<メジャー>プレミアリーグプレーオフ
ダントツのスタッツ、ダントツの強さ
https://www.pdc.tv/news/2018/…
プレミアリーグプレーオフ
ロンドン、O2
5月17日(木)
<準決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン 10-6 ロブ・クロス
マイケル・スミス 10-6 ギャリー・アンダーソン
フォーマット:ベストオブ19レッグズ
<決勝結果>
マイケル・バン・ガーウェン 11-4 マイケル・スミス
フォーマット:ベストオブ21レッグズ
(リーグ完了)
1.マイケル・バン・ガーウェン:250,000ポンド
2.マイケル・スミス:120,000ポンド
3.ギャリー・アンダーソン:80,000ポンド
4.ロブ・クロス:80,000ポンド
5.ダリル・ガーニー:65,000ポンド
6.レイモンド・バン・バーナベルト:55,000ポンド
7.ピーター・ライト:50,000ポンド
8.サイモン・ウィットロック:45,000ポンド
9.メンサー・スルホビック:30,000ポンド
10.ガーウィン・プライス:25,000ポンド
リーグテーブルトップ (バン・ガーウェン)25,000ポンド
マイケル・バン・ガーウェンが木曜ロンドンO2でマイケル・スミスに驚愕の11-4で勝利、Unibetプレミアリーグタイトルを防衛した。
バン・ガーウェンは信じられないアベレージ112.37をひねり出した。これは今年のトーナメントで最高でテレビ放映の決勝でも2番目に高いもので、3年連続プレミアリーグを優勝した。
この世界No.1は夕刻早々の準決勝でロブ・クロスを10-6で下し6年連続でプレミアリーグ決勝進出を決めた。彼は6年連続のリーグテーブルトップ抜けで今回も25,000ポンドのリーグリーダーボーナスと、優勝賞金250,000ポンドの両方を獲得した。
「凄くいいプレーができたと思う。今までで最上の出来の一つだ。」とバン・ガーウェン。彼は7個の180得点と16本のダブルトライで11本を決めていた。
「この試合を勝利するのに凄い仕事をしたと思う。でも本当はもっと特別なことをやろうと狙っていた。僕はアベレージの新記録を出したかったけどちょっと足らなかった。」
「いい仕事をするよう凄いプレッシャーがあったけど、十分応えることが出来たと思う。優勝者として相応しいのではないか。」
「マイケルはビッグボーイの一人なので、彼に勝つには僕はベストでなければいけなかった。」
「このトーナメントの勝利はとても大きな意義がある。このためにここまでの16週間懸命に努力してきた。再び優勝できるなんてびっくりだ。」
バン・ガーウェンのダブルは特によく16本のトライで11本を決め、ほぼ止められない状況の中、アベレージは約120余りに達した。
一方、スミスはこの試合を懸命に頑張り、6個の180得点や素晴らしい125チェックアウト、104チェックアウトなどを見せた。
「僕を支えてくれたファンや全ての人に感謝したい。」とスミス。彼はプレーオフはデビュー戦だった。
「マイケルはただただ今夜良過ぎた。僕も精一杯頑張ったけど今夜には不十分だった。」
「8-2と負けていても僕はレッグを勝つために戦った。昔はそんなことはなくすぐにタオルを投げ入れていた。」
「僕は来年も帰って来る。もう一段上を狙いタイトルを獲得する。」
バン・ガーウェンは飛ぶようなスタートを切り、12ダーツ、12ダーツ、11ダーツと続け3-0リードとなった。その後スミスが最初のレッグを取り神経を落ち着かせた。
この容赦ないオランダ人は170フィニッシュのインブルをミスした後、残り25をあっさりあがり5-1とリードし、再び11ダーツで6-1へ突進した。
スミスはようやく125チェックアウトを20ダブルであがり8-2としてこの試合最後の休憩に入った。
