テーラー、引退の時が来た
引退は悲しい涙より喜び
https://www.pdc.tv/news/2018/…
フィル・テーラーは月曜のWilliam Hillワールドダーツチャンピオンシップ決勝を終え引退したが、このダーツ界に敬礼をする良いタイミングだと確信している。
この伝説の16度のワールドチャンピオンは月曜、アレキサンドラパレスでダーツ界きっての輝かしい経歴を終えた。この57歳は残念ながら素晴らしい新星、ロブ・クロスに7-2で敗れた。
彼の輝かしい経歴にどう完璧な引退仕事をするかが注目されたが、いみじくもテーラーから元電気工で現在「ボルテージ」として知られる若者へのバトンの受け渡しとなり、決勝ではまさしくいくつかエレクトリックダーツを見せていた。
しかしアレキサンドラパレス満員の観客から熱狂的な別れを受け、テーラーはこの引退の判断が最適の時に出来たと再確認していた。
「僕は楽しまなきゃ、僕の最期のステージだからね。二度とここに戻らないし。」「僕がしたかった唯一の事は1セットを取ることだった。7-0での敗退は僕をだめにしていた。」
「全力を尽くした。本当にそうした。僕には彼を倒すエネルギーがなかったのでそれで十分幸せだ。マイケル・バン・ガーウェンにもエイドリアン・ルイスにももうこれ以上勝てない。」
「彼等を倒す興味もなくなった。おかしな話だがそれを30年も続けていたのにね。」
「素晴らしい経歴が出来たのは本当に素敵だ。でも若手も育ってきたのも素晴らしい。彼等は若く才能があり相応しく、僕は彼等と戦うことはもう出来ない。」
「そうしたいけどもうできない。」
テーラーは決勝でアベレージ102超、12個の180得点、151チェックアウト、9ダーツトライで最期の12ダブルミスだったがクロスから10レッグを奪うことができた。クロスはそれほど最初から最後まで容赦がなかった。
クロスはテーラーが1990年にエリック・ブリストゥを破ったのと同じ爆発的ストーリーでこの伝説の人物を決勝で破って頭角を現した。この引退のスターはまさにクロスに若き日の自分の姿を思い起こしていた。
「彼は25年前の僕にそっくりだ。」とテーラー。「彼は容赦がない、彼はプレッシャーを掛け続ける、これが僕がやってきたことだ。」
「彼は多くの点で僕自身だ。彼は相応しい能力があり、良く耳を傾け学習する。今年彼と対戦する者はとても危険だ。」
「マイケル・バン・ガーウェンやバーニーなどトッププレーヤーは相手に不足のない勝気な対戦相手と対峙しなければならなくなった。」
「彼にとっては賞金や賞金ランキングは関係ないだろう。彼は僕がそうだったように勝つことだけに興味を示すだろう。」
「手元に猛獣をかっているようなもので、僕もそうだったけど気骨を持っている。」
テーラーは引退する感情としては悲しみより安ど感が強いといい、引退イベントしてワールドチャンピオンシップ決勝まで行けるとは全く思っていなかった。
「引退には昨年より心構えを作ってきた。周りは泣くだろうと言ってたけど喜びの涙しかない。」とテーラー、彼は2017年1月に引退を表明していた。
今腰を上げて引退する準備ができた、もうこれらの若者と戦うエネルギーは残っていない。」
「ワールドチャンピオンシップ決勝へ出場できただけで優勝したみたいなものさ。事態は僕のために動いてくれていた。」
テーラーの輝かしい経歴と栄誉はBetvictorワールドマッチプレーでのトロフィーが「フィルテーラー杯」と名づけられ後世に残された。