UKオープン予選(4)ギャリーアンダーソン初参加で優勝
ロブクロスも出場権獲得
ギャリー・アンダーソンは金曜、ワイガンのCoral UKオープン予選(4)決勝でジェフリー・デ・ズワーンを6-2で下し優勝、来月の本選出場を決めた。
アンダーソンは背中の負傷により先週のUKオープン予選を欠場、この木曜のプレミアリーグで復帰しガーウィン・プライスに勝利していた。
木曜を無事にこなし、このスコットランド人は金曜の60,000ポンドのPDCツアーイベント参加のためカーディフからワイガンへ移動、タイトル獲得まで戦い続けた。
この優勝賞金10,000ポンドで3月にマインヘッドで開催されるCoral UKオープンTVファイナルズ出場が確定、この日の優勝は2017年8月のパースダーツマスターズ以来の優勝となった。
アンダーソンはこの日のオープニング試合をポーランドの新人タイタス・カニクに僅か1レッグを落としたのみで6-1で勝利、続いてマーティン・シンドラーとリッチー・コーナーに6-3、スティーブ・ウェストに6-2とし準々決勝へ進出した。
ここで彼はジェームス・ウェードに6-4で勝利、準決勝ではロブ・クロスのマッチとなるダブルミスを生き残った。
決勝ではアンダーソンは終始試合を支配、オランダの若手ジェフリー・デ・ズワーンに6-2で勝利。オープニングから12ダブルでのブレークと11ダーツで2-0リードとした。
アンダーソンはその後81フィニッシュ、8ダブルを決め4-0とし、ズワーンは続く3レッグの2レッグを奪い望みをつないだものの、第8レッグでこのスコットランド人は102をあがり勝利を決めた。
「今日は良かった。」と決勝後のアンダーソン。「信じられない。今日は今週末あたりどうだろうと様子見のつもりだった。まだ苦悩している。」
「週初はこんなことを予想だにしなかった、でも凄い。昨夜使っていたダーツを始めの2試合に使用し、それから古いダーツに替えたら良くなった。」
デ・ズワーンは先月PDC Qスクールへ出場ツアーカードを再取得したところだが、金曜はその自信を覗かせていた。
彼はイアン・デッカーを最終レッグの素晴らしいダーツで倒し、続いてナーザン・トレッドゴールド、スティーブ・ビートン、ワールドグランプリチャンピオンのダリル・ガーニー、マシュー・エドガーを下してベスト8入りした。
ここで彼はワールドチャンピオンシップベスト4のジェイミー・ルイスを6-4で退け、準決勝では同じスコアでジェイソン・ローに勝った。
ローは金曜の自身初めてとなるPDCプロツアー準決勝進出で、来月のUKオープンへ初出場を決めた。彼はPDC Unicornチャレンジツアーで最近ベスト4へ進出したばかりだ。
このクラドリーヒース出身の45歳はマリオ・ロブ、マイケル・ラズドビッツ、ジョン・ヘンダーソン、キーガン・ブラウン、ナーザン・ラファティ、エイドリアン・ルイスを下しての進出だった。
ワールドチャンピオンのロブ・クロスは先週3回の予選で初戦敗退を喫していたが、「おかえりなさい勝利」となり、来月のバトリンズマインヘッドリゾート出場を確保した。
クロスはクリストファー・ベント、マイク・デ・デッカー、ワールドユースチャンピオンのディミトリ・バン・デン・バーグ、ロバート・ソーントン、クリストフ・ラタイスキーを下して準決勝へ進出、あと一歩のところでアンダーソンに敗退した。
元UKオープンチャンピオンのエイドリアン・ルイス、ポーランドのラタイスキーがここまで4回の予選で2度目のベスト8入り、ジェイミー・ルイスと2度のUKオープンチャンピオン、ウェードもここまでのベストフィニッシュを見せていた。
土曜もワイガン、ロビンパークテニスセンターで最後前のCoral UKオープン予選が行われ日曜に最終回が開催される。この後、UKオープン賞金ランキングでトップ96プレーヤーがマインヘッド出場を果たす。
<四回戦(ベスト64)結果>
ジェフリー・デ・ズワーン(95) 6-3 ダリル・ガーニー(5)
マシュー・エドガー(87) 6-3 ジョニー・クレイトン(31)
サイモン・スティーブンソン(96) 6-4 マービン・キング(23)
スティーブ・ビートン(24) 6-3 スベン・グロエン(88)
ナーザン・アスピナル(120) 6-3 アラン・ノリス(15)
ジェフ・スミス(-) 6-5 アダム・ハックベール(124)
ジェイミー・ルイス(29) 6-2 レーネ・エイダムズ(108)
キム・ハイブレクト(16) 6-4 カール・ウィルキンソン(-)
