<メジャー>Unibetマスターズ一回戦(1/2)
ベストスタッツは一回戦敗退のチズナル(アベ106/ダブル60%)
https://www.pdc.tv/news/2018/…
2018年Unibetマスターズ
ミルトンキーンズ、MKアリーナ
1月26日(金)
<一回戦結果>
レイモンド・バン・バーンベルト(11) 10-9 デーブ・チズナル(8)
メンサー・スルホビック(7) 10-8 マイケル・スミス(12)
ロブ・クロス(3) 10-3 イアン・ホワイト(15)
ピーター・ライト(2) 10-5 アラン・ノリス(16)
1月27日(土)
<一回戦組合せ>
サイモン・ウィットロック(9) vs ジェームス・ウェード(10)
ダリル・ガーニー(6) vs ガーウィン・プライス(13)
ギャリー・アンダーソン(5) vs ベニト・バン・デ・パス(14)
マイケル・バン・ガーウェン(1) vs キム・ハイブレクト(17)
1月28日(日)午後セッション
<準々決勝組合せ>
ピーター・ライト vs レイモンド・バン・バーナベルト
メンサー・スルホビック vs ロブ・クロス
ガーニー/プライス vs アンダーソン/バン・デ・パス
バン・ガーウェン/ハイブレクト vs ウィットロック/ウェード
1月28日(日)夕刻セッション
<準決勝>
<決勝>
フォーマット:
一回戦:ベストオブ19レッグズ
準々決勝:ベストオブ19レッグズ
準決勝:ベストオブ21レッグズ
決勝:ベストオブ21レッグズ
賞金:
優勝=60,000ポンド
準優勝=25,000ポンド
ベスト4=17,500ポンド
ベスト8=10,000ポンド
一回戦敗退=5,000ポンド
ロブ・クロスが金曜から始まったUnibetマスターズの一回戦でイアン・ホワイトに10-3で勝利、ワールドチャンピオンとしての新しい歩みを開始した。レイモンド・バン・バーナベルト、メンサー・スルホビックもミルトンキーンズでの勝利を味わった。
クロスはフィル・テーラーと戦ったアレキサンドラパレスでの勝利から初めての試合出場で、アリーナMKでのこの200,000ポンドのトーナメントでホワイトと対戦した。
「錆びついた」感じだと言うマスターズ初出場のクロスは68チェックアウトの後167チェックアウトを見せた。この上がり方はワールドチャンピオンシップでも見かけた彼のトレードマークの一種だが、たちまち3-0リードとした。
ストーク出身のプレーヤーも136チェックアウトで反撃を見せたがクロスは105チェックアウト、66チェックアウト、12ダーツと取り7-2リードとした。
ホワイトは第10レッグを91で返したもののクロスは180得点、174得点と続け12ダーツでリードを保ち、第14シードのミスに乗じて2レッグを奪い準々決勝進出を決めた。
「ワールドチャンピオンシップ終了後とても忙しくなったけど試合に戻ることができてとても嬉しい。」とクロス。「今のところいいプレーをする自信は残ってるけど今日は錆びついてぼーっとした感じだった。」
「前回いいダーツをしてから4週間くらいたったけどとてもこの試合が待ち遠しかった。優勝もしたいしいい仕事をしたい。」
「今日は本当にいい感じのショットはなかったけど167チェックアウトが相手にダメージを与えたし僕の足掛かりとなり彼の前を行くことが出来た。」
「もっといいダーツが出来ると思うし日曜のメンサー戦は凄くいい試合になると思う。」
スルホビックは一回戦でマイケル・スミスの猛反撃を食い止め10-8で勝利した。
このオーストリア人はスミスのスロースタートに対し試合を支配し続け、序盤から70チェックアウト、77チェックアウト、12ダーツ、14ダーツなどで5レッグを連取した。
スミスはようやく第6レッグで1レッグを取り、ここからスルホビックの116チェックアウトに対し130をインブルフィニッシュで応え、8ダブルも加えて7-3とやや戻した。
