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ジャーマンダーツオープン最終日

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2018.04.16 Mon.

マックス・ホップ、世界ランク上位陣をなで斬りし感動の優勝

https://www.pdc.tv/news/2018/…

ジャーマンダーツオープン
ザールブリュッケン、ザールラントハレ
(カッコ内は賞金ランキング)
4月15日(日)午後セッション
<三回戦結果>
マイケル・バン・ガーウェン(1) 6-4 アラン・タバーン(99)
イアン・ホワイト(13) 6-0 デーブ・チズナル(7)
マービン・キング(21) 6-5 ダリル・ガーニー(5)
マイケル・スミス(10) 6-3 イェル・クラーセン(18)
マックス・ホップ(48) 6-4 ベニト・バン・デ・パス(16)
ジョー・カレン(19) 6-2 ダニエル・ラーソン(-)
ガーウィン・プライス(12) 6-5 メンサー・スルホビック(6)
ロブ・クロス(3) 6-4 ダレン・ウェブスター(17)

4月15日(日)夕刻セッション
<準々決勝結果>
イアン・ホワイト(13) 6-2 マイケル・バン・ガーウェン(1)
マイケル・スミス(10) 6-5 マービン・キング(21)
マックス・ホップ(48) 6-4 ジョー・カレン(19)
ロブ・クロス(3) 6-1 ガーウィン・プライス(12)

<準決勝結果>
マイケル・スミス(10) 7-1 イアン・ホワイト(13)
マックス・ホップ(48) 7-6 ロブ・クロス(3)

<決勝結果>
マックス・ホップ(48) 8-7 マイケル・スミス(10)

地元ドイツのマックス・ホップがザールブリュッケンで開催のジャーマンダーツオープン決勝でマイケル・スミスに最終レッグを劇的な勝利で締めくくり、初めてのPDCヨーロピアンツアータイトルを獲得、新たな歴史を作った。

おとぎ話のような大活躍で、この2015年PDCワールドユースチャンピオンは何人ものトップスターを打ち破り25,000ポンドの優勝賞金を獲得した。

集まった3,000人以上の観客が彼の優勝への道に声援を送り、この若いドイツ人はどんどん集中し、いくつか劇的なフィニッシュを見せてダーツ界の歴史的瞬間の中、信じられない反撃を完成させた。

この21歳は、木曜(4月12日)のホスト国予選を通過しての出場で、まず土曜にはゾラン・レイクバッハに納得の勝利、続いて現チャンピオンのピーター・ライトを下していた。

そして最終日、2017年準優勝のベニト・バン・デ・パスとヘトヘトになる激戦を征し、続いてジョー・カレンをねじり伏せ、現ワールドチャンピオンのロブ・クロスを最終レッグ121チェックアウトで打ち負かして決勝へ進出した。

彼は自身初のPDCシニアタイトルを目前にプレッシャーが最大限となる中、ここでも同じトリックを再現した。

実際に決勝に入り込むと、この若手ドイツ人はほぼ力尽きた感じに見えスミスが大部分を試合しそれを追いかける展開となった。

序盤のブレークでスミスは3-0とリード、ようやくホップも目覚めたかのように13ダーツで一矢を報いた。

試合はキープを分け合うとスミスは正に5度目のヨーロピアンツアータイトルに真っす歩を進めているように見え、ホップと地元観客を壁際に退けて6-4リードとした。

ホップは第11レッグを14ダーツでブレークバックしリードを止めて6-5となった。

更に彼は14ダーツでキープし6-6のイーブンとした。

震えるようなレッグでホップはスミスに主導権を返上すると、スミスは170チェックアウトこそブルをミスしたものの、このプレミアリーグのスターはレッグを確保し勝利まで残り1レッグとした。

ここで再び121チェックアウトでイーブンとする場面が到来、ブルこそミスしたものの、彼は残り25をあがって試合は最終レッグへもつれ込んだ。

しかし二度とミスはせず、この若手ドイツ人はザールラントハレでの修羅場で爆発し残り121をインブルフィニッシュ、信じられない形でタイトルを奪取した。

これこそドイツNo.1の金字塔となり、自国ダーツ界の垂涎の瞬間だった。これまでPDCシニアツアー位ベンドの準決勝すら進出出来なかったが、彼がPDCランキングイベントで優勝した初めてのドイツ人となった。

彼はこれで初めてとなるBetVictorワールドマッチプレーとワールドグランプリオブダーツの出場権を獲得した。

このジャーマンダーツオープン最終日はことごとく人々を魅了する日となった。まずはマイケル・バン・ガーウェンがアラン・タバーンに1-4ダウンしそこから大反撃での6-4勝利とした。

しかしトーナメントの準々決勝ではさらに嵐が吹き荒れ、この世界No.1は劇的な展開でイアン・ホワイトに6-2で敗退してしまった。

ホワイトの戦いぶりは大きなパーフォーマンスとなり、彼はまず三回戦をアベレージ105.92としデーブ・チズナルをホワイトウォッシュ、さらには7本のダブルトライで6本を決めバン・ガーウェンを打ち破った。

しかし彼の進撃は準決勝でスミスに7-1とされあっけなく終焉を迎えた。スミスのアベレージは107.24、ダブル率は78%にも達していた。これは今大会最高のスタッツだった。

スミスはこの日、イェル・クラーセン、マービン・キングも下し決勝へ進出していた。

ワールドチャンピオンのクロスはまだ初めてのヨーロピアンツアータイトルを狙っているところだが、最終日は好調さに頼り過ぎた。

彼は順当にダレン・ウェブスターに勝利、ガーウィン・プライスをアベレージ105で退けていた。

しかし、彼は地元応援に助けられた同国のホップと対戦。ホップは誰もが認めるベストなディスプレーでアベレージ100越え、5個の180得点、120チェックアウト、121チェックアウトなどで7-6の激戦を征してしまった。

このドイツ人は4月20日~22日にプレムシュテーテンで開催のオーストリアンダーツオープンにも出場する。

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