ガーウィン・プライス(12) 6-5 ジェイミー・ヒューズ(86)
レイモンド・バン・バーナベルト(11) 6-1 ジェイソン・カレン(-)
ルーク・ウッドハウス(ー) 6-4 クリスト・レイズ(28)
エイドリアン・ルイス(20) 6-1 ジャード・コール(-)
コーディ・ハリス(120) 6-5 マイク・ノートン(-)
ナーザン・ラファティ(-) 6-3 マーク・フロスト(124)
ジェイソン・ロー(124) 6-5 ジョン・ヘンダーソン(27)
キーガン・ブラウン(47) 6-2 ジョー・カレン(18)
ジェームス・リチャードソン(43) 6-1 エイデン・カーク(75)
ロバート・ソーントン(26) 6-0 ゾラン・レイクバッハ(55)
ディミトリ・バン・デン・バーグ(38) 6-5 マイケル・バーナード(ー)
ロブ・クロス(3) 6-1 マイク・デ・デッカー(ー)
カーク・シェファード(70) 6-1 カーティス・ハモンド(ー)
マイク・ランゲンドルフ(81) 6-3 イェル・クラーセン(17)
ベニト・バン・デ・パス(14) 6-2 ケビン・シム(-)
クリストフ・ラタイスキー(92) 6-4 ジェームス・ウィルソン(30)
ジェームス・ウェード(10) 6-5 ダニー・ノッパート(-)
ケビン・ガルシア(-) 6-3 ピーター・ジャッケス(63)
アンドリュー・ギルディング(55) 6-5 マイケル・スミス(9)
ジョン・パート(92) 6-4 デーブ・ラドリー(-)
ギャリー・アンダーソン(4) 6-3 マーティン・シンドラー(64)
リッチー・コーナー(ー) 6-4 ビンセント・バン・デ・ブート(33)
テリー・ジェンキンス(40) 6-0 ジェイミー・ケイブン(45)
スティーブ・ウェスト(32) 6-3 マックス・ホップ(48)
<五回戦(ベスト32)結果>
ジェフリー・デ・ズワーン(95) 6-3 マシュー・エドガー(87)
スティーブ・ビートン(24) 6-4 サイモン・スティーブンソン(96)
ナーザン・アスピナル(120) 6-3 ジェフ・スミス(-)
ジェイミー・ルイス(29) 6-5 キム・ハイブレクト(16)
レイモンド・バン・バーナベルト(11) 6-1 ガーウィン・プライス(12)
エイドリアン・ルイス(20) 6-3 ルーク・ウッドハウス(ー)
ナーザン・ラファティ(-) 6-5 コーディ・ハリス(120)
ジェイソン・ロー(124) 6-4 キーガン・ブラウン(47)
ロバート・ソーントン(26) 6-5 ジェームス・リチャードソン(43)
ロブ・クロス(3) 6-5 ディミトリ・バン・デン・バーグ(38)
マイク・ランゲンドルフ(81) 6-3 カーク・シェファード(70)
クリストフ・ラタイスキー(92) 6-0 ベニト・バン・デ・パス(14)
ジェームス・ウェード(10) 6-3 ケビン・ガルシア(-)
アンドリュー・ギルディング(55) 6-2 ジョン・パート(92)
ギャリー・アンダーソン(4) 6-3 リッチー・コーナー(ー)
スティーブ・ウェスト(32) 6-3 テリー・ジェンキンス(40)
<六回戦(ベスト16)結果>
ジェフリー・デ・ズワーン(95) 6-5 スティーブ・ビートン(24)
ジェイミー・ルイス(29) 6-4 ナーザン・アスピナル(120)
エイドリアン・ルイス(20) 6-4 レイモンド・バン・バーナベルト(11)
ジェイソン・ロー(124) 6-4 ナーザン・ラファティ(-)
ロブ・クロス(3) 6-3 ロバート・ソーントン(26)
クリストフ・ラタイスキー(92) 6-3 マイク・ランゲンドルフ(81)
ジェームス・ウェード(10) 6-5 アンドリュー・ギルディング(55)
ギャリー・アンダーソン(4) 6-2 スティーブ・ウェスト(32)
<準々決勝結果>
ジェフリー・デ・ズワーン(95) 6-4 ジェイミー・ルイス(29)
ジェイソン・ロー(124) 6-2 エイドリアン・ルイス(20)
ロブ・クロス(3) 6-4 クリストフ・ラタイスキー(92)
ギャリー・アンダーソン(4) 6-4 ジェームス・ウェード(10)
<準決勝結果>
ジェフリー・デ・ズワーン(95) 6-4 ジェイソン・ロー(124)
ギャリー・アンダーソン(4) 6-5 ロブ・クロス(3)
<決勝結果>
ギャリー・アンダーソン(4) 6-2 ジェフリー・デ・ズワーン(95)