UKオープン予選（６）＜最終予選＞
ポーランド初の優勝者、クリストフ・ラタイスキー
クリストフ・ラタイスキーがロビンパークテニスセンターで開催されたCoral UKオープン予選（６）決勝でダリル・ガーニーを６－４で下し、ポーランド初のPDCイベント優勝者となった。
ラタイスキーはこの１２か月でめきめき頭角を現し、２０１７年ヨーロピアンツアーで活躍、ワールドマスターズにも優勝してヨーロピアンチャンピオンシップやワールドチャンピオンシップにも出場した。
先月のQスクールではPDCツアーカード獲得に失敗したものの、日曜にワイガンで行われた６０，０００ポンドの決勝で勝ち彼の上手さを見せていた。
このポーランドのエースはここまで５回の予選で２度ベスト８入りし来月のCoral UKオープン出場を既に決めていたが、この優勝賞金１０，０００ポンドによりマインヘッドでは第３シードとなる見込みだ。
オープニング試合でエディ・ドーソンをホワイトウォッシュし、ラタイスキーの最もいい勝ち方を見せ、続く７試合の少なくとも１０レッグで彼の持ち味を出していた。
彼はレーネ・バーント、ロバート・オーエン、カール・ウィルキンソン、土曜の予選（５）優勝のコーリー・カドビーは６－４で、イアン・ホワイトには最終レッグで、どきどきの準決勝ではワールドチャンピオンのロブ・クロスを退けていた。
ラタイスキーの決勝相手はガーニーでこれも接戦となったが序盤の２－０リードが決め手となった。
ワールドグランプリチャンピオンのガーニーは１０１チェックアウトで２－３と戻したが、ラタイスキーは７２フィニッシュと１４ダーツで５－２リードとした。
ガーニーは第８レッグをとり、第９レッグはラタイスキーが３本のマッチとなるダーツミスを取り５－４として希望をつないだが、１６１チェックアウトのインブルをミス、ポーランドのスターがあがって勝利した。
今週末、ラタイスキーはカドビーに続いてPDCプロツアー初優勝を飾り、この結果ワールドマッチプレーやワールドグランプリ、ワールドチャンピオンシップ出場の可能性も大きくなった。
ガーニーも決勝まで漕ぎつけ昨年１０月のワールドグランプリ優勝以来となる３個目のPDCランキングタイトルを狙っていた。
この北アイルランドのエースはマーク・ウィルソン、ジミー・ヘンドリクス、スチュワート・ケレット、ジョニー・クレイトン、ダニー・ノッパート、ピーター・ライトを倒し、５，０００ポンドの準優勝賞金を受け取った。
現UKオープンチャンピオンのライトは６回の予選で４度ベスト４入り、来月のバトリンズマインヘッドリゾートでのタイトル防衛に向かう。
一方、クロスは素晴らしい週末となり２度のベスト４入りと土曜は決勝へ進出した。賞金額累計も１０，０００ポンドとなりUKオープン賞金ランキングでも５位につけた。
カドビーは土曜のプロツアー初優勝を受け継ぎ強いダーツでベスト８入り、最終ランキングでは４位となった。ジョン・ゴールディも来月UKオープンへデビュー出場を決めた。
オランダのダニー・ノッパート、スコットランドのジョン・ゴールディは日曜にベスト８入りしUKオープンデビューを果たす。彼等はここまで５回の予選で２５０ポンドしか獲得していなかった。
予選（３）でベスト４入りしたデービッド・パレットは日曜ベスト８入り、２０１７年にPDCツアーカードが失効したもののUKオープン出場を決めた。
UKオープン賞金ランキングでトップ９６名とライリーズ（Rileys)のアマチュア予選からの通過者３２名が３月のCoral UKオープンテレビファイナルズへ出場。この９６名選出のため、PDCルール３．２により同率のプレーヤーによるプレーオフが行われた。
プレーオフの結果、アダム・ハント、ジョージ・キリントンの２名が出場権を獲得、ジェフ・スミス、ジム・ウォーカー、ケビン・ガルシア、リッチー・コーナー、リーズ・ホールが脱落した。
なお６４位決定戦が行われ、テッド・エベッツが６－１でマイケル・ラズドビッツを下し６４位シードとなり２回戦からの出場となる。一方のオーストリア人は一回戦からの出場となる。
UKオープン予選（６）
２月１１日（日）
ロビンパークテニスセンター
＜四回戦（ベスト６４）結果＞
ブレット・クレイドン（－） ６－３ ビンセント・バン・デ・ブート（３３）
テッド・エベッツ（ー） ６－５ スティーブ・ビートン（２４）
クリス・クァントク（６７） ６－４ マーク・ウェブスター（３４）
ロブ・クロス（３） ６－４ リー・エバンス（１０８）
ジョン・ゴールディ（１２４） ６－４ ガーウィン・プライス（１２）
