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<メジャー>UKオープン第一日(一回戦~三回戦)

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2018.03.03 Sat.

大荒れの天候と大波乱のトーナメント

https://www.pdc.tv/news/2018/…

2018年Coral UKオープンがバトリンズ、マインヘッドリゾートで開幕、マイケル・バン・ガーウェン、ピーター・ライト、レイモンド・バン・バーナベルト、エイドリアン・ルイスが全員初日敗退となった。

この350,000ポンドのトーナメントはストーム・エマが一般の観客を締め出すという状況の中、マインヘッドでドアを閉めた環境で開催を余儀なくされ、初日から大きな衝撃の結果が繰り返された。

世界No.1のバン・ガーウェンは2度のUKオープンチャンピオンで開催前オッズでは一番人気だったが、同郷のライバル、ジェフリー・デ・ズワーンの自身最大の勝利となる10-8により退けられた。

バン・ガーウェンは激戦の中、中盤には5-4とリードしたものの、デ・ズワーンが続く4レッグのうち3レッグを勝ちアドバンテージを取って最後は押し切った。

「信じられない、まだ夢を見ているようだ。」とデ・ズワーン。「僕の経歴で一番大きな勝利の一つだ、でもここ数か月は僕はいいプレーをして来ている。」

現UKオープンチャンピオン、ライトは十代のナーザン・ラファティにノックアウトされた。ラファティはテレビ放映トーナメントデビュー戦だ。

コールアイランド出身のこの18歳は二回戦でライリーズのアマチュア予選通過者、ジェイソン・モールドを6-3で下し、この世界No.2をも最終レッグで退け、自身最大の勝利を収めた。

ライトは12か月前彼にとって初めてのテレビ放映でのタイトルをここマインヘッドで獲得したが、1-3ダウン、4-6ダウンから7-6リード、9-8リードとしたものの、ラファティが最後の2レッグを取り大注目の勝利をあげた。

「天にも昇る気持ちだ。」とラファティ、電気工見習いだ。「僕の目標は5レッグを取ることだったので、昨年優勝したプレーヤーに打ち勝ったなんて最高だ。」

2014年のUKオープンチャンピオン、エイドリアン・ルイスもダーク・バン・デュイベンボーデに10-5で敗退、初日の退場となった。デュイベンボーデは二回戦で2017年ベスト4のアラン・ノリスを6-4で下しており、2試合続けてビッグネームを倒した。

2度優勝のレイモンド・バン・バーナベルトは二回戦でマイク・ノートンと対戦、相手の6本のマッチとなるダーツをくぐり抜け6-5で勝利していたが、ベスト64ではマービン・キングに10-4で敗れた。

2012年チャンピオンのロバート・ソーントンもデービッド・パレットに10-8で敗退した。2008年と2011年優勝のジェームス・ウェードはサイモン・スティーブンソンに10-6で勝利し、過去の優勝経験者ではただ一人、土曜の四回戦へ進んだ。

ワールドチャンピオンのロブ・クロスは2016年UKオープン時にはライリーズのアマチュア予選通過者だったが、0-2、3-5、4-6、5-7ダウンから反撃し元ワールドユースチャンピオンシップ準優勝のナーザン・アスピナルに10-8で勝利した。

2010年UKオープン準優勝のギャリー・アンダーソンはロバート・リックウッドとの接戦で3-3から7レッグ連取をたぐり寄せ素晴らしいダーツの勝利で初日を飾った。アンダーソンは4つの100越えのチェックアウトを見せていた。

2017年UKオープン準優勝のガーウィン・プライスはジェームス・ウィルソンとアレックス・ロイを下しベスト32入りした。ロイはライリーズのアマチュア予選通過で長くこのトーナメントに出場している。

ベージングストーク出身の配達運転手、ポール・ホーガンはライリーズアマチュア予選通過者中、2年連続で一番のパフォーマンスを見せており、ダレン・ブラウン、ポール・ニコルソンを倒してベスト32入りした。

