<メジャー>ワールドカップオブダーツ第1日(一回戦)
日本大金星!世界No.6、第8シードで先週優勝のスルホビック組を破る
https://www.pdc.tv/news/2018/…
2018年Betwayワールドカップオブダーツ
フランクフルト、アイススポルトハレ
(カッコ内はシード)<カッコ内はアベレージ>
5月31日(木)
<一回戦結果>
カナダ<74.03> 5-1 イタリア<71.16>
スペイン<85.11> 5-4 ロシア<75.61>
スイス<67.58> 5-2 中国<70.34>
ブラジル<70.9> 5-1 デンマーク<65.58>
ウェールズ(5)<85.73> 5-3 タイ<79.89>
オーストラリア(4)<93.88> 5-1 香港<83.32>
スコットランド(1)<94.66> 5-1 USA<84.25>
日本<92.74> 5-4 オーストリア(8)<88.68>
6月1日(金)
<一回戦組合せ>
ニュージーランド vs シンガポール
ギリシャ vs フィンランド
北アイルランド(6) vs ポーランド
ハンガリー vs 南アフリカ
ベルギー(7) vs アイルランド共和国
イングランド(2) vs チェコ共和国
スウェーデン vs ドイツ
オランダ(3) vs ジブラルタル
6月2日(土)
午後セッション(日本時間6月2日21:00)
<二回戦組合せ>
ウェールズ vs スイス
オーストラリア vs スペイン
日本 vs カナダ
スコットランド vs ブラジル
6月2日(土)
夕刻セッション(日本時間6月3日03:00)
<二回戦組合せ>
ベルギー/アイルランド共和国 vs ギリシャ/フィンランド
イングランド/チェコ共和国 vs ニュージーランド/シンガポール
北アイルランド/ポーランド vs スウェーデン/ドイツ
オランダ/ジブラルタル vs ハンガリー/南アフリカ
6月3日(日)
午後セッション(日本時間6月2日21:00)
<準々決勝>
6月3日(日)
夕刻セッション(日本時間6月3日03:00)
<準決勝>
<決勝>
フォーマット:
一回戦:ダブルス、ベストオブ9レッグズ
二回戦、準々決勝、準決勝:
シングルスのベストオブ7レッグズx2試合
シングルスで勝敗が引き分けの場合、ダブルスでベストオブ7レッグズ
決勝:
シングルスのベストオブ7レッグズx2試合
ダブルスのベストオブ7レッグズ
シングルスのベストオブ7レッグズx2試合(プレーヤー入替)
先に3勝した国の勝利
賞金:
優勝(一人あたり):30,000ポンド
準優勝(一人あたり):16,000ポンド
ベスト4(一人あたり):10,000ポンド
ベスト8(一人あたり):7,000ポンド
二回戦敗退(一人あたり):4,000ポンド
一回戦敗退(一人あたり):1,500ポンド
日本がフランクフルトで始まった2018年Betwayワールドカップオブダーツのオープニングの夜に第8シードのオーストリアを5-4で破りショーを独り占めした。
この32か国が集まるトーナメントはアイススポルトハレで始まり、木曜夜はオープニングの一回戦8試合が行われた。浅田斉吾と村松治樹組は素晴らしいアベレージ92.74を繰り出し、世界No.6のメンサー・スルホビックとパートナーのゾラン・レイクバッハ組を退けた。
ワールドカップにはデビュー戦の浅田が火を噴き4個の180得点などから2つの14ダーツ、1つの13ダーツなど3-1とリードした。
日本は4-2リードとなり勝利まであと1レッグと迫ると、スルホビックがオーストリアの反撃をリード、息の詰まる最終レッグへもつれ込んだ。
最終レッグでオーストリアはまず180得点でスタートすると浅田もすかさず180得点を返し、最後は10ダブルを決めて日本ダーツの歴史に残るであろう勝利を収め、二回戦のカナダとの戦いへ駒を進めた。
「日本で応援してくれている皆を幸せにできて嬉しい。」と村松。
「とても多くの日本のダーツプレーヤーが母国で見てくれているのでこの試合に勝てたのは本当に誇りだ。」
「オーストリアは凄くいいチームなので試合前はとても勝てる気がしなかった。でも僕等にも出来るところを証明できた。」
スコットランドは強いダーツを繰り出しUSAに5-1で勝利、昨年一回戦でシンガポールに敗退した悪夢を一掃した。
7度目のワールドカップ出場となるギャリー・アンダーソンとピーター・ライト組はアリー・バトラー、ダリン・ヤング組のUSAを素晴らしいディスプレーで退け、ベスト16でブラジルと対戦する。
この夜最高のアベレージ94.66を繰り出したものの、アンダーソンはこのペアならもっと出来たはずと言う。
「納得できるアベレージにはなったけどいいプレーとは言えなかった。でもこれで僕たちは強いチームに違いないことは判った。」とアンダーソン。
「USAは昨年のシンガポールより厳しいチームだった。彼等は長年ペアを組んで戦っており打ち破るにはいつも厳しい。」
「この場所はとても楽しいし僕たちの練習も凄く良くよく笑った。だからトーナメント後半にはこの調子をステージにも持ち込めることが出来ると思っている。」
昨年敗れて準優勝となったウェールズはタイの厳しい挑戦を克服し5-3で勝利、二回戦でスイスと対戦する。
ワールドカップデビューのジョニー・クレイトン、プレミアリーグのスター、ガーウィン・プライス組は3-3としそこから彼等一流のところを見せ108チェックアウトなどで2レッグを連取した。
「短いフォーマットでのダブルスはいつもとても難しい。僕等は二人とも祖国のために絶対にいいプレーをする決心だ。」
「今夜は二人とも調子はベストじゃなかった。でも今夜大事だったのは勝ち残ることでそれが出来て嬉しい。」
「去年マーク・ウェブスターと僕はいい仕事ができたので今年も僕等がベストプレーをすれば達成出来ない筈はないと信じている。」
オーストラリアは効率良いディスプレーで香港を5-1で下した。
サイモン・ウィットロックとカイル・アンダーソン組は3年連続で母国オーストラリアを代表しロイデン・ラム、ホー・イン・シェク組に対し強すぎるところを見せた。彼等は二回戦でスペインと対戦する
「僕等の進軍に今夜はいいスタートだった。でもまだほんの出だしだ。」とアンダーソン。
「もしいい所が全て出せれば今夜の出来よりずっといいプレーも出来るしトーナメントの最後までその出来栄えを見せたい。」
「スペインとの次の対戦は違うイレモノだ。クリスト・レイズとトニー・アルシナス組だから接戦になると思う。」
スペイン組はロシアとの接戦を生き残った。彼等はボリス・コルツォフ、アレキサンドロ・オレシュキン組に劣勢から反撃し最終レッグで勝利した。アルシナスが序盤の141チェックアウトに続き最終レッグを136チェックアウトで決めた。
その他、カナダのジョン・パート、ドーソン・マーシェル組がイタリアに強く5-1で勝利した。
ブラジルのペア、ディオゴ・ポルテラ、ブルーノ・ランゲル組がデンマークに5-1で勝利、2017年の成績に並びベスト16入りを果たした。
「ブルーノは長年の知り合いで彼は僕の親父とよくダーツをしてた。両方の両親をここに呼び寄せることが夢だった。」とポルテラ。「パーティが始まったので次も継続できることを願っている。」
「これで2年連続で一回戦を通過したしブラジルにもいいプレーヤーが居ることを見せたい。」
スイスのアレックス・フェール万、アンディ・ブレス組が中国に5-2で勝利、中国はこの大会史上2人目となる女性プレーヤー、モモ・ゾウが出場した。
一回戦は金曜に残る8試合が行われ、現チャンピオンのオランダがジブラルタルと、4度優勝のイングランドがチェコ共和国と対戦する。
Betwayワールドカップオブダーツはスカイスポーツ、PDCの国際放映網、pdctv-HDで全世界へライブ放映される。