<メジャー>プレミアリーグ第4夜プレビュー
プレミアリーグ、初めてのドイツ開催で12,000人の観客
https://www.pdc.tv/news/2018/…
Unibetプレミアリーグがこの木曜夜、記録破りのドイツでのデビューを果たす。ベルリンのメルセデスベンツアリーナには12,000人のファンが詰めかけリーグテーブルのトップ同士の試合、サイモン・ウィットロックとマイケル・スミス戦の証人となる。
プレミアリーグは2005年に導入されてから信じられない勢いで成長し、英国とアイルランドでの著名なアリーナは勿論、ロッテルダムのアホイアリーナもこのトッププレーヤーの戦いをホストしてきた。
ドイツでのダーツ人口の急増は今年の第4夜をベルリンで開催されることを熱望、この木曜はPDCとしては未だかつてない観客数を動員している。
ドイツの首都での5試合はまずプレミアリーグのトップに立つ二人、ウィットロックとスミスが今シーズン当初からの連勝を賭けて戦う。
「今週は凄いことになりそうだ。待ちきれない。」とウィットロック。「ここまでの成績は天にも昇る気持ちだ。マイケルも同じく素晴らしい。」
「一年前、僕はマイケルとやっぱりプレミアリーグへ行かなきゃと話していた。この12か月で事態は大きく変わり、今二人ともこんなに飛躍してしまった。」
「マイケルをとても誇りに思う。彼は一流のプレーヤーでプレミアリーグ出場に相応しいしそれを証明している。僕も自信に溢れているし僕も一流の仲間でいたい。」
スミスは今シーズン強いスタートを切り、毎週毎週自信が増幅していると告白しており、この自信は2月上旬に優勝したことからも影響している。
「僕は今のところチャンスを生かせているけど、でも未だベストな状況ではない。僕がAクラスの試合が出来ればボード上の誰でも打ち壊すことができる。」と元ワールドユースチャンピオン。
「僕の家族の生活は大丈夫だ。僕は自分のダーツにどうこう言えないし実際試合には勝っている。前回のプレミアリーグでは僕はポイントを取るのに5週間もかかった。今回はそれに比べると素晴らしいスタートだ。」
「僕はトップ4に居残ることを目標にしており今回も勝ちたい。不敗を続けたい。今僕は世界で一番のプレーヤーだと信じ込もうとしている。」
世界No.1のバン・ガーウェンはワールドグランプリチャンピオンのダリル・ガーニーと対戦、これはメルセデスベンツアリーナでのもう一つの待ち遠しい試合だ。
このオランダ人は先週ギャリー・アンダーソンを倒した時アベレージ110に達し、その後バーンスリーで開催されたプレーヤーズチャンピオンシップ(1)、(2)の両方に優勝、自信に溢れた状況でベルリン入りした。
「先週は素晴らしかったしギャリーに勝ったのは凄いことだ。でも今回はダリルに対して準備の怠りがないか確認する必要がある。」とバン・ガーウェン。「ここ2週間は余り調子がでなかったけど今気分は復調している。」
「ロブ・クロス、ピーター・ライト、ギャリー・アンダーソンと来て4ポイント獲得したのはそれ程悪くないけどテーブルのトップに居たいし今はそうでない。だからこれを実現しなくちゃ。」
ガーニーはデビューした今プレミアリーグシーズンで初勝利を目指しており、ここまで2試合ではリードしていたものの引き分けに持ち込まれていた。今週はこの現ワールドグランプリチャンピオンが相手となる殺人虫を捕まえるかどうかだ。
「まだベストなプレーが出来ていない。」とガーニー。「今まで余り良くなかったと思う。」
「二流のプレーを止め、ずっと練習したようにちゃんとしたプレーをしなくちゃ。僕は優位に立つけどそのガスの上にずっと立ち続けなきゃいけない。」
「ここ2週間くらいのプレーは堅実で悪くはなかったけど、もっとずっといいプレーが出来るからね。」
ワールドチャンピオンのロブ・クロスは先週のニューキャッスルで初勝利をあげベルリンでは2014年プレミアリーグチャンピオン、レイモンド・バン・バーナベルトを復調で迎え撃とうとしている。