ナーザン・アスピナル（１２０） ６－３ ジェームス・ウェード（１０）
マイケル・スミス（９） ６－１ ダーク・バン・デュイベンボーデ（ー）
ダレン・ウェブスター（１９） ６－４ ルーク・ハンフリーズ（１２０）
マイケル・バーナード（ー） ６－２ ジャスティン・パイプ（２５）
カール・ウィルキンソン（－） ６－５ ジョン・ヘンダーソン（２７）
クリストフ・ラタイスキー（９２） ６－５ イアン・ホワイト（１３）
ロバート・オーエン（８９） ６－２ アダム・ハント（１２４）
コーリー・カドビー（１０２） ６－２ スティーブ・ハイン（７３）
プラカシュ・ジーワ（１０２） ６－３ ウィリアム・オコーナー（５７）
サイモン・ウィットロック（８） ６－２ ライアン・マレー（１２４）
キム・ハイブレクト（１６） ６－５ ガブリエル・クレメンズ（９６）
スチュワート・ケレット（１０２） ６－２ ジャード・コール（－）
ダリル・ガーニー（５） ６－５ ジミー・ヘンドリクス（６８）
ステファン・バンティング（２１） ６－３ ケビン・バーネス（－）
ジョニー・クレイトン（３１） ６－２ リッチー・エドハウス（７４）
スティーブ・ウェスト（３２） ６－４ リッチー・バーネット（７７）
ウェイン・ジョーンズ（１０８） ６－１ ピーター・ジャッケス（６３）
ダニー・ノッパート（－） ６－４ ピーター・ハドソン（１２４）
カイル・アンダーソン（２２） ６－１ ジョシュ・ペイン（４９）
マイク・ノートン（－） ６－５ デーブ・プリンス（８５）
エイドリアン・ルイス（２０） ６－５ エイデン・カーク（７５）
ジェイミー・ルイス（２９） ６－４ ジェイミー・ベイン（７１）
デービッド・パレット（８９） ６－０ マービン・キング（２３）
マーク・ウォルシュ（１２４） ６－４ ニコラス・ベル（１２４）
ピーター・ライト（２） ６－３ ジャーメイン・ワッティメナ（３８）
ブラドリー・ブルックス（－） ６－５ マシュー・エドガー（８７）
サイモン・スティーブンソン（９６） ６－３ キーガン・ブラウン（４７）
＜五回戦（ベスト３２）結果＞
テッド・エベッツ（ー） ６－３ ブレット・クレイドン（－）
ロブ・クロス（３） ６－１ クリス・クァントク（６７）
ジョン・ゴールディ（１２４） ６－５ ナーザン・アスピナル（１２０）
マイケル・スミス（９） ６－４ ダレン・ウェブスター（１９）
カール・ウィルキンソン（－） ６－４ マイケル・バーナード（ー）
クリストフ・ラタイスキー（９２） ６－４ ロバート・オーエン（８９）
コーリー・カドビー（１０２） ６－１ プラカシュ・ジーワ（１０２）
キム・ハイブレクト（１６） ６－５ サイモン・ウィットロック（８）
ダリル・ガーニー（５） ６－０ スチュワート・ケレット（１０２）
ジョニー・クレイトン（３１） ６－５ ステファン・バンティング（２１）
スティーブ・ウェスト（３２） ６－４ ウェイン・ジョーンズ（１０８）
ダニー・ノッパート（－） ６－２ カイル・アンダーソン（２２）
マイク・ノートン（－） ６－３ エイドリアン・ルイス（２０）
デービッド・パレット（８９） ６－４ ジェイミー・ルイス（２９）
ピーター・ライト（２） ６－２ マーク・ウォルシュ（１２４）
サイモン・スティーブンソン（９６） ６－４ ブラドリー・ブルックス（－）
＜六回戦（ベスト１６）結果＞
ロブ・クロス（３） ６－４ テッド・エベッツ（ー）
ジョン・ゴールディ（１２４） ６－２ マイケル・スミス（９）
クリストフ・ラタイスキー（９２） ６－４ カール・ウィルキンソン（－）
コーリー・カドビー（１０２） ６－２ キム・ハイブレクト（１６）
ダリル・ガーニー（５） ６－４ ジョニー・クレイトン（３１）
ダニー・ノッパート（－） ６－１ スティーブ・ウェスト（３２）
デービッド・パレット（８９） ６－３ マイク・ノートン（－）
ピーター・ライト（２） ６－５ サイモン・スティーブンソン（９６）
＜準々決勝結果＞
ロブ・クロス（３） ６－３ ジョン・ゴールディ（１２４）
クリストフ・ラタイスキー（９２） ６－４ コーリー・カドビー（１０２）
ダリル・ガーニー（５） ６－２ ダニー・ノッパート（－）
ピーター・ライト（２） ６－４ デービッド・パレット（８９）
＜準決勝結果＞
クリストフ・ラタイスキー（９２） ６－５ ロブ・クロス（３）
ダリル・ガーニー（５） ６－３ ピーター・ライト（２）
＜決勝結果＞
クリストフ・ラタイスキー（９２） ６－４ ダリル・ガーニー（５）
