと意気込み過ぎたと思う。」とガーニー。
最初の2セットでのプレーはチャンスをものにしておりあれが僕が狙ってきたプレーだったがステージではそれができず、このトーナメントに勝ち抜くにはこれから解決しなければいけない。」
メンサー・スルホビックは一回戦でケビン・ペインターをストレートセットで下した。この第5シードのオーストリア人は9月のチャンピオンズリーグオブダーツ優勝の後は見違えるプレーヤーのようだ。
「ここに出場できて嬉しい。」とスルホビック。「このステージとこの観衆でプレー出来るのは素晴らしい、驚嘆するだけだ。」
火曜には元ワールドチャンピオン、レイモンド・バン・バーナベルトやエイドリアン・ルイスが出場、このオランダ人はデビューとなるリチャード・ノースと、2度のワールドチャンピオン、ルイスはロシアのアレキサンドロ・オレシュキンかドイツのケビン・ムンヒの勝者と対戦する。
同夜には10月のワールドグランプリベスト4でスコットランドのエース、ジョン・ヘンダーソンのフィンランドのマルコ・カンテレとの対戦もある。