<メジャー>ワールドチャンピオンシップ、12月20日プレリミナリーラウンド/一回戦
各シード選手、かろうじて一回戦通過
https://www.pdc.tv/news/2017/…
William Hillワールドダーツチャンピオンシップ
ロンドン、アレキサンドラパレス
12月20日(水)
<プレリミナリーラウンド結果>
バーニー・スミス 2-0 シャオ・チェン・ゾン
<一回戦結果>
マイケル・スミス 3-2 スティーブ・レノン
サイモン・ウィットロック 3-1 マーティン・シンドラー
ジャスティン・パイプ 3-2 バーニー・スミス
12月21日(木)
<一回戦組み合せ>
クリスト・レイズ vs トニー・アルシナス
キム・ハイブレクト vs ジェームス・リチャードソン
ダレン・ウェブスター vs デボン・ピーターセン
ピーター・ライト vs ディオゴ・ポルテラ
ジャスティン・パイプは水曜夜、ニュージーランドからの予選通過者バーニー・スミスを最終セットでようやく退け、William Hillワールドダーツチャンピオンシップでのビッグネームの災難を逃れた。
インターナショナル予選通過者のポール・リム、ケビン・ムンヒなどプレリミナリーラウンドでの勝利をひっさげ、一回戦でシード選手をノックアウトしていたが、ニュージーランドのスミスもこの前例に従おうとしていた。
このクライストチャーチの左官工はこの夜早々に中国のシャオ・チェン・ゾンをストレートで退け、パイプには2セットダウンから反撃しイーブンに戻していた。
スミスは最終セットでマッチとなる2本のダブルをミス、パイプが取ってタイブレークへ突入した。パイプはここでようやくチャンスをものにし3レッグ連取で二回戦進出を決め、リタイア直前の伝説のフィル・テーラーと対戦する。
「正直、天にも昇る気持ちだ。」とパイプ。「2セットリードし余裕を感じて最後のワールドチャンピオンシップでのフィル・テーラーとの試合を考えていた。あれがいけなかった。先のことなど頭にあってはいけない。ちゃんと集中しなければね。」
「フィルとの試合では僕はただリラックスして投げるだけだ。僕は彼との試合が本当に好きだ。彼の本当に最期のワールドチャンピオンシップで対戦できるなんて夢のようだ。」
「今はリラックスしてフィルと対戦できる。今日はテンションが高かった。とにかく今日僕がやりたかった事は勝つことでようやく達成できた。」
「2-0リードとなるとは思わなかったし足で火を消し止めた。でも土曜はこんな風にはいかないだろう。」
第13シードのマイケル・スミスも180得点こを今年最多となる10個を記録したものの、パイプと同様な苦難に会った。アイルランドの新人スティーブ・レノンに2-0とリードしたものの、リードが消えて行くのを眺めていた。
しかしスミスは最終セットでレノンの勇敢な反撃に対し良くコントロールし、14ダーツで試合を決め、二回戦のロブ・クロスとの対戦へ進んだ。
「最初の2セットは苦労したものの2-0とリードできた。」とスミス。「その後流れに任せていたら2-2のイーブンになってしまった。」
「ここで決闘にはしたくなかった、毎年2-2となるといつも負けを喫しているので今日はきちっと決めたかった。」
「正直、彼はずっと僕にプレッシャーをかけ続けて来た。第2セットで僕が150チェックアウトし、これで彼を殺せたかと思ったが、彼はより増して強く反撃してきた。」
「試合はともかく180得点の数には満足だ。次戦にはもっと着実に出したい。」
「次はもう少し長いフォーマットだ。僕は今回ぐずぐずしてたけどそれでもアベレージは93まで行った。だからいいプレーが出来れば簡単に100は行くと思う。」
元準優勝経験のサイモン・ウィットロックは好調から程遠く病と闘っていた。しかしひどいダーツでも何とかこなし、アレキサンドラパレスの一回戦でマーティン・シンドラーを3-1下した。
この第10シードはアベレージ87.42、5個の180得点だったがダブルは39本のトライで11本しか入らず、このドイツの若手といい勝負だった。
「僕はベストな状況じゃなかったの勝てて嬉しいし、何より安心した。。とウィットロック。「本当に醜かった。すごく苦悩した。今週は感冒でずっと調子が悪かったので凄く疲れ、体がだるく熱かった。」
「腹に火を感じ最後はそれが通過させてくれたようだ。多くのいいプレーヤーが脱落しており、僕はその一角になりたくなかった。」
「今僕は世界10位のランキングを貰っており、ここ18か月は5個のトーナメントに優勝するなど本当にいいプレーが出来ており、素晴らしい期間を過ごしてきた。トップ10入りするために凄い練習をこなしてきたので今の僕がある。
「10位ではまだ満足していない。もう一度トップ5に入りたい。僕はできると思う。」
一回戦は木曜に4試合を行い完結、この日はピーター・ライトがブラジルからのデビュー、ディオゴ・ポルテラと対戦、この世界No.2はアレキサンドラパレス出場前に胆石を克服していた。
スペインの2人、クロスト・レイズとトニー・アルシナスが対戦、ベルギーのキム・ハイブレクトはジェームス・リチャードソンと、ダレン・ウェブスターは南アフリカのデボン・ピーターセンとそれぞれ対戦する。