この世界No.1は休憩の後普通の状態に戻ったように10-2とすると、スミスは2レッグを取り戻し差を10-4と縮めた。
しかし、バン・ガーウェンは最期を素晴らしい112フィニッシュであがり11-4で勝利を完成、この栄光のイベントを6年戦い4回目のタイトルを獲得した。
この夕刻早々、バン・ガーウェンはクロスに10-6で順当勝ちし最初に決勝入りを決めた。
この3度のプレミアリーグチャンピオンは火を噴き9個の180得点から驚きのアベレージ103.65とし、6年連続の決勝進出となった。
このオランダのスターはこの夜初めてのスローが180得点、12ダーツでオープニングレッグを取り、両者キープし2-1とした。
バン・ガーウェンは続く3レッグをコントロールし5-1リード、アベレージは111、クロスも初めてオランダ人先攻をブレークして5-2とした。
しかしクロスが望むようには流れが変わらず、バン・ガーウェンはすかさず10ダブルを決めてブレークバックした。
容赦ないバン・ガーウェンは続くレッグの残り96を18ダブルで決めて2つめの11ダーツ、7-2とリードした。
クロスはキープで7-3とし、続くレッグをブレークし諦めていないところを見せ7-4と迫った。
この世界No.1は128チェックアウトで9-4とし勝利まであと1レッグとすると、クロスがキープと118チェックアウトでの最後のブレークで追いすがった。
このオランダのエースは流れを食い止めクロスの先攻を15ダーツでブレーク、決勝進出を決めて現ワールドチャンピオンのO2での優勝の夢を潰えた。
「試合前半はちょっと飛ばし過ぎた。」とクロス、これが彼のたった4回目のテレビ放映準決勝だった。
「今夜ずっと一投目がうまく飛ばなかった。これがマイケルを走らせベストにしてしまった。」
「プレミアリーグは僕にとって無茶苦茶大きな勉強となった。もし来年も選ばれればずっと良い成績を上げられるという自信となった。」
「これはまだ僕の始まりだし、もっと見せられるものを持っているし将来は僕のベストダーツを見せられるよう戻って来る。」
スミスは大親友で先生のアンダーソンに自身の経歴で最大となる10-6での勝利、自身初のテレビ放映でのPDC決勝入りを果たした。
プレーオフデビュー戦でスミスは8個の180得点と2つの100越えのチェックアウトを叩き出しバン・ガーウェンとの決勝対決へ向かった。
このセントヘレンズのスターは最初から落ち着いておりオープニングレッグを100フィニッシュ、続いて15ダーツでブレークしてアドバンテージを2倍とした。
このスコットランド人もすぐさまブレークバックし差を半分とし、さらに180得点を連発したもののダブルをミス、イングランド人がものにし3-1リードとした。
アンダーソンも試合にしがみつき、20ダブルでスミス先攻をブレーク4-3まで漕ぎつけた。さらに20ダブルを重ねて4-4レベルと追いついた。
スミスは続く3レッグを120チェックアウトや11ダーツで連取し主導権を握って生涯最大の勝利へ一歩近づいた。
アンダーソンは追いすがり8-6とその差を2まで縮めたが、この元ワールドユースチャンピオンは12ダーツで勝利まであと1レッグと詰め寄った。
感情の高ぶったスミスはとうとう20ダブルを入れ勝利を決めて、アンダーソンの3回目のプレミアリーグ栄冠の希望を阻止、決勝を進んだ。
「マイケルは今夜とてもいいゲームをしていたので勝利に値する。」とアンダーソン。彼も5年連続でプレーオフへ進出していた。
「今年準決勝へ出られたのはボーナスみたいなものだ。」
「いい試合もあったし悪い試合もあった。でも全体ではまあまあのプレミアリーグだった。」
スミスは決勝進出で11月のBwinグランドスラムオブダーツ出場権を獲得、2015年このトーナメントだけが彼の唯一のテレビ放映準決勝だった。