<メジャー>プレミアリーグ第11夜
4強4弱の二極化様相だがまだチャンスは十分
https://www.pdc.tv/news/2018/…
4月18日(水)
ロッテルダム、アホイ
<第11夜結果>
ギャリー・アンダーソン 7-2 マイケル・スミス
ロブ・クロス 7-4 ダリル・ガーニー
レイモンド・バン・バーナベルト 7-3 サイモン・ウィットロック
ピーター・ライト 7-5 マイケル・バン・ガーウェン
ギャリー・アンダーソン 7-3 ロブ・クロス
(リーグテーブル)
第11夜 終了時点
1.→1.マイケル・バン・ガーウェン:18ポイント、レッグ差+36
3.→2.ロブ・クロス:16ポイント、レッグ差+10
4.→3.ギャリー・アンダーソン:15ポイント、レッグ差+15
2.→4.マイケル・スミス:14ポイント、レッグ差+18
ーーープレーオフ進出ラインーーーーー
5.→5.ダリル・ガーニー:11ポイント、レッグ差-1
6.→6.サイモン・ウィットロック:10ポイント、レッグ差-5
7.→7.レイモンド・バン・バーナベルト:10ポイント、レッグ差-14
8.→8.ピーター・ライト:10ポイント、レッグ差-17
4月19日(木)
ロッテルダム、アホイ
<第12夜組合せ>
サイモン・ウィットロック vs マイケル・スミス
ダリル・ガーニー vs ギャリー・アンダーソン
ロブ・クロス vs ピーター・ライト
マイケル・バン・ガーウェン vs レイモンド・バン・バーナベルト
ダリル・ガーニー vs サイモン・ウィットロック
バーニーがロッテルダムの観客を喜ばせアンダーソンがオランダで2勝した。
レイモンド・バンバーナベルトは水曜、夢のロッテルダムアホイでのプレミアリーグの夜を楽しみ、ピーター・ライトはバン・ガーウェンの連勝を阻止、ギャリー・アンダーソンは2勝を喜んだ。
2夜とも満員札止めのロッテルダムアホイでのプレミアリーグの夜はオランダンの伝説、バン・バーナベルトが再びヒーローとして歓待を受けこの5度のワールドチャンピオンは場を盛り上げた。
バン・バーナベルトはアベレージ101.44でサイモン・ウィットロックを7-3で下し、素晴らしいダーツで4連敗を免れて9,000人の熱狂的ファンを喜ばせた。
彼は100チェックアウトでのブレークなどオープニングから3レッグを取り、ウィットロックの反撃を食い止めて最後は11ダーツで勝利を決め、プレーオフ進出の夢を再び燃え上がらせた。
「ステージに上がった時感無量だった。」とバン・バーナベルト。「これが全てだ。この観客の前でプレーするのが素晴らしく名誉なことだ。」
「ここへ出場しこんな観客の前でいい試合をすることは驚きで僕は本当に幸せだ。」
「ここ2,3週間は低迷し4試合を負けてきたが、今はサイモンに絶対負けられない大事な試合だった。」
「僕は明日マイケル・バン・ガーウェンとの対戦だが楽しみにしている。僕はまだ出来ると信じているがどんなミスも出来ない。もし夢を持てば何でも実現できる。」
世界No.1のバン・ガーウェンにとっては失望となり、ライトに7-5で今期2つ目の敗退となった。このスコットランド人はプレミアリーグで2度もバン・ガーウェンを破った。
ライトは序盤から4-1とリード、その後現プレミアリーグチャンピオンが反撃し第10レッグでイーブンとした。
両者は180得点で攻め合ったがライトが再び6-5リードとし、バン・ガーウェンが引き分けとなる117チェックアウトをミスするとスコットランド人が12ダブルをあがり名勝負に決着をつけた。
「この雰囲気でプレーするのは特別で、どんどん集中するしベストダーツをしたくなる。」とライト。「僕はいつでもマイケルとプレーするのが好きだ。彼はベストな状況を引き出してくれる。」
「僕はこの試合の鍵は僕にあると判ってた。彼はリーグトップだし世界No.1だし。でもそれは今夜はそれらはマイケルに関係なかった。僕が勝つだろうと判っていた。」
「僕はこのムードにぴったりだった。もし雰囲気が合えば試合はとても簡単だ。」
この夜はまた2度のプレミアリーグチャンピオン、アンダーソンにとって記念すべきものとなり、マイケル・スミスとロブ・クロスを下してリーグテーブル3位へ上昇した。
アンダーソンは極めつけのパーフォーマンスでスミスを7-2で下してスタート、アベレージは110.83に達し今シーズン最高となった。
このスコットランド人は68フィニッシュでたちまちブレーク、14ダーツでリードを2レッグとしさらに連続の12ダーツで5-1リードとした。
第7レッグでスミスは反撃したがアンダーソンが70フィニッシュで取り返すと最後は138チェックアウトと素晴らしい勝利に決着をつけた。
彼はその後ステージに戻ると、ワールドチャンピオンのクロスが144チェックアウトから2-1リード、その後それぞれ14ダーツと拮抗したが結局アンダーソンがクロスを7-3で退けた。
アンダーソンは120チェックアウト、104チェックアウト、117チェックアウトと連続し、第8レッグでは9ダーツトライで12ダブルをミス、しかしながら6-2としリードを保った。
クロスは1レッグを取り戻し6-3としたがアンダーソンは素晴らしいディスプレーから20ダブルをあがりこの夜2つ目の勝利を決めた。
「ここへ来て2夜で3試合あることが判ったので6ポイントが欲しかった。今日で4ポイントはまあいいんじゃない。」とアンダーソン。彼は木曜にダリル・ガーニーと対戦する。
「いい調子でマイケルとの第1試合は素晴らしかった。彼には第1夜で負けており1シーズンで二度も彼に負ける訳にはいかなかった。」
「180得点が良く入りチェックアウトが良かった、前回に比べるとずっと良かった。」
「今夜はずっとフィニッシュが抜群でこれが素晴らしかった。前の一晩2試合から随分時間が経っているけど、シーズンのこの部分では頑張らないといけない。」
アンダーソンは、「9ダーツを達成したかった、12ダブルは入ったと思った。あれが入っていたら完璧な夜だった。でもミスしてしまった。」
クロスもダブルヘッダーで第1試合はガーニーに7-4で勝利、ガーニーは0-5ダウンから光り輝く反撃を見せたものの最終レッグに持ち込むことができなかった。
ワールドチャンピオンは107チェックアウト、119チェックアウトの連続などでオープニングから5レッグを連取、ガーニーも120チェックアウト、138チェックアウトなどで4-6と戻した。
しかしガーニーは第11レッグでその差を1レッグに縮めるダブルをミス、クロスが8ダブルをあがり勝利し、このワールドグランプリチャンピオンにベルファーストで敗退したお返しを完成した。
「観客が凄かった、こんなに大歓声とは想像できなかった。でも絶対に素晴らしい経験だった。」とクロス。
「序盤は大きなチェックアウトに助けられたしダリルに勝てて良かった。」
ロッテルダムでのプレミアリーグダブルヘッダーは木曜に完結、木曜にはオランダ人同士のバン・ガーウェンとバン・バーナベルトがぶつかり合う。
ガーニーはアンダーソンとウィットロックとの2試合、このオーストラリア人ももう一試合スミスと対戦する。一方世界ランク2位と3位の戦いでライトはクロスと対戦する。