ウィリアムヒルワールドチャンピオンシップ 2日目
世界ランク1位のMichael van Gerwenは、金曜日の夜にファーストラウンドでドイツのRene Eidamsにタイブレークに持ち込まれたが、その恐怖に打ち勝った。Kim HuybrechtsとBrendan Dolanは、ファーストラウンドで敗退となった。
トーナメントの本命であるvan Gerwenは、6連続レグ奪取で2セット差とし、セカンドラウンドへのクルージングであるかのように見えたが、予選ラウンドでThanawat Faweenuntawomgを破ったEidamsは全く別のことを考えていた。
テレビデビューの26歳は、122をブルアウトし、その後7レグ中、6レグを奪取するという素晴らしい展開で第5セットに突入した。
彼は2014のワールドチャンピオンを相手にタイブレークに持ち込んだ。しかし、オランダ人エースはその後2レグを取り、早々の敗退を回避した。
Van Gerwen:「彼はとてもよかった。でも、僕は自分を決してそのポジションに入れてはいけなかったんだ」
ウィリアムヒルでは、この試合、彼がタイにもつれて勝つ割合が 1/500となっていた。
「彼が最初の試合の後に緊張感がなくなったように、2セット目以降、彼の調子を戻らせてはいけなかったね」
「僕はいつでも勝つ自信がある。タイブレークの時もそうだったんだ。でも、これはとてもいいレッスンになったよ。これから残りのトーナメントを戦っていく上で、プレッシャーとどう付き合っていけばいいかのね」
「すでに、クリスマス後の準備もしているから、大丈夫だよ」
25歳のDavid Pallettが、2-1の劣勢をひっくり返して初めてファーストラウンドを突破したことで、世界ランク12位のHuybrechts は、ここまでのファーストラウンドで最も目立つ敗北者となった。
「自分が勝ったことが正直信じられないよ」 ラスト2レグを132、122と上がり勝利を手にし、セカンドラウンドでMensur SuljovicかJermaine Wattimena とあたることになるPallettは興奮気味で話した。
「Kimは素晴らしいプレイヤーなんだ。だから、タフな試合になることは分かっていた。今は天にも昇る気持ちだよ」
「彼をとらえたとき、僕はそのチャンスを生かせたんだ。今は本当に嬉しいし、失うものはないよ」
Kyle Andersonは途中5回の180を出すなどして、世界ランク18位のBrendan Dolanをストレートで下した。
2年前アレクサンドラパレスで9ダーツを達成したオーストラリア人は、9ダーツ後にダブルを残したオープニングレグで12ダーツであがり、自分の意志を示した。
1レグを落として勝った第2セットの前に、103、60とあがり3-2で第1セットをとった。そして、北アイルランドのDolanも126をブルアウトするなど、一縷の希望にかけるが、Andersonが121をあがり、ファンファーレとともにセカンドラウンドへの進出を決めた。
Anderson:「いいかんじでプレイできたことが自分にとって大きかったね」
彼はセカンドラウンドでVincent van der Voort かLaurence Ryderと対戦する。
「僕は家族のために1人でここに来ていて、それはとても意味のあることなんだ。今回セカンドラウンドに進んだけど、ここからさらによくなることを信じてるよ」
金曜の午後のセッションで、ランキング20位のJustin Pipeは、Christian Kistにストレートで負けて、2年連続でファーストラウンドで姿を消した。
オランダ人は第1セットの決定レグで、重要なブレイクで第1セットをとり、その後快適な勝利に向け6連続でレグを取るという爆発ぶりを見せた。
「素晴らしい勝利だったよ」元レイクサイドチャンピオンのKistはこう語った。彼は、ボクシングデイ(12/26)にDave Chisnallまたは、Rowby-John Rodriguezと戦うことになる。
「僕はJustinがどれほど素晴らしいプレイヤーか知っている、だからこそ信じられないんだ。彼は普段のようにプレイできなかったみたいだけど、僕は勝ててとてもハッピーだし、次の試合も楽しみだよ」
Mark Websterもストレートでファーストラウンドを突破した。彼は予選ラウンドでWiang Sunを破って勝ち上がってきたMick McGowanをすべてのセットの勝利を決めるレグで打ち破った。
2度のセミファイナリスト経験者は、第2セットで180を出し、69をあがる前に、第1セットに126を華麗にあがり、その後セットを勝利した。
それから彼は第3セットで勝利を決めるトップを一度はミスしたものの、その後あがり、勝利を手繰り寄せた。
Webster:「今日はあまり調子がよくなかったから、抜けられて嬉しいよ」 彼は12月28日にTerry JenkinsもしくはDarin Youngと戦う。
「調子はよくなかったけど、ワールドチャンピオンシップのファーストラウンドはいつだって怖いものなんだ。Mickはすごく良かったし、僕を追い詰めてきたから、本当に勝ててよかったよ」
「これから10日間の休みだからリフレッシュしてくるよ。そして、次のラウンドでは必ず今よりいいプレイをするよ。次に対戦する相手は、今の僕と同じだと思わないことだね」
彼の名をもらったDarren Webster後半から調子を上げ、John Hendersonを破った。彼はセカンドラウンドで世界1位のvan Gerwenと激突する。
2007のワールドチャンピオンシップクォーターファイナリストは、Hendersonに4レグで第1セットを取られたとき、追い詰められているように見えた。
Websterは第2セットで相手が最初の2レグで180をマークして来たにも関わらず2レグをリードする。スコットランド人は、相手が64を上がってこのセットを決める前に2レグをとったが、Websterが116、100をあがるなど、ラスト8レグ中7レグを取り、3-1で勝利した。
「2人ともすごくよかったんだ」 とノーフォークのエースは言う。「僕はこれがファーストラウンドの緊張感だと思うけど、クリスマスを楽しめそうでよかったよ。次のラウンドの準備も始めるよ」
「毎回ベストのゲームをしなきゃいけないのはわかってるんだ。でも、もしそれができたら、大きなチャンスとなるだろうね」
アレキサンドラパレスでの試合は土曜日も続く。土曜日もダブルセッションとなり、そこには16回世界チャンピオンになっているPhil Taylorと、元ファイナリストKevin PainterとSimon Whitlockも含まれる。
William Hill World Darts Championship Friday December 18
Afternoon Session
Qiang Sun 0-2 Mick McGowan (P)
John Henderson 1-3 Darren Webster
Justin Pipe 0-3 Christian Kist
Mark Webster 3-0 Mick McGowan
Evening Session
Thanawat Gaweenuntawong 0-2 Rene Eidams (P)
Brendan Dolan 0-3 Kyle Anderson
Kim Huybrechts 2-3 David Pallett
Michael van Gerwen 3-2 Rene Eidams
Preliminary Round - best of three sets
First Round - best of five sets
MATCH INFORMATION
AFTERNOON SESSION
Qiang Sun 0-2 Mick McGowan (P)
SET ONE: 0-3
Sunはオープニングレグで133をバーストしてしまい、McGowanに78を上がられてブレイクされてしまう。 アイルランド人は、その後16ダブル、8ダブルとあがり、このセットをものにする。
SET TWO: 3-1
McGowanはダブル8をあがり、4連続でレグをとる。しかしSunは雲が晴れたかのように48をあがり、ついにレグをとる。McGowanは、少し後退したが、Sunも24を2回バーストする前の141トライでダブルの12をミスし、イーブンにするチャンスを逃す。その後McGowanはファーストラウンドへ進出するために、80をトップ2本であがった。
Match Stats
Qiang Sun | Mick McGowan | |
12 | 100+ | 9 |
1 | 140+ | 3 |
0 | 170+ | 0 |
0 | 180 | 0 |
64.73 | Average | 74.19 |
48 | High Finish | 80 |
0 | Breaks of Throw | 3 |
1/9 - 11.11% | Checkout % | 6/16 - 37.5% |
0 | Final Score | 2 |
John Henderson 1-3 Darren Webster
SET ONE: 3-1
Hendersonは79アウトでWebsterをブレイクした。彼はWebsterが2のダブルで上がる前に更にリードを広げ、最後は55アウトで第1セットをとった。
SET TWO: 2-3
Websterはファーストレグをブレイクし、セカンドレグも180でスタートをきった。彼はHendersonに180で迫られたにも関わらず、レグを取り続けた。スコットランド人は、18ダブルと50アウトで並んだが、Websterは、64をあがり、このセットをものにした。
SET THREE: 0-3
Websterが116をあがる。そして、そのまま次のレグで100をあがりブレイクすると、最後はダブルの16でこのセットをストレートで勝った。
SET FOUR: 1-3
Websterがこの日2度目の180を打ち、ダブルの8でブレイクすると、続くセットも18ダブルをあがり、6連続でレグを取る。
Hendersonも80をあがり希望を繋ぐが、200ま年のクォーターファイナリストは、トップをあがり完璧な仕事をした。
Match Stats
John Henderson | Darren Webster | |
13 | 100+ | 27 |
12 | 140+ | 13 |
0 | 170+ | 0 |
2 | 180 | 3 |
81.06 | Average | 87.83 |
80 | High Finish | 116 |
2 | Breaks of Throw | 4 |
6/13 - 46% | Checkout % | 10/27 - 37% |
1 | Final Score | 3 |
Justin Pipe 0-3 Christian Kist
SET ONE: 2-3
Pipeは104をあがりファーストレグをとる。しかし、Kistがダブルの3をあがり追いつく。
次の2レグも互いに打ち合い、Kistは116を上がって2-2にするが、DutchmanはPipeをブレイクしてこのセットを競り勝った。
SET TWO: 0-3
Kistはオープニングレグで180をあがると、そのままの勢いで3レグ全て勝ち、このセットも勝利した。
SET THREE: 0-3
Kistの勢いは止まらない。ファーストレグを早々にブレイクすると、続くセカンドレグもダブル8、サードレグも76をあがり、7連続でレグをとり、この試合に勝利した。
Match Stats
Justin Pipe | Christian Kist | |
9 | 100+ | 20 |
4 | 140+ | 9 |
0 | 170+ | 0 |
0 | 180 | 1 |
75.55 | Average | 93.95 |
104 | High Finish | 116 |
0 | Breaks of Throw | 4 |
2/4 50% | Checkout % | 9/22 40.91% |
0 | Final Score | 3 |
Mark Webster 3-0 Mick McGowan
SET ONE: 3-2
McGowanはWebsterに早い段階でプレッシャーをかけ打ち合ったが、ウェールズのスターは、衝撃的な126アウトでこのセットを取った。
SET TWO: 3-2
McGowanは第2セットを13ダーツでスタートするが、Websterも12ダーツで打ち返す。その中には彼の最初の180どう81アウトも含まれた。ウェールズ人はまたも180でブレイクしたが、アイルランド人もこのセットを取ろうと打ちあう。Websterが180で69を残し、これをあがり、リードを広げた。
SET THREE: 3-2
Websterが72をあがると、McGowanが最初の180を出し、16ダブルをあがる。Websterは98アウトで素晴らしいダーツを続けるが、McGowanが再度力を見せつける。しかし、2度のセミファイナル経験者は、相手がトップをミスした後に、トップで上がって見せた。
Match Stats
Mark Webster | Sun/McGowan | |
18 | 100+ | 16 |
8 | 140+ | 8 |
0 | 170+ | 1 |
3 | 180+ | 1 |
89.58 | Average | 85.88 |
126 | High Finish | 56 |
2 | Breaks of Throw | 1 |
9/15 60% | Checkout % | 6/17 35.29% |
3 | Final Score | 0 |
EVENING SESSION Thanawat Gaweenuntawong 0-2 Rene Eidams (P)
SET ONE: 両者とも180を打つが、Eidamsが25をあがった。went ahead by taking out 25. その後少し精彩を欠いたダーツが続いたが、Gaweenuntawongはその後2レグをとり、リードする。しかし、彼の相手のドイツ人が打ち返す。16ダブルとトップをあがり、このセットを取る。
SET TWO: 両者とも40残りになったが、Eidamsが8ダブルをあがりブレイクする。それから彼らは最終レグで共にダブルをミスするが、最終的にEidamsがダブル1を刺し、試合を決めた。
Match Stats
Thanawat Gaweenuntawong | Rene Eidams | |
10 | 100+ | 13 |
4 | 140+ | 2 |
0 | 170+ | 0 |
1 | 180 | 1 |
63.64 | Average | 69.25 |
58 | High Finish | 40 |
2 | Breaks of Throw | 3 |
3/25 12% | Checkout % | 6/29 20.69% |
0 | Final Score | 2 |
EVENING SESSION Thanawat Gaweenuntawong 0-2 Rene Eidams (P)
SET ONE: 両者とも180を打つが、Eidamsが25をあがった。went ahead by taking out 25. その後少し精彩を欠いたダーツが続いたが、Gaweenuntawongはその後2レグをとり、リードする。しかし、彼の相手のドイツ人が打ち返す。16ダブルとトップをあがり、このセットを取る。
SET TWO: 両者とも40残りになったが、Eidamsが8ダブルをあがりブレイクする。それから彼らは最終レグで共にダブルをミスするが、最終的にEidamsがダブル1を刺し、試合を決めた。
Match Stats
Thanawat Gaweenuntawong | Rene Eidams | |
10 | 100+ | 13 |
4 | 140+ | 2 |
0 | 170+ | 0 |
1 | 180 | 1 |
63.64 | Average | 69.25 |
58 | High Finish | 40 |
2 | Breaks of Throw | 3 |
3/25 12% | Checkout % | 6/29 20.69% |
0 | Final Score | 2 |
Brendan Dolan 0-3 Kyle Anderson
SET ONE: 2-3
Andersonが嵐のようなスタートをきる。131、180、174とマークし16残りとすると、3本目で決める。Dolanも16ダブルをあがり並ぶが、再び180を打たれ、103をあがられオーストラリア人にリードを許す。元ワールドグランプリファイナリストのDolanはトップをあがり再度追いつく。しかし、Andersonが60を1→57→2とあがり、第1セットを取った。
SET TWO: 1-3
Dolanが66をあがる。最初の2レグは打ち合いになったが、Andersonのこの日3回目の180が彼のブレイクを助けた。4レグ目は互いに180を打ち合ったが、Andersonが3度目の1ダブルをあがり勝利した。
SET THREE: 2-3
DolanはAndersonがファーストレグでトップを上がる前にダブルをミスしてしまう。しかし、北アイルランド人は華麗に126をあがり返す。次の2レグは互いに取り合い、Andersonが5回目の180と121アウトでこの試合を決めた。
Match Stats
Brendan Dolan | Kyle Anderson | |
18 | 100+ | 14 |
7 | 140+ | 11 |
2 | 170+ | 1 |
1 | 180 | 5 |
87.19 | Average | 90.64 |
126 | High Finish | 121 |
0 | Breaks of Throw | 1 |
5/22 22.73% | Checkout % | 9/28 32.14% |
0 | Final Score | 3 |
Kim Huybrechts 2-3 David Pallett
SET ONE: 1-3
Pallettはオープニングレグで180を出し、64をあがる。Huybrechtsは72をあがり並ぶが、Pallettが次の2レグを勝ちこのセットを取る。
SET TWO: 3-1
Huybrechtsは32をあがり、ベルギー人の最初の180が彼がブレイクしてセットで並ぶのを助けた。
SET THREE: 3-2
Pallettは180をマークして、トップをあがりファーストレグを取る。Huybrechtsは106アウトで並ぶと、180と10ダブルアウトでブレイクする。Pallettが32をあがり並ぶが、大事な場面でミスをし、相手にトップをあがられ、このセットを落とす。
SET FOUR: 1-3
Huybrechtsがオープニングレグで泥臭く1ダブルをあがる。互いに180を打ちあうが、Pallettが42をあがると、25歳はそこから覚醒し、3レグ一気に奪い、このセットを取る。
SET FIVE: 0-3
Pallettはトップをあがると、衝撃的な132ブルアウトでブレイクする。彼は122をあがり、6連続レグを取りこの試合を勝利した。
Match Stats
Kim Huybrechts | David Pallett | |
28 | 100+ | 24 |
14 | 140+ | 15 |
1 | 170+ | 0 |
4 | 180 | 5 |
92.66 | Average | 91.43 |
106 | High Finish | 132 |
3 | Breaks of Throw | 4 |
8/25 32% | Checkout % | 12/32 37.5% |
2 | Final Score | 3 |
Michael van Gerwen v Rene Eidams
SET ONE: 3-0
van Gerwenはテキパキと最初の3レグをものにする。2レグ目に最初の180を出すと、3レグ目には116をあがってみせた。
SET TWO: 3-0
世界ナンバーワンは、Eidamsが180をマークしたにも関わらず、このセットも61、72、127とあがりストレートで勝利した。
SET THREE: 1-3
Eidamsが122をあがり、ブレイクした。オランダ人も取り返すが、Eidamsが16ダブルでブレイクすると、van Gerwenが2回目の180を出すも103をあがり、このセットをとった。
SET FOUR: 0-3
Eidamsの波状攻撃は続く。まずダブルの8とダブルの6をあがる。その後彼は161トライを失敗するものの、25をあがりこのセットもとった。
SET FIVE: 4-2
ともに180を出しあったがvan Gerwenが16ダブルをあがった。彼はその後5回目の180を出したが、Eidamsが88をあがるのを見ているしかなかった。オランダ人はレグをとり前進したものの、Eidamsがダブル4をあがり、タイブレークに持ち込む。タイブレークは先に2レグ先取した方の勝ちとなる。van Gerwenが強さを見せつけ、2レグを取った。この日7回目の180に加えて、最後は90をしっかりとあがった。
Match Stats
Michael van Gerwen | Rene Eidams | |
25 | 100+ | 27 |
10 | 140+ | 6 |
1 | 170+ | 1 |
7 | 180 | 2 |
99.03 | Average | 90.48 |
127 | High Finish | 122 |
5 | Breaks of Throw | 3 |
11/20 55% | Checkout % | 8/15 53.33% |
3 | Final Score | 2 |
■元記事
William Hill World Championship Day Two
http://www.pdc.tv/news/articl…