その他のライリーズ、アマチュア予選通過者ではハリー・ワード、デービッド・アイリー、ダリル・ピルグリムが三回戦へ進出したがそれぞれクリス・ドービー、ジェイソン・ロー、スティーブ・ウェストに敗れ、全員マインヘッドでの戦いを終わらせていた。

ドイツのマーティン・シンドラーは最悪の交通事情を克服し、ライアン・ハリントンを10-7で下して四回戦進出を果たした。

ベルリンのシンドラーは予定した木曜に2本の英国行き便が欠航、金曜朝のガトウィック着の便で到着、そこからタクシーでマインヘッドまでたどり着き、時間に間に合った。

元世界No.1のロッドの息子、ハリントンはリッチー・バーネットとダニー・ノッパートを下し三回戦進出を果たしたが、このドイツの若者に勝利を奪われた。

「今までで最悪のトラベルだった。朝四時半に起きここへたどり着いた。でも僕は達成できて嬉しい。」とシンドラー。

「ここに来れて嬉しい。僕には失うものは何もない。今夜は良く眠れそうだ。」

現ワールドグランプリチャンピオン、ダリル・ガーニーはイェル・クラーセンと対戦、クラーセンは4-7ダウンから9-7リードとしマッチとなるダーツをミスしたところからガーニーが反撃し勝利してしまった。

プレミアリーグのトップに立つマイケル・スミスは元ワールドチャンピオンシップ準優勝のカーク・シェファードに10-5での勝利とし、一方イアン・ホワイトはサイモン・ウィットロックに10-7で勝利した。

3度のワールドチャンピオン、ジョン・パートは3試合に勝利、ここまで4レッグを落としたのみだ。彼はジョン・モリス、ポール・ウィットワース、デービッド・エバンスを退け、テレビ放映のイベントで5年ぶり最高位の進出を果たした。

オーストラリアの2人、カイル・アンダーソンとコーリー・カドビーもそれぞれビンセント・バン・デ・ブート、マイケル・ラズドビッツを下し、一方ベルギーのキム・ハイブレクトはドイツからのデビュー、ガブリエル・クレメンズを10-8で退けた。

オランダの2人、ジャーメイン・ワッティメナとロン・ミューレンカンプはスティーブ・ウェスト、デーブ・プリンスに勝利、一方ポーランドからのデビュー、クリストフ・ラタイスキーはダレン・ウェブスターに10-7で勝利、ロバート・オーエンはウェールズ人同士の戦いでワールドチャンピオンシップベスト4のジェイミー・ルイスを10-2で下した。

元ワールドユースチャンピオン、キーガン・ブラウンはジョー・カレンに勝ち、マシュー・エドガーはジョン・ヘンダーソンに10-4で勝利、リッキー・エバンスは新進気鋭の若手、ルーク・ハンフリーズに10-6で勝利した。

若手左利きのライアン・マイクルはミッキー・マンセル、マーク・クラドックを倒しさらに世界No.7のデーブ・チズナルを10-6でノックアウトして四回戦進出を果たした。

ステファン・バンティングはジャスティン・パイプを10-3で下し、一方、昨年11月にマインヘッドで開催されたプレーヤーズチャンピオンシップ、ファイナルズで準優勝を果たしたジョニー・クレイトンはマイケル・バーナードに10-6で勝利した。

元UKオープン準優勝のテリー・ジェンキンスとマーク・ウォルシュは一回戦敗退を喫し、2013年準優勝のアンディ・ハミルトンは二回戦でワッティメナに敗北、ニュージーランドのコーディ・ハリス、スペインの2人、トニー・アルシナスとホセ・ジャスティシアもここで敗退した。