「勝利する限り勝ち方にはこだわらない。先週は勝てて嬉しかった。」とクロス。「ちょっと前の僕に戻りつつある。」
「ワールドチャンピオンシップを優勝した間際はしっかりしていた。もしその翌週からも試合があったらそのモメンタムを継続出来ていただろうけど、4週間も離れると良くない。」
「まさに再出発という感じで再び未経験の地だ。プレミアリーグはまだしっくり来てないけど、僕のルーティンが戻ってきており試合も増加し練習もうまく回っている。徐々に良くなるだろう。」
「もしレイモンドとの試合が先週だったら凄く厳しい試合になったと思う。ベルリンに来れたのも素晴らしいし全く新しい経験だ、こんな夜に参加できるのも特権だね。」
「興奮が治まらない、レイモンドとの試合準備は十分だしいいゲームになるだろう。」
バン・バーナベルトは先週のウィットロックへの敗退から復活し今シーズン2勝目を狙っている。
「ドイツに来るといつもとても気分がいい、ベルリンでは凄い人が集まるようだ。」とこのオランダンの伝説の人。「ワールドチャンピオンのロブ・クロスとの一戦にしっかりと照準を当てている。」
「ここまで3週間で3ポイントを取ったけど明日は2ポイント欲しいし自信がある。」
UKオープンの準優勝者、ガーウィン・プライスはオーストリアのメンサー・スルホビックと顔を合わせる。このウェールズ人は今シーズン2度の引き分けを演じており、ベルリンで初勝利をあげたい。
「凄く期待している。」とプライス。「もっと早く集団から抜け出したいけど、楽しんでいる。」
「ここ2,3週間僕は調子良かった、特にカーディフで良かった。凄いことだ。多分ドイツ人は僕の相手を応援するだろう。」
「観客が僕の相手方についた場合、僕はスイッチが入る。グラスゴーではギャリー・アンダーソンと対戦したし、ヨーロピアンツアーイベントがドイツで開催された時もドイツ人と戦ったがいいプレーができた。凄くエキサイティングになるだろう。」
スコットランドの2人、ピーター・ライトとギャリー・アンダーソンが木曜に対戦となる。この二人は昨年ドイツでのワールドカップオブダーツでチームを組んで国を代表していた。
「厳しい試合になると予想する。」とライト。「僕は調子が良かったり悪かったりだけどここまで3ポイントを取った。」
「ギャリーの背中は良くなっており先週彼がマイケル・バン・ガーウェンを相手した時は素晴らしいダーツをしていた。ギャリーやそのレベルのプレーヤーと対戦すると僕のベストを引き出してくれる。」
「先週木曜は負けており週末も芳しくなかったので練習を積んできた。精神的にも準備した。どうなるか見てみよう。いづれにしろいい試合になると思う。」
「ドイツでの試合は大好きだ。観客は素晴らしい、彼らはとても僕を歓迎してくれるし、僕に歌を提供してくれる。僕はクレージーなヘアスタイルとクレージーな衣装だからだろう。素晴らしい雰囲気だ。」
2月22日(木)
ベルリン、メルセデスベンツアリーナ
<第4夜組合せ>
マイケル・スミス vs サイモン・ウィットロック
ガーウィン・プライス vs メンサー・スルホビック
マイケル・バン・ガーウェン vs ダリル・ガーニー
ロブ・クロス vs レイモンド・バン・バーナベルト
ピーター・ライト vs ギャリー・アンダーソン
(リーグテーブル)
第3夜終了時点
1.サイモン・ウィットロック:6ポイント、レッグ差+11
2.マイケル・スミス:6ポイント、レッグ差+10
3.マイケル・バン・ガーウェン:4ポイント、レッグ差+7
4.ピーター・ライト:3ポイント、レッグ差-1
5.レイモンド・バン・バーナベルト:3ポイント、レッグ差-1
6.ギャリー・アンダーソン:2ポイント、レッグ差-2
7.ダリル・ガーニー:2ポイント、レッグ差-3
8.ガーウィン・プライス:2ポイント、レッグ差-4
9.ロブ・クロス:2ポイント、レッグ差ー8
10.メンサー・スルホビック:0ポイント、レッグ差ー9