スルホビックは得意の7ダブルをあがって8-3とすると、スミスは3レッグを連取、さらに110チェックアウト、80チェックアウトを加えて試合を8-8のイーブンとした。
しかしスルホビックは火を噴き2度目の116チェックアウトで6レッグぶりに1レッグを取り戻し、最後は20ダブルをあがって14ダーツで勝利した。
「凄く大変な試合だったけど勝つことが出来た。」とスルホビック、彼は2017年チャンピオンズリーグ優勝者だ。「勝ったからいいけど、5レッグもリードしていたのでそのまま押し切るべきだった。」
「マイケルは凄いプレーヤーなので5-0となった時は嬉しかった。序盤僕はいいプレーが出来フィニッシュも良かった。」
「8-8となった時、負けるかもしれないと思ったけど116チェックアウトが救ってくれた。いいところも見せられたし次の試合もまた厳しいと思う、なにせ世界トップ16の試合だからね。」
世界No.2のピーター・ライトはアラン・ノリスに10-5で勝利し日曜のベスト8に進出、3つ目のテレビ放映でのタイトル獲得挑戦に動き出した。
97チェックアウト、80チェックアウトなどで序盤に3-1とリードし、ノリスが14ダーツで取り返すと、このスコットランド人は96チェックアウト、11ダーツ、20ダブル、2ダブルで5レッグをリードした。
続くレッグでノリスが3レッグのうち2レッグを取り8-4としたがライトは8ダブルを決め、最後はマッチとなるダーツミスをリカバーして勝利、アベレージはほぼ97に達していた。
「やっぱり100越えのアベレージが欲しかったけどできなかった。でも勝ちは勝ちだし一番大切なことだ。」とライト。彼はワールドチャンピオンシップ後4週間休息、胆石の治療を受けて来た。
「調子は悪くないし健康維持に気を付けている。もっといいダーツを見せられるけど僕の結果には満足している。」
ライトは次にレイモンド・バン・バーナベルトと対戦、彼はこの日のオープニング試合でデーブ・チズナルを10-9で下していた。その試合ではこの第7シードは4レッグダウンからの逆転勝利だった。
序盤4レッグは高レベルの戦いとなったがバン・バーナベルトは14ダーツ、13ダーツでブレーク、3レッグ連取で5-2リードとした。
彼はさらに130チェックアウト、96チェックアウトでリードを7-3としたが、チズナルは素晴らしい反撃で14ダーツ、12ダーツ、14ダーツ、14ダーツと4レッグを連取した。
続く3レッグを分け合いバン・バーナベルトは9-8とし勝利まで後1レッグとしたがチズナルは8つ目の180得点から素晴らしい11ダーツで最終レッグへもつれ込んだ。
チズナルは再び180得点したが残り88を上がれず、バン・バーナベルトがインブルフィニッシュミスから立ち直り8ダブルをあがって勝利した。
「勝てて嬉しいけどいつも激戦になってると思う。」とバン・バーナベルト。「3-2、7-3とリードしてたのでもっと楽に出来る筈だけど集中力が切れてしまう。」
「デーブの反撃は素晴らしかったけど7-7となった時僕は次レッグをキープすれば良いと思ってた。彼は一流プレーヤーだし僕からすれば未だプレミアリーグに属するプレーヤーだ、だから反撃してくると思った。」
「最終レッグで運もあったけど僕は凄く練習してるし準々決勝を楽しみにしている。この素晴らしいトーナメントで優勝することは栄誉なことだ。」
一回戦は土曜夜に残る4試合で完了する。土曜は現チャンピオン、マイケル・バン・ガーウェンがキム・ハイブレクトと対戦、4年連続の優勝を目指し戦いを開始する。
2017年準優勝のギャリー・アンダーソンはベニト・バン・デ・パスと、デビュー戦同士でダリル・ガーニーはガーウィン・プライスと、2014年優勝のジェームス・ウェードはオーストラリアのサイモン・ウィットロックと対戦する。