<メジャー>プレミアリーグ第3夜
クロス初白星、プライス2度目となる1-5からの引き分け
https://www.pdc.tv/news/2018/…
2月15日(木)
ニューキャッスル、メトロラジオアリーナ
<第3夜結果>
マイケル・スミス 7-2 メンサー・スルホビック
ダリル・ガーニー 6-6 ガーウィン・プライス
ロブ・クロス 7-4 ピーター・ライト
マイケル・バン・ガーウェン 7-3 ギャリー・アンダーソン
サイモン・ウィットロック 7-4 レイモンド・バン・バーナベルト
(リーグテーブル)
第3夜終了時点
1.サイモン・ウィットロック:6ポイント、レッグ差+11
2.マイケル・スミス:6ポイント、レッグ差+10
3.マイケル・バン・ガーウェン:4ポイント、レッグ差+7
4.ピーター・ライト:3ポイント、レッグ差-1
5.レイモンド・バン・バーナベルト:3ポイント、レッグ差-1
6.ギャリー・アンダーソン:2ポイント、レッグ差-2
7.ダリル・ガーニー:2ポイント、レッグ差-3
8.ガーウィン・プライス:2ポイント、レッグ差-4
9.ロブ・クロス:2ポイント、レッグ差ー8
10.メンサー・スルホビック:0ポイント、レッグ差ー9
2月22日(木)
ベルリン、メルセデスベンツアリーナ
<第4夜組合せ>
マイケル・スミス vs サイモン・ウィットロック
ガーウィン・プライス vs メンサー・スルホビック
マイケル・バン・ガーウェン vs ダリル・ガーニー
ロブ・クロス vs レイモンド・バン・バーナベルト
ピーター・ライト vs ギャリー・アンダーソン
ロブ・クロスはニューキャッスルで初めてUnibetプレミアリーグポイントを獲得、マイケル・バン・ガーウェンも勝利の道へ復帰しマイケル・スミスとサイモン・ウィットロックは今シーズンの連勝を続けた。
ワールドチャンピオンのクロスはプレミアリーグのオープニングから第2夜まで敗退を続けたが世界No.2のピーター・ライトを相手に7-3で勝利し今シーズン初めてポイントを獲得した。
クロスは序盤にライトにダブルを打たせることなく3レッグを連取し主導権を握ったがUKオープンチャンピオンも13ダーツ、14ダーツで3-2と引き戻した。
ライトはさらに11ダーツとするとクロスは5ダブルで6レッグとし1ポイントを確実にした。スコットランド人は101チェックアウトで希望をつないだが、続くレッグで3本のダブルをミス、デビュー戦のクロスが勝利を決めた。
「勝てたのはとても嬉しい」とクロス。「ここ6週間はルーティンが出来ていなかったけどようやく元に戻ってきた。」
「ワールドチャンピオンシップ後の4週間のギャップは厳しかった。殆ど練習も出来ず僕のモメンタムを抹殺してしまった。今懸命に逃れようとしている。」
「今は練習も出来いいプレーになってきたし楽しんでいる。全てがまだ新しいことばかりでもっと試合してもっと優勝してもっといい感じにしたい。」
一方、現チャンピオンのバン・ガーウェンは先週カーディフでライトに敗退したことから立ち直りギャリー・アンダーソンに衝撃的な7-3での勝利をあげた。
今年一番のプレミアリーグの試合は両者ともアベレージが110を越え、アンダーソンは素晴らしい170チェックアウトを見せたものの9本のダブルをミス、一方バン・ガーウェンは7個の180得点と素晴らしいフィニッシュを見せた。
バン・ガーウェンはまず2-0とリードするとアンダーソンも78チェックアウトとさらに82チェックアウトの11ダーツで取り返し2-2とし、オランダ人が7本のパーフェクトダーツを放り込むと、アンダーソンは残る170をチェックアウトし3-2リードとしてしまった。
この世界No.1は2個の180得点から12ダーツで3-3に戻し、さらに14ダーツ、13ダーツで5-3とリード、アンダーソンが2つのレッグでダブルをミスする間に驚くべき勝利を奪い取った。
「観客が見てても素晴らしい試合だったと思う、僕等も楽しかった。」とバン・ガーウェン。「ここ2週間僕は本調子じゃなかったけどギャリーが少し余裕をくれた。」
「ギャリーなどを相手にこういう試合をすると、プレミアリーグの残りにとても自信がつく。」
「僕たち二人とも素晴らしかったしこのパーフォーマンスに二人とも満足だ。でも一番大事なのは僕が2ポイントを獲得できたこと、僕はリーグテーブルのトップに居続けなきゃいけないからね。」
サイモン・ウィットロックとマイケル・スミスもメトロラジオアリーナに集まった8,000人の観客の前で勝利し今シーズン無傷を続け、バン・ガーウェンに2ポイントの差を保ったままリーグテーブルトップの座を維持した。
ウィットロックはレイモンド・バン・バーナベルトに7-4で勝利、序盤に強いスタートで71、92とあがり3-0リードしていた。
バン・バーナベルトも反撃したが相手先攻をブレークできず、このオーストラリア人はプレミアリーグへ復帰して以降3夜連続の勝利をあげた。
「やる時には僕はいいダーツができる。また2ポイント取れたのは素晴らしい。」とウィットロック。「これ以上いいスタートは望めない、とても自信を持った。」
「ダーツがどんどん良くなり、プレッシャーは全くない。僕は想定外だろうけど、プレミアリーグではどう戦うか判っているし、まず1週間を取った。」
一方、スミスの今シーズン連勝スタートも続き3連勝目、メンサー・スルホビックを7-2で下した。
スミスは72フィニッシュ、68フィニッシュと続け2レッグリードするとスルホビックもすかさず反撃イーブンとしたが、ワールドユースチャンピオンは116チェックアウトでリードを維持した。
さらに5ダブルをあがり4-2リードに、13ダーツ、14ダーツで1ポイントは確保し7ダブルで3連勝を決めた。
「勝ち続けてるけどまだベストなダーツという感じではない。だから優勝してしまうんじゃないかな。」とスミス「今のところ全てが上手くいっており、チャンスはものにする。」
「僕は何年も試合をあきらめる癖がついてしまったけど今は相手がそうしている。今は楽しくてしょうがない。僕のダーツは凄いし勝ち続けている。」
ガーウィン・プライスはダリル・ガーニーに1-5ダウンから反撃し引き分けに持ち込んだ。両者とも激戦の中、2度目のポイント獲得だ。
ガーニーは序盤の3レッグを奪取し主導権を取り、第4レッグはプライスも反撃を見せたもののワールドグランプリチャンピオンは2連続の14ダーツで5-1リードとした。
続く第7レッグで両者180得点からプライスは80をあがり反撃の足掛かりを作り、素晴らしい148チェックアウトで5-4まで戻した。
ガーニーはここで4ダブルをあがって1ポイントを確保、しかしプライスは136フィニッシュと鉄槌を下し試合は最終レッグへ、最後は12ダブルをあがって大反撃を完成、引き分けとした。
「僕はベストじゃなかったのでこの試合からポイントが取れたのは嬉しい。」とプライス。「ダリルはとてもがっかりしてるだろうね。」
「いくつかいいショットもあり何とかフィニッシュラインを越えた。プレーはひどかったけどポイントは取れた。でももう少し早めにこのブロックを抜け出す気配を出したい。」
「僕は2度1-5ダウンとしちゃったのでちょっと自信がついた。ちょっと気負い過ぎてたかもしれないのでもう少しリラックスしなければ。」
Unibetプレミアリーグは2月22日(木)に初めてドイツを訪問し、ベルリンのメルセデスベンツアリーナに12,000人の観客を集めて開催される。