128プレーヤーの出場予定のうち11名がマインヘッドへ到達出来ずトーナメントを欠場した。

土曜は2セッションが行われ、午後セッションはロブ・クロス対カイル・アンダーソン、ガーニーとハイブレクトの好取組がある。

ギャリー・アンダーソンは早投げのリッキー・エバンスと、カドビーはドイツの若手、マーティン・シンドラーと対戦、メインステージに現れる。

土曜午後も中央ステージに4つのボードが設置され、ベスト16を目指して戦いが繰り広げられる。ベスト16の試合は夕刻セッションに開催される。

トーナメントは日曜の午後セッションで準々決勝が、準決勝と決勝が夕刻セッションに行われ完結する。

2018Coral UKオープン
バトリンズ、マインヘッドリゾート
3月2日(金)午後セッション
<一回戦結果>
ポール・ニコルソン 6-5 テリー・ジェンキンス
ライアン・ハリントン 6-5 リッチー・バーネット
リー・エバンス 6-3 ディミトリ・バン・デン・バーグ
ジョン・パート 6-2 ジョン・モリス
アレックス・ロイ 6-2 マーク・ウォルシュ
マイケル・バーゴイン Bye (アンドリュー・デービッドソン)
レーネ・エイダムズ 6-4 アンドリュー・ジョンソン
マイケル・バーナード Bye (スコット・ロバートソン)
ブラドリー・ブルックス 6-4 クリス・クァントク
ベニト・バン・デ・パス 6-5 クリスト・レイズ
アンドリュー・プレン Bye (マーク・ライス)
マイケル・ラズドビッツ 6-3 サイモン・テート
ルーク・ハンフリーズ 6-0 ライアム・ケリー
ロバート・リックウッド Bye (レーネ・バーント)
ハリー・ワード 6-0 ダニエル・リー
カーク・シェファード 6-4 アダム・ハント
ライアン・マイクル 6-5 ミッキー・マンセル
ダリル・ピルグリム 6-2 イアン・ジョプリン
ジョー・デービス 6-5 ダン・リード
デービッド・アイリー 6-4 ベンジャミン・マックルランド
マーティン・ビッグズ Bye (クリス・レーシー)
リッキー・エバンス 6-1 アンドレアス・ハジミナ
コーディ・ハリス 6-1 トニー・ミッチェル
マーク・クラドック Bye (クレイグ・ウィンスタンリー)
アンディ・ハミルトン Bye (ウィリアム・オコーナー)
ポール・ウィットワース 6-3 マーティン・アトキンス
ポール・ホーガン 6-5 ダレン・ブラウン
ロン・ミューレンカンプ 6-4 アンディ・ビバート
ジョージ・キリントン 6-4 アンディ・ジェンキンス
ジェイソン・モールド 6-5 プラカシュ・ジーワ
ジョン・スコット 6-4 ダレン・ジョンソン

<二回戦結果>
アレックス・ロイ 6-4 トニー・アルシナス
ガーウィン・プライス 6-2 ジェームス・ウィルソン
ダーク・バン・デュイベンボーデ 6-4 アラン・ノリス
レイモンド・バン・バーナベルト 6-5 マイク・ノートン
ビンセント・バン・デ・ブート 6-3 マーティン・ビッグズ
ポール・ニコルソン 6-5 リチャード・ノース
デービッド・エバンス 6-4 ベニト・バン・デ・パス
クリス・ドービー 6-5 リー・エバンス
ポール・ホーガン Bye (ジョン・ゴールディ)
ライアン・ハリントン 6-3 ダニー・ノッパート
デービッド・アイリー 6-1 スチュワート・ケレット
デーブ・チズナル 6-2 レーネ・エイダムズ
カーク・シェファード 6-3 ビンセント・カンフュイス
ナーザン・ラファティ 6-3 ジェイソン・モールド
ロバート・オーエン 6-4 マイケル・バーゴイン
ジャーメイン・ワッティメナ 6-0 アンディ・ハミルトン
ルーク・ハンフリーズ 6-3 ウェイン・ジョーンズ
ステファン・バンティング 6-2 ブラドリー・ブルックス
ジョー・カレン 6-2 ホセ・ジャスティシア
キーガン・ブラウン 6-3 ジョージ・キリントン
ガブリエル・クレメンズ 6-0 アンドリュー・ギルディング
ジェイソン・ロー 6-4 ジョン・スコット
ナーザン・アスピナル 6-3 アンドリュー・プレン
リッキー・エバンス 6-2 カール・ウィルキンソン
マイケル・バーナード 6-2 コーディ・ハリス
ロン・ミューレンカンプ 6-1 ジョー・デービス
ジョン・パート 6-0 ポール・ウィットワース
ハリー・ワード 6-1 テッド・エベッツ
マイケル・ラズドビッツ Bye (マイク・ランゲンドルフ)
ライアン・マイクル 6-4 マーク・クラドック
ロバート・リックウッド 6-0 ジェームス・リチャードソン
ダリル・ピルグリム 6-4 ガート・ネンテス

3月2日(金)夕刻セッション
<三回戦(ベスト64)結果>
ロブ・クロス 10-8 ナーザン・アスピナル
マービン・キング 10-4 レイモンド・バン・バーナベルト
ジェフリー・デ・ズワーン 10-8 マイケル・バン・ガーウェン
ギャリー・アンダーソン 10-3 ロバート・リックウッド
ジェイソン・ロー 10-3 デービッド・アイリー
ジョン・パート 10-2 デービッド・エバンス
デービッド・パレット 10-8 ロバート・ソーントン
リッキー・エバンス 10-6 ルーク・ハンフリーズ
カイル・アンダーソン 10-7 ビンセント・バン・デ・ブート
ジャーメイン・ワッティメナ 10-8 スティーブ・ビートン
ロバート・オーエン 10-2 ジェイミー・ルイス
キム・ハイブレクト 10-8 ガブリエル・クレメンズ
スティーブ・ウェスト 10-9 ダリル・ピルグリム
キーガン・ブラウン 10-8 ジョー・カレン
クリストフ・ラタイスキー 10-7 ダレン・ウェブスター
ジェームス・ウェード 10-6 サイモン・スティーブンソン
ナーザン・ラファティ 10-9 ピーター・ライト
クリス・ドービー 10-2 ハリー・ワード
コーリー・カドビー 10-5 マイケル・ラズドビッツ
マシュー・エドガー 10-4 ジョン・ヘンダーソン
ポール・ホーガン 10-6 ポール・ニコルソン
マイケル・スミス 10-5 カーク・シェファード
イアン・ホワイト 10-7 サイモン・ウィットロック
ダリル・ガーニー 10-9 イェル・クラーセン
マーティン・シンドラー 10-7 ライアン・ハリントン
ダーク・バン・デュイベンボーデ 10-5 エイドリアン・ルイス
ガーウィン・プライス 10-6 アレックス・ロイ
ステファン・バンティング 10-3 ジャスティン・パイプ
ライアン・マイクル 10-6 デーブ・チズナル
ジョニー・クレイトン 10-6 マイケル・バーナード
ロン・ミューレンカンプ 10-4 デーブ・プリンス
ジェイミー・ヒューズ Bye (ゾラン・レイクバッハ)

3月3日(土)午後セッション
<四回戦(ベスト32)組合せ>
(メインステージ)
ダリル・ガーニー vs キム・ハイブレクト
ギャリー・アンダーソン vs リッキー・エバンス
ロブ・クロス vs カイル・アンダーソン
コーリー・カドビー vs マーティン・シンドラー
(第3ボード)
クリス・ドービー vs ジェイソン・ロー
マービン・キング vs ジョニー・クレイトン
ライアン・マイクル vs マイケル・スミス
(第4ボード)
ジョン・パート vs ロン・ミューレンカンプ
ロバート・オーエン vs ナーザン・ラファティ
デービッド・パレット vs ジェームス・ウェード
(第5ボード)
スティーブ・ウェスト vs マシュー・エドガー
キーガン・ブラウン vs クリストフ・ラタイスキー
ダーク・バン・デュイベンボーデ vs ガーウィン・プライス
(第6ボード)
ジェイミー・ヒューズ vs イアン・ホワイト
ステファン・バンティング vs ジャーメイン・ワッティメナ
ポール・ホーガン vs ジェフリー・デ・ズワーン

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