<メジャー>プレミアリーグ第1夜
ウィットロック絶好調、アベレージ106.49、ダブル率87.5%
https://www.pdc.tv/news/2018/…
2018年Unibetプレミアリーグ
2月1日(木)
ダブリン、3アリーナ
<第1夜結果>
サイモン・ウィットロック 7-5 メンサー・スルホビック
マイケル・スミス 7-5 ギャリー・アンダーソン
ダリル・ガーニー 6-6 レイモンド・バン・バーナベルト
マイケル・バン・ガーウェン 7-2 ロブ・クロス
ピーター・ライト 6-6 ガーウィン・プライス
2月8日(木)
カーディフ、モーターポイントアリーナ
<第2夜組合せ>
マイケル・スミス vs ダリル・ガーニー
ロブ・クロス vs サイモン・ウィットロック
マイケル・バン・ガーウェン vs ピーター・ライト
ガーウィン・プライス vs ギャリー・アンダーソン
レイモンド・バン・バーナベルト vs メンサー・スルホビック
(リーグテーブル)
第1夜終了時
1.マイケル・バン・ガーウェン:2ポイント、レッグ差+5
2.サイモン・ウィットロック:2ポイント、レッグ差+2
3.マイケル・スミス:2ポイント、レッグ差+2
4.ピーター・ライト:1ポイント、レッグ差±0
4.ダリル・ガーニー:1ポイント、レッグ差±0
4.レイモンド・バン・バーナベルト:1ポイント、レッグ差±0
4.ガーウィン・プライス:1ポイント、レッグ差±0
8.ギャリー・アンダーソン:0ポイント、レッグ差ー2
9.メンサー・スルホビック:0ポイント、レッグ差ー2
10.ロブ・クロス:0ポイント、レッグ差ー5
2018年シーズンのUnibetプレミアリーグが木曜にダブリンで開幕、マイケル・バン・ガーウェンがロブ・クロスを7-2で下しタイトル防衛に漕ぎだした。サイモン・ウィットロックとマイケル・スミスも勝利を楽しんだ。
バン・ガーウェンは終始試合を支配し、先月のアレキサンドラパレス準決勝の仕返しを達成してワールドチャンピオンのデビュー戦勝利を阻止、4度目となるプレミアリーグタイトル防衛に向け発進した。
この世界No.1はオープニングレッグで114チェックアウト、81フィニッシュ、10ダブルでの上がりと立て続け3-0とリード、クロスは70チェックアウトでプレミアリーグ初めてのレッグを奪った。
しかしバン・ガーウェンは続く3レッグでさらに2つの114チェックアウトを見せ6-1リードとし、クロスも14ダーツで1レッグを返したものの最後は8ダブルを上がって勝利した。
「僕にとって素晴らしいスタートとなった。」とバン・ガーウェン。彼は先週のマスターズチャンピオンだ。「凄く自信があるしこれを積み重ねていく。」
「どうやって勝ったかは気にしないし嬉しい2ポイントだ。まだベストじゃないけど勝つには十分だしロブ・クロスに7-2勝利はいいスタートだ。」
「ロブにとって全てのことが新しくこれが他のトーナメントと全然違うところだ。でもシーズンはまだこれからが長い。」
元準優勝経験のサイモン・ウィットロックは3年間のブレークから勝利で復帰を果たした。彼はデビュー戦となるメンサー・スルホビックを激戦の末7-5で下した。
スルホビックは序盤121チェックアウト、110チェックアウトで3-1とリードしたが、ウィットロックは素晴らしい160チェックアウトを含む12ダーツ、13ダーツ、11ダーツで続く4レッグを連取、リードを取り戻した。
スルホビックは138チェックアウトを18ダブルで決めイーブンとしたがウィットロックは再び12ダーツで6-5リードとし、最後は20ダブルを決め13ダーツで勝利した。
結果、ウィットロックは8本のダブルトライで7本を決め、アベレージも106.49、オーストリア人も高レベルのアベレージ103.71、ダブルも9本のトライで5本を決めていた。
「楽しめたしプレミアリーグへ戻れたのは凄いことだ。」とウィットロック。「ここが居心地がいい、凄く練習してるし自信も湧いてきている。」
「メンサーは実に手強い相手で引き分けでもハッピーだったけど、チャンスが巡ってきたのでそれを取った。凄く嬉しい。」
マイケル・スミスのプレミアリーグ復帰第一戦はギャリー・アンダーソンとの対戦となり1-5ダウンしたものの6レッグを連取して7-5で勝利した。
アンダーソンは序盤、元ワールドユースチャンピオンからの11ダーツを防衛し、108チェックアウト、86チェックアウト、85チェックアウトと連取、もう少しで勝利のまばたきを受けるところまで到達した。
スミスはここで114チェックアウトで皮切りに火を噴き、第9レッグでは相手スコットランド人が10本のダブルをミスで奪い取り、第11レッグは20ダブルを決めてようやく6-5とリードし最後は10ダブルで驚愕の大反撃を見せた。
「2年前の前回プレミアリーグに出場した時は、最初のポイントを取るまで5週間を要したけど今回はたちまち2ポイントが取れたのは凄く嬉しい。」とスミス。
「ちょっとリラックスできるし2ポイント取れたのがいい。これがプレッシャーを和らげてくれる。」
「ギャリーが先行し5-1としたけどその後彼が僕にチャンスをくれた。ギャリーとの試合はいつも苦闘する。彼は親友だし彼の偉大さを知ってるからね。彼は背中の痛みと闘っていたのが判ったけど僕は僕の仕事をしたまでさ。」
レイモンド・バン・バーナベルトは3-6ダウンから反撃を見せダリル・ガーニーと引き分けた。プレミアリーグデビュー戦のガーニーは3本のマッチとなるダーツをミスし引き分けに持ち込まれた。
ガーニーは以前のダブリン訪問時、昨年10月にはワールドグランプリで優勝しており、この日も残り95をインブルフィニッシュし14ダーツでブレーク、2-0として強いスタートを切った。
バン・バーナベルトは続く3レッグを連取したがガーニーもここから4レッグを連取、極めつきは11ダーツフィニッシュで6-3リードとした。
2014年チャンピオンは第10レッグで反撃、さらに第11レッグでガーニーの1本の10ダブル、2本の5ダブルのマッチダーツのミスを取り試合は最終レッグへもつれ込んだ。最終レッグでバーニーは79を20ダブルで決め引き分けた。
「今夜は厳しい試合だったが満足だ。」とバン・バーナベルト。「ダリルは勝ってもおかしくなかったが、僕はあきらめず信じて戦い続けた、終盤3レッグ取れたのが引き分けにつながった。」
「先行して集中力を失った、いくつかのレッグはひどかったし彼が良かった。3-6ダウンとなり厳しくなったけど彼が調子を落としマッチの3本をミスしていた。」
「最終レッグはいいダーツで最後の20ダブルは大きく凄く貴重だった。彼は素晴らしいプレーヤーだ、世界No.5どころではないし攻略は非常に難しい。」
ガーニーは「負けた感覚だ。いいプレーが出来て2-0リードとなり勝てるダーツを打って引き分けはとてもがっかりだ。」「悪くなったけどそれでもポイントを獲得したのでまだましだ。僕は彼等トッププレーヤーからいつも勉強している。」
「いいプレーをする中それでもチャンスをミスしていた。今は負けたような感覚だけど、プレミアリーグでレイモンドとプレーできるプレーヤーはそんなにいないし彼と引き分けられた、取れるポイントを取ったということだ。」
「プレミアリーグに出場出来たことだけでも誇りに思うし来週は勝利に向けて頑張る。」
デビュー戦のガーウィン・プライスは2017年準優勝のピーター・ライトと対戦、1-5ダウンから反撃し引き分けた。昨年のUKオープン決勝の再現となったこの試合、ライトは4本のマッチとなるダーツをミスしていた。
ライトはスロースタートのウェールズ人に対しオープニング6レッグのうち5レッグを奪ったが、プライスは116チェックアウトを契機に反撃を開始した。
ライトは6-3とし勝利のまばたきまで一歩としたがプライスは96を上がり踏みとどまると、相手のインブルフィニッシュのミスに最終レッグへもつれ込み、再びライトのミスで10ダブルを放り込んで引き分けとした。
「プレミアリーグは僕にとって世界と戦っているようなもの、この経験を楽しんでいる。」とプライス。
「序盤でいくつかチャンスを潰してしまい、1-5ダウンの時気を取り直した。一日を終えてみれば1ポイントを獲得していたが満足じゃない。」
Unibetプレミアリーグは2月8日(木)も続き、第2夜はカーディフのモーターポイントアリーナで開催される。ここでは2017年決勝の再現となるバン・ガーウェンとライトの対戦がある。故郷に帰ったプライスはアンダーソンと